2023年4月17日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、2~3年前までは『深夜の馬鹿力』を終えて『らじおと』へと移行するものだと思っていたと告白していた。
伊集院光:ちょうどちょっと楽屋で話題になってて。俺、構成スタッフの二人に、「ちょっとこれを一緒に見て欲しいんだけど」って言って、相談っていうか、俺の迷いというか。
なんかこう、凄いシビアなこと言いますよ。凄いシビアなこと言いますけど、ある程度、1年前に僕はもう2年前、3年前で言うと、自分はこのまま深夜のラジオを終えていくんだろうなと思ってて。
朝のラジオの人になっていくんだろうなって思ってて。で、その朝のラジオで色んな自分のラジオや、話術の集大成みたいなものを完成させていくんだろうなっていう目論見があったんだけれども。どうやら、俺が完成させようとしているものは少し違っていたっていう結論が出るわけです、1年前ぐらいに。
で、その後じゃあどういう要素を取り入れていくべきなんだっていうのは、もちろん一緒に作る人たちとの関係性とかもそうだし、あとは「もっと面白いってどういうことだろう?」みたいなことも考えるわけです。
で、さらに今いろんな人のラジオに出してもらっています。サンドウィッチマンも先週出してもらって。で、それからあとYouTubeで有田哲平君ともやらせてもらったし、それから塙君のYouTubeも出してもらって。色んなところで、色んな違う環境でおしゃべりをしていく中で。
ごめん、YouTubeじゃない、ポッドキャストか。その辺がもうオジサン全然わかんないわ 。なんかピコピコのコンピューターのやつ、コンピューターのやつ(笑)
で、それこそ先週言ってた、『ハライチのターン』でなるほど、フリートークの感想をもらって、それが漠然とコーナー化していくみたいことやってないな、とか色んなこと考える中で。
さらにはFMの番組とかの、昔半分わかってますけど、半分冗談ですけど半分本気で、FMの毒にも薬にもならないトークっていう。
いつも僕が言う、何ですかね、「春ですね」なんつって。「春が終わるとすぐ夏が来てしまいますよね。で、暑い暑いと思ってるうちに秋。日本の四季折々っていうのは、何かこう心をざわめかせるものがありますね。それでは1曲聞いてください、ガンズアンドローゼズで…」今の流れで?それ、面白いやつじゃん(笑)
だけど、その普通のやつ、普通の毒にも薬にもならないトークみたいな言い方を僕はしてましたけど。それはそれで大切だな、みたいなことも分かるわけですよ。で、より分かるわけ。前も分かってたけど、そういう要素も要りますよって。朝の番組をめちゃめちゃ笑いの数を増やそうとすると、それはとても忙しくなるとか、そういうことも分かるようになってきたから。
今は色んなものを聞きながら、むしろ「あんまり面白くない時間も要る」みたいこととかを、もう1回。3週目ぐらいだけど、もう1回自分の中に入れていく時期になってるわけです。