2025年7月22日放送の中京テレビの番組『太田上田』にて、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也が、長嶋茂雄の「喪失感」が同年代でひときわ大きい理由について語っていた。
太田光:V9の頃って、王・長嶋がいて。プロ野球中継が王様だった中で、長嶋さんはさ、ずっと日本人に向いてパフォーマンスしてくれてたから。
上田晋也:うん。
太田光:大谷さんも凄いんだけど、大谷さんってやっぱりさ、日本人のことも見てくれるけど、世界に視線が向いてるじゃない。
上田晋也:まぁね。
太田光:それよりも、長島さんの、こっち側に向けて「よし一緒にやろうよ、日本人」みたいな雰囲気が、どんだけあの頃の我々を助けてくれたかっていうのを、ずっと考えてて。
上田晋也:いやだからさ、要するにさ、長嶋さんがいらした時の、娯楽の王様がプロ野球なわけですよ。
太田光:そうです。
上田晋也:その王様なわけですよ。
太田光:そうなんです。
上田晋也:長嶋さんって。例えば、銀幕が娯楽の王様だった時の王様が例えば石原裕次郎だったりさ、歌が王様の時の…女王様が美空ひばりさんだったりするわけでしょ。
太田光:まさにそうなんだよ。
上田晋也:で、バラエティが王様の時の王様が、たけしさんだったり、さんまさんだったりするわけじゃない。
太田光:うん。
上田晋也:でも今、ほらもう娯楽が多様化してるから。娯楽の王様みたいなのがないわけじゃない。
太田光:うん。
上田晋也:だから、なかなかやっぱこの辺の存在はもう超えられないんだよね。
太田光:まさに今、言ったテレビの王様の中のキングが、長嶋さんだったから。ミスタープロ野球とか、ミスタージャイアンツって言うけど、ミスターテレビでもあんだよね、長嶋さんって。
上田晋也:俺はだから、ミスターエンターテイメントだと思うんだよね、長嶋さんはね。
太田光:うん。だからそれがね、デカいんだよ喪失感として。
上田晋也:デカい。

