2021年11月16日放送の日本テレビ系の番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、NHKスペシャル『月経 苦しみとタブーの真実』で月経に振り回される女性の大変さを知って「心を入れ替えた」と語っていた。
千原ジュニア:NHKスペシャルこれ、絶対見て欲しいねん。
ケンドーコバヤシ:何をですか?NHKスペシャルの。
千原ジュニア:NHKスペシャル『月経』、生理。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:もうホンマに、全男、正座して見た方がエエ。
ケンドーコバヤシ:たしかに、何も分かってないですね。
千原ジュニア:何も知らんやろ。1週間ぐらいあって、なんか間、途中凄いしんどいんやろ、とか。それで機嫌悪くなるんやろ、とかぐらいの知識やん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:もうね、本当に申し訳なかったっていう。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:だから、俺ゲストで呼んでもらって、YOUさんと。
ケンドーコバヤシ:うん。
月経回数が爆発的に増えた現代女性
千原ジュニア:元々は月経、人生で50回やってんって。
ケンドーコバヤシ:ん?元々?
千原ジュニア:元々、人生でくる月経の回数は、50回やってん。
ケンドーコバヤシ:え?だって、「月のもの」っていうからには、4年ぐらいってことですか?
千原ジュニア:だから、栄養がそんな行き届いてないから、始まるのも遅くて、ほんで始まったらすぐに出産・妊娠があるから、ほんでまた妊娠・出産っていうのを、3人、4人、5人ぐらい昔は繰り返して、ほんで戻ったら、もう40ぐらいで閉経するから。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:本来、50回ぐらいやってんって。
ケンドーコバヤシ:ほう。
千原ジュニア: それが今現代、栄養が行き届いて、生理が始まるの早い、みたいなことで、ずっと毎月、毎月、生理がある。で、大体平均32~3歳で1人子供を生まれるかどうかぐらいで、産みはって、そっからまた閉経まで…閉経も伸びてるから。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:450回くらいやって。
ケンドーコバヤシ:めちゃくちゃ増えてるんですね。
千原ジュニア:めちゃくちゃ増えてて、異常事態やねんって。
ケンドーコバヤシ:それ、昔ってどれぐらいのもんなんですか?
千原ジュニア:いや、ホンマにもう大分昔やと思う。
ケンドーコバヤシ:ああ。江戸とかよりももっと前?
千原ジュニア:江戸とかよりもっと前。で、むちゃくちゃしんどいねんって。
女性間でも個人差が激しい月経
ケンドーコバヤシ:また、個人差あると思いますけどね。
千原ジュニア:で、またこれ個人差あるから、女性の中でも違うねんって。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:めちゃくちゃしんどい人と、そうでもない、軽い人もいんねんって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、軽い人がたとえば上司やったりしたら、「そんな生理で会社休む?」「電車で倒れた?ホンマか?」みたいなことが、女性内の中でもあったりすんねんって。
ケンドーコバヤシ:我々の知らないところで?
千原ジュニア:そう。
月経周期に振り回される女性
千原ジュニア:で、その生理の期間中だけしんどいんやなくて、それが来るって1週間前から、もうコンディションおかしいねんって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、生理が来た時はもちろんのこと、それ終わってもまたしんどいねんって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:だから、トータルベストコンディション、女性って1ヶ月で1週間ぐらいやねんって。
ケンドーコバヤシ:え?
千原ジュニア:ちゃんとしたコンディションが。でもさ、女芸人っていつも明るくて元気で楽しいやん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:頑張ってんねんって、みんな。
ケンドーコバヤシ:ほう。
千原ジュニア:だから男は、女性に会った時は、全員が生理中やと思った方がエエんちゃうかっていう。
ケンドーコバヤシ:いやぁ、それは…
千原ジュニア:めちゃくちゃしんどいねんって。
ケンドーコバヤシ:むしろ、こっちの方が体調悪そうにしてること多いですよ。
千原ジュニア:いや、だから逆に、男で「今日、機嫌悪いなぁ」言うてる奴、死んだ方がエエわ。
ケンドーコバヤシ:まぁね。
「月経」教育をされてこなかった男性
千原ジュニア:ほんま、教育で俺ら学んでないやん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「男、みんな校庭行って遊んできなさい。女子、集まって」っていうのが。
ケンドーコバヤシ:あれが悪いんですよ。
千原ジュニア:逆やと、男の子集めて、「女性にはこういうことがあって、ホンマに大変でしんどいから、本当に女性には優しくしましょう、重たいもん持ってあげましょう。女性のことを気遣っていきましょう、それが男なんだよ」っていう教育を、男にするべきやねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんで、凄い隠すやん。タブーやん。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:生理って話をしたらアカン、みたいな。それが平安時代やねんって。
ケンドーコバヤシ:へぇ。
千原ジュニア:古事記には、「月経で」とかって出てんねん。これ、平安時代に女を政治から離すためにどうしようってことで、「生理中は穢れてる」って言って、隔離したんやって。
ケンドーコバヤシ:穢れ?
千原ジュニア:うん。それの名残で、なんかタブーでコンビニで生理用品買ったら、茶封筒に入れる、みたいなことになったんやって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:だからあんなんさ、もう地球のため、人類のために迎えてもらってるわけやから。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:あんな隅っこの方おかんとかさ、ドーンと置いたらエエやん。肌おもいなんて、人おもい、地球おもいやで。
ケンドーコバヤシ:そうですよ(笑)肉まんと場所代えたらいい。
千原ジュニア:ホンマ、ホンマそう。おでん?どけどけって。
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)ですね。
千原ジュニア:で、それを手にとることが何も恥ずかしくないっていう。
「月経」への配慮が足りない
千原ジュニア:俺ら普通に会議で2~3時間普通にやるやん。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:たまらんねんって、女性にしたら。
ケンドーコバヤシ:うわぁ…
千原ジュニア:「1時間おきに休憩とってよ」と。そんなん言われへん、と。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:だから、映画見ててさ、たとえば映画始まって40分ぐらいでトイレに行く女性の背中を見ながらね、正直俺ね、「2時間の映画やねんから、ションベンしとけや」って思ってたこと、本当に申し訳ございませんでした。
ケンドーコバヤシ:いや、そうですよ。
千原ジュニア:汚したくない、汚れるってことなんやって。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:で、むちゃくちゃしんどいねんって。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:だから、3時間特番、4時間特番って地獄なんやて。眠たくもなるし、過食にもなるし、もうおっかしいねんって。それでもいつ会っても女性タレント、元気にやってるやん。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:凄いで。
ケンドーコバヤシ:いや、ホンマに凄いですね。
千原ジュニア:だってTHE W、ホンマはこのネタやりたかった。でも、それは全身真っ白の衣装じゃなきゃできない。で、「あ、この日に当たってしまった…ごめん、相方、コント変えて」みたいなこともあると思うねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ロケとかでも。いや、ホンマに見て。これこそね、月に1回ぐらいNHKさんが再放送しはった方がエエと思うわ。
ケンドーコバヤシ:もう何回でも?
千原ジュニア:何回でも。で、男は隅々まであれ見た方がエエわ。俺、もうホンマに心入れ替えてん。