2025年3月19日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、『侍タイムスリッパー』『カメラを止めるな』などを続々と発掘している池袋シネマ・ロサに驚いたと語っていた。
佐久間宣行：日本アカデミー賞、発表されまして最優秀作品が『侍タイムスリッパー』で、制作費2600万円のうち、ほとんどが監督の自腹なんでしょ？
で、独立系インディー作品ということで、老舗ミニシアターの池袋シネマ・ロサね。大好きな映画館ですよ。ここで写真を撮ったこともあります、雑誌の。ひっそりと公開されたんですけどね。
『カメラを止めるな』もここなの。『ベイビーわるきゅーれ』もここなのよ。で、『カメラを止めるな』も『ベイビーワルキューレ』も全部俺、ここで見た。その時の熱気…まぁ、『カメラを止めるな』は試写の段階で結構もう話題になってたから。
でも、『侍タイムスリッパー』は俺、全然仕事で間に合わなくて。ロサで見たいなぁと思ってたけど、見れなくて、「うわぁ、どっかで見れるかな」と思ってたら急に拡大公開し始めて、それで見れたんだけど。
シネマ・ロサって凄いよね。多分、館長の方が見る目があるっていうか、そうなんだと思う。東京に、そういうのがあって、昔はたくさんあったんだけど。今は映画だと多分シネマ・ロサで、演劇だと三鷹にある星のホールってのがあって。
そこが普通だったらかけないような規模の劇団とか、これからの劇団とかを2週間ぶっ続けでやってくれたりするのが星のホールで。それは森本さんって有名な方がいらっしゃって、その人は目利きなんだけど。
シネマ・ロサは多分、ちょっとお名前存じ上げないけど多分、いらっしゃるんでしょうね、その目利きの方みたいな。
で、その人が選んだ『侍タイムスリッパー』が日本アカデミー賞をとるってことはさ、『侍タイムスリッパー』自体ももちろん素晴らしいけど、なんか日本アカデミー賞がこういう作品を選べる賞だっていう、カッコイイ賞になってきてるっていうのがあるよね。
ただ単に素晴らしい映画だったっていうのもありますけどね。
