2020年2月18日放送の日本テレビ系の番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・バカリズムがゲスト出演し、『にけつッ!!』マニアとして一番好きな回について語っていた。
バカリズム:僕、一番好きな回があって。それは、#13ぐらいだと思うんですけど。
にけつッ!! #13 – Hulu
「ジュニアが遅刻!? の話、がさつなグー派ケンコバの話、神経質なチョキ派ジュニアの話、周りを見ていないグー派の話…」
千原ジュニア:凄いね、それ(笑)
バカリズム:最近見たんです。「やっぱこの回面白いな」っていうのが、その日は、たまたま番組収録の開始時間が大幅に遅れたんですね。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、それは、この∞ホールの開く時間が遅れたからなんです。
ケンドーコバヤシ:ああ、そんなんあったなぁ。
バカリズム:なんですけど、なぜかスタッフさんは間違ってケンコバさんに「ジュニアさんが遅れてる」って伝えちゃったんです。
ケンドーコバヤシ:あった!
バカリズム:ジュニアさん、本当は遅れてないんですよ。
千原ジュニア:これね、吉本がようやるやつやねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
バカリズム:ああ、そうなんですね。「なんでこんなことになってるんだろうな?」って思って。
ケンドーコバヤシ:うん、そうそう。そんなことあった。「俺、どうしよう」みたいな回があった、たしか。
バカリズム:話を真に受けて、登場してそのことをすぐジュニアさんに問い詰めるんです。
ケンドーコバヤシ:うん。
バカリズム:そしたら、ジュニアさんは「俺は時間通りにきたよ」でいいじゃないですか。
ケンドーコバヤシ:うん。
バカリズム:「連絡行き違いじゃないか?」って。そんなんじゃないです。いきなりジュニアさん、「自分、マジか!」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
バカリズム:ブチギレ出すんです。
ケンドーコバヤシ:あった、俺、怒られたことあった。
バカリズム:お互い、勘違いで済む話なのに、そこからケンコバさんがガサツだって話をウワーッて。
千原ジュニア:ふふ(笑)
バカリズム:「お前はグーや」って言うんですよ。
ケンドーコバヤシ:うわ、そんなん、言うてる時期あったわ。
バカリズム:これは、ジュニアさんの理論で、「人間はグーとチョキに分かれる」と。
千原ジュニア:うん。
バカリズム:「グーはガサツな人、チョキは繊細な人。俺はチョキや、お前はグーや」って、訳分かんない理論をずーっと。
ケンドーコバヤシ:あった、あった(笑)
バカリズム:で、ケンコバさんも折れればいいんですよ。「スタッフの間違いでしょうね」って言えばいいけど、ケンコバさんもケンコバさんで、これからのし上がっていかなきゃいけない時期だから。
ケンドーコバヤシ:その前段やめてくれ(笑)
バカリズム:ふふ(笑)マウントとらせないんですよ。「俺は、そう聞いたから」って。
千原ジュニア:うん、うん。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)いやぁ(笑)
バカリズム:一点張りで。挙げ句、ケンコバさんが逆ギレするんですよ。
ケンドーコバヤシ:ええ?!
バカリズム:「お前は神経質や!」って。
ケンドーコバヤシ:すんません(笑)
千原ジュニア:こちらこそ(笑)
バカリズム:神回。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)プロレスファンと一緒やね。プロレスも上手くいかなかった回、語り継ぐから(笑)
バカリズム:ふふ(笑)今のお笑い界が忘れかけてるものを思い出させてくれる、みたいな。
ケンドーコバヤシ:ギラギラしてるというか。
バカリズム:はい。
ケンドーコバヤシ:「全員、敵や!」みたいな。
バカリズム:そう、そう。
ケンドーコバヤシ:あの感覚?若手の時の。まだ若かった?俺ら。
バカリズム:いや、凄いです。
千原ジュニア:関係性として、コバも東京出てきたばっかりで、ガッツリ…
ケンドーコバヤシ:まだ大阪でしたよ。大阪住まい。
バカリズム:まだそうなんですね。
千原ジュニア:ガッツリ、今みたいに対対の関係じゃないから。完全なる先輩と後輩っていう関係やったから。
バカリズム:ええ、ええ。ちょっとジュニアさんが高圧的ですよね。
千原ジュニア:ふふ(笑)
バカリズム:当時は、視聴者も僕も思ってないんですよ。だから、今のお二人を知ってるから、そのギャップを感じるんですよね。