千原ジュニア、藤子不二雄A自身から聞いたトキワ荘でのエピソードを語る「何度か飲みに連れていっていただき…」

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2022年5月26日放送のテレビ朝日系の番組『2分59秒』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、藤子不二雄A自身から聞いたトキワ荘でのエピソードについて語っていた。

千原ジュニア:皆さん大好き、日本を代表するレジェンド、藤子不二雄A先生でございます。残念ながら、先月お亡くなりになられましたが、本当にあれだけの大御所レジェンドでありながら、気さくで優しくて、何より非常に面白い人で。

何度か飲みに連れていっていただきました。その時に、色んなお話を聞かせていただいたんで、そのエピソードをいくつか紹介させていただきたいと思います。

藤子不二雄A先生がトキワ荘で漫画の神様、手塚治虫先生に初めてカツ丼を奢っていただいた、という日があるらしいんです。

カツ丼を目の前に、神様から出していただいた。でも、これ藤子不二雄A先生お寺の住職の息子さんで、お肉が一切食べれない。神様から出されたカツ丼、さぁこれどうしようっていうことで、後ろ窓が開いてたらしく、手塚先生が横向いた隙にカツを捨ててたら、下から「ギャー!」と悲鳴が聞こえて、パッと覗いたら、下を歩いてた御婦人の頭にカツが乗っかってたという。

そんなトキワ荘を電信柱の陰から毎日のようにある一人の青年が睨みつけてる、と。また今日もあの子が立ってる、「あれ誰か聞いてこい」と言われて行ったら、「君たちはこのトキワ荘というところで、子供たちに向けて漫画を描いてるらしいが、僕はいつか大人に向けて漫画を描く」と言ったっていうんですね。

当時、漫画っていうのは100%子供のために描く、それが漫画なんですけど、「いつか大人のために」と、なんておかしなことを言ってるんだって言ってた、その青年が後に描いた作品が『ゴルゴ13』、そう。さいとうたかを先生だった、とか。

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