爆笑問題・太田、チャップリン映画『街の灯』の「映画史に残る」ラストの素晴らしさを熱弁「手の感触で…」

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2020年7月25日配信開始となったYouTube動画『太田上田』#235にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、チャップリン映画『街の灯』の「映画史に残る」ラストの素晴らしさを熱弁していた。

上田晋也:『街の灯』とかすげぇ好き。

太田光:いいよね。どこが好きですか?

上田晋也:いや、事細かには覚えてないけど(笑)

太田光:ああ、そう。

上田晋也:最後のさ、花をあげて…っていうんだよね。目の不自由な子に。でも、正体明かさない、みたいなエンディングで。

太田光:全然違いますけど(笑)

上田晋也:はっはっはっ(笑)

太田光:台無しだよ(笑)全然違うからね。

上田晋也:目、見えるようになるんだ。

太田光:そうです、そうです。

上田晋也:で、恥ずかしくなって…

太田光:違います(笑)

上田晋也:じゃなかったっけ(笑)俺、もう一回見るわ(笑)

太田光:はっはっはっ(笑)重要なシーンですよ、映画史に残る。

上田晋也:なんだっけ?「アンタだっけ」ぐらいの?

太田光:「アンタだっけ」じゃない、「あなたでしたの」です(笑)

上田晋也:ふふ(笑)トーンとしては、「お前かい」みたいな感じじゃなかったっけ?(笑)

太田光:違います(笑)盲目の花売り少女が、街で花を売ってるわけですよ。そこへチャーリーが通りかかる。

上田晋也:うん。

太田光:花を買いたいんだけど、お金がない。そうすると、チャップリンの後ろに金持ちがいて、それが買ったりするわけですよ。で、金持ちと仲良くなって、金持ちに買わせて、チャップリンが手をつないで。

上田晋也:うん。

太田光:要するに盲目の少女としては、「この人は凄いお金持ちのスマートな、ハンサムな紳士だ」って、目が見えないから。

上田晋也:イメージだね。

太田光:で、彼女は目の手術すれば目が見えるようになるっていう話を聞いて、彼女のためにボクシングの八百長試合に出て、その八百長がバレて、で、刑務所に入れられるんだけど。

上田晋也:うん。

太田光:その直前に、お金だけ渡して、刑務所入るんですよ。

上田晋也:うん、うん。

太田光:で、しばらくして出てきて、またフラフラ歩いてると、そこに立派な花屋があるんです。

上田晋也:ああ。

太田光:盲目だったはずの少女が、目が見えるようになってて。そのみすぼらしい放浪者のチャップリンが、子供にイジメられてるのを見て、ゲラゲラ笑ってる。ここなんですよ、チャプリンの凄さって。

上田晋也:うん。

太田光:チャップリンは「あ…見えてるんだ」って思って。ここが凄いのは、少女がレジからお金出して、「これ」って恵もうとするんですよ。

上田晋也:うん。

太田光:「いいからとりなさい」って。で、とった瞬間に、手の感触が「あの紳士だ」って分かるわけですよ。

上田晋也:うん。

太田光:それでチャップリンは、お金のことはどうでもよくて、ずーっと少女の目を見て、ニッコリ笑って、「ああ、見えるようになってるんだ」って。

上田晋也:うん。

太田光:そうすると少女は「はっ…」として、この人だと思うんだけど、自分が描いてたスマートな、ハンサムな紳士じゃなくて、なんてみすぼらしいこの放浪者チャップリン。

上田晋也:うん。

太田光:で、チャップリンが「見えてるんだね」って。少女は「あなたでしたの」って言う。この時の少女のなんとも言えない、会えて嬉しいんだけど、ガッカリした表情も交じる。

上田晋也:うん。

太田光:その顔のアップで終わるんですよ。

上田晋也:俺、その映画見てみるわ。

太田光:はっはっはっ(笑)

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