2019年7月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜日9:00-13:00)にて、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、山里亮太・ピース・ノンスタらが活躍しているのは、同期の「キングコング」存在していたからであると指摘していた。
梶原雄太:NHK上方漫才コンテスト最優秀賞をとれたんですけど。
塙宣之:うん。
梶原雄太:ただ、その時にまぁ、周りの同期たちが…
塙宣之:持ち上げられて?
梶原雄太:いや、逆ですね。
塙宣之:あ、逆?
梶原雄太:嫌われの方ですね、嫉妬ですね。
土屋伸之:うわぁ、そうか。
梶原雄太:これ、でもね、後から聞いたんですけど、「それはしゃあないわ」って話なんですけど。
土屋伸之:うん。
梶原雄太:僕ら、当時、知らんかったんですよ。NSCの講師の先生方が、「お前らも頑張れ」って意味を込めて、NHKのコンテストの決勝の日、生放送だったんですけど、その同期何百人を全員集めて、「お前ら見ろ」って。
塙宣之:地獄だよ。
梶原雄太:しかも、テレビ14インチぐらいのテレビやったらしいんですよ。
土屋伸之:ふふ(笑)その人数集めておいて?(笑)
塙宣之:テレビデオぐらいのサイズで。
梶原雄太:テレビデオぐらいのサイズで何百人で「見ろ」っつって。
塙宣之:地獄だよ、それは。悔しいのと。
梶原雄太:後々ね、これも聞いたんですけど、凄い空気で。ピリッて「なんで行かなアカンねん、こんなん」って言うて。でも、呼ばれてるから無理やり呼ばれてるから行かざるを得ない。
土屋伸之:うん。
梶原雄太:そんな中、唯一、一人だけ笑ってた人間がいるんです。
土屋伸之:え?
梶原雄太:それがダイアンの津田らしいんです。
土屋伸之:はっはっはっ(笑)
塙宣之:はっはっはっ(笑)
土屋伸之:そうか、ダイアン津田さんだけ、笑ってて(笑)あとはみんな笑えないでしょ、それは。
塙宣之:凄いな。
梶原雄太:絶対に笑えないし、無茶苦茶悔しいし。そこで、それこそお幸せになった南海キャンディーズの山ちゃん。
塙宣之:山ちゃんもいた。
梶原雄太:もう、そこに同期なんでいて、恐らくなんですけど、そこからなんですよね、嫉妬のモンスターが生まれたのは。
土屋伸之:はっはっはっ(笑)
塙宣之:怒りとか、嫉妬とか、そういうものを変えますからね。
梶原雄太:そこで、卵から生まれたんですよ。
土屋伸之:でも、そう考えると凄い。それを見た同期のあんだけのメンバーが活躍してるってことを考えたら、それがよかったんじゃない?
塙宣之:そういうことですよ。誰かが嫌われ役にならないと。
土屋伸之:キングコングが生んだモンスターたちが。
塙宣之:そう。周りが行かなかった。俺らもそうかもしれないから。
土屋伸之:見させられたわけじゃないけど。
梶原雄太:影響ないでしょ?
塙宣之:あるある。浅草漫才協会に2002年に入ったときに、キングコングの路線で行きたかったのに、なんでだよってことで。
土屋伸之:これ、本当だからね(笑)
塙宣之:そのエネルギーが焚き木になって、師匠たちを物凄くイジるようになったわけです。
梶原雄太:マジですか。
塙宣之:今でもそうですからね。
梶原雄太:絶対ウソやん。全然動けへんやん、漫才中。
土屋伸之:はっはっはっ(笑)
梶原雄太:俺、めっちゃ動くよ、未だに。変な顔とかするし。
塙宣之:ふふ(笑)
梶原雄太:…本当に多いんですよね、ウチの同期ね。
土屋伸之:凄いですよね。みんな色々ありましたし。山ちゃんも女優さんと結婚するなんてって思うし。
梶原雄太:そうですし。
土屋伸之:ピース綾部さんだってね。
梶原雄太:芥川賞作家もいるし。綾部は今、ニューヨークで頑張ってたりするし。ウーマンラッシュアワーも同期ですし。
土屋伸之:そうか(笑)
梶原雄太:色んな角度からいるんですよ。たとえば、なかやまきんに君もそうでしょ。
土屋伸之:ああ、なるほど(笑)
塙宣之:なかやまきんに君も同期ですか?
梶原雄太:中山功太も。
塙宣之:R-1チャンピオンで。
梶原雄太:あとNON STYLE。凄いんですよ。
塙宣之:なんだろうな、その同期のはじめの導火線になったのがキングコングであることは間違いない。そこがあったからだよ。
梶原雄太:いやいや、そんなことない。
塙宣之:だから、ゆりあんの世代が強いでしょ。あれは、ゆりあんの世代がみんなあそこから爆発してるからね。
土屋伸之:霜降り明星とかね。
梶原雄太:そうか、それはあるかもしれない。