2021年7月7日放送のニッポン放送系のラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火 25:00-27:00)にて、シンガーソングライターの星野源が、『あちこちオードリー』で、ゲストの「ガードを解く」春日の役割の大きさについて語っていた。
星野源:一個思ったのは、僕はもちろん春日さんも好きなんですけど。春日さんって、なんて言うんだろう…やっぱり、イジられるじゃない?大きなゲストが来るほど喋らない、とか。
で、やっぱり凄い思ったんだけど、俺、パッと見っていうか、ずっと色んな番組出ている中で、その春日さんが振られて、たとえば面白い、もしくはたとえばちょっと不思議な空気になる。で、それを助ける若林さんみたいな(笑)で、爆笑をするみたいなのはいっぱい見たことあったけど。
『あちこちオードリー』では、春日さんが拾う側なんだなって思ったんですよね。だから、若林さんと僕が、ずっとなんだろう、こうガッと組んで、プロレスっていうか格闘技みたいな感じで組んで、ずっとワーッてやってるのを、何かこぼれた球だったり、言葉を拾って、それを印象深くしたりとか、一言、春日さんが言って。
で、あと笑顔でいるとか(笑)結構、番組のカラー的にも、苦しかった時期の話とかをする時も、なんかそこを重すぎないようにしてくれたりとか。で、そういう時に若林さんがまた振ったりとか。
だからよくね、結構、「全然喋ってなかったじゃないか」って、若林さんは言ってもちろんいいんだけど、それはボケっていうかネタだから。だからやっぱり、あれは3人で作ってたんだなって、凄い思いましたね。
あの空気というか、僕がなんか色んなガードを外せて話せたのは、春日さんが笑顔でいたからで(笑)春日さんが、僕が何かたとえば1個ワードを言った時に、それを強調してくれる春日さんがいるからこそ、あんまりそこで「ハッキリ喋んなきゃ」って、テレビ用に色んなワードを咀嚼して。僕はどうしても、喋りの人間じゃないから、1個の説明が少し長いんですよ。
だから、それをテレビに出る時に、短くした方がいいんだろうなって思うから、テロップに出しやすいとか、そういうふうに考えなきゃいけないとかと思うと、「わぁ、大変だわ」ってなるんだけど、そういう心配を特にせず。なんか「自分の好きなように喋っていいんだろうな、ここは」っていう場所だったので、物凄くリラックスできて。
だから、そこを何というか、みんなで作っているというか。前も言いましたけど、凄い広いセットの中に、凄い狭いセットを端っこの方に組んでやってるっていうのも、やっぱりその人の温度感みたいのが伝わるっていうか。
そこで、普段のテレビで、大きいスタジオで大きい声で聞かれる質問ではない答えだったり、テンションになれる、ゲストの人がっていうのは思いましたね。