2022年10月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、映画『さかなのこ』でさかなクン役ののんに影響を与えるのが実在するさかなクンという訳の分からない展開に困惑してしまったと語っていた。
伊集院光：『さかなのこ』、一貫して青年時代から今のさかなクンになるまでの話なんだけど。で、そのさかなクン役が能年玲奈ちゃんっていうか、のんっていう(笑)かなり野心的な。
かなり野心的…もう、かなり香ばしい匂いはもう最初からしちゃってんだけど。なんか自分がこうそういう見方をしないぞっていうような、逆バイアスみたいのをかけて見に行っちゃったせいもあるのかもしれないんだけど。
「みんな見なよ」っていうことはない(笑)「みんな見た方がいいよ」っていうことはないけど、えらい不思議な。もうあのね、なんて言ったらいいのかなぁ…
一番俺が「すげぇな」と思ったのが、少年時代のさかなクンが、まぁ元々魚好きなんだ けど…のんがやってるさかなクンが、「こういう人になりたい」って思う、魚に詳しい人に、ばったり会うのよ、子供の頃。
それがさかなクンなの(笑)えーっと…「あんた何言ってんの？」って思うよ、俺も思ったよ、スクリーンの中に対して。要するに、さかなクンが出てるって話が聞いてたんだけど、さかなクンはもうあのまんまのハコフグかぶって、いっぱいさかなクンの得意な絵を描いた、魚のいっぱい描いてある服を着て。
もう会った途端に「ギョギョギョ」って言うさかなクンなの。で、そのさかなクンと会ったことなんかも影響して、さかなクンになっていくのよ(笑)
何言ってるかわかんないでしょ？(笑)俺、何言ってるかわかんないけども、なんだかよく分かんない。だけど、なんか捨て置けない感じがずっとしてんの。
「だから何ですか？映画ですけど」っていう感じとか、不思議な、不思議な感じが凄いしてて。で、「自分がお金出して、時間使って見に行ったのは損でしたか？」って言ったら損ではない。
なんかさかなクンも知ってるし、日本を知っちゃってるから。あれが多分、全然知らない「チェコスロバキアの映画ですけど」って言われたら見て、みんなに勧めてるかもしれない。
