2025年3月7日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、霜降り明星・粗品に「お笑い賞レース全部」の審査員をやって欲しいと思った理由について語っていた。
リスナーメール：先日、第14回ytv漫才新人賞決定戦の放送があったんですが、その審査員の1人に、霜降り明星の粗品さんが入りました。
東野幸治：知ってますよ。俺、あんまり見ぃひんけど粗品のYouTubeでちょっと見ましたもん、その終わった後のコメントみたいな。
リスナーメール：ご本人も漫才の審査員、初めて。かなり注目していたんですが むちゃくちゃ的確だと感じました。
点数は軒並み低くつけていて、ハイヒール・リンゴさんやお～い久馬さんたちが90点台をつける恒例の高得点に対して、「そんな忖度いらんねん」と言わんばかりに、大体80点前後、高くても86点と厳しいものでした。
物凄くロジカルに、そのコンビとそのネタの何が悪かったかをとても辛辣に解説しておられましたが、いくつ目のボケがどうだったのをこうすればよかったなど、きちんと聞いて細かくチェックした上で、改善案なども出しておられて、むちゃくちゃ細かく観察されてる視点にびっくり。
ですが、その上でコンビへの配慮、気遣いのある言葉選びをされていて、傷つけるつもりがないこと、キツイことを言って話題にしようという気持ちが一切ないことがはっきりと分かる喋りもお見事でした。
ご本人も自身のYouTubeでも、審査員の高齢化、今の若手のネタを理解してるかどうかなど言及しておられたんですが、本番でもきっちりハイヒール・リンゴさんとバチバチにやり合っていて、ちゃんとハラハラさせてもらいました。漫才は面白いと感じて笑えるかどうかが全てだとは個人的な視聴者、観客目線では思いますが、それでも粗品さんの漫才を分解、理解、解説、審査されるのがとても良かったです。
個人的には令和ロマンのくるまさんの審査も見てみたいなと思いました。
東野幸治：俺、番組は見てないんですけれども、そのなんか切り抜きみたいなんで、粗品君が言うてるやつを見てて。で、「うわ、すげぇなぁ」と思ってて。
で、その後なんか粗品君のYouTubeで、終わった後のやつのちょっと最初の方をババッて、あんま人のYouTube見ないんですけど、そこだけ見ててね。なんか理由みたいなんが、「なるほど」と思いました。「新しい」と思って。「あ、それか」と思って。
低い理由は、漫才の審査員を点で捉えず、線として捉えてるっていうのが凄いわかって。要は、仮にM-1も審査員すると…まだ決まってないよ。で、キングオブコントとか、THE Wとか、R-1とか…まぁ、司会やけど。
残り2人まだ決まってないから、粗品やったらええやんっていう風に、多分カンテレも思ってんちゃうかなっていうぐらい評価高いけど。
で、「ytvのやつ、あの漫才でなんか93点つけて。で、キングオブコントのあのコントで94点っておかしない？」っていう、トータルでなんか点数つけるから、「もう最初そんな90点以上もう無理や」と。で、80何点から始まってってやってるから、「あ、なるほど」と思って。
ほんならこれ、1年間全部のやつ俺、審査員やってほしいなと思って。ほんなら、粗品-1グランプリになって、粗品が選ぶ1番オモロかった今年のネタって、自ずと分かるわけじゃないですか。「あ、なるほど。それあるなぁ」と思って。
それ、YouTubeで発表したら一番なんかね。で、粗品さんギャンブルも派手やから、優賞賞金1000万で、粗品-1グランプリで優賞金1000万、その人に急に行って差し上げるっていう、多分一連のなんか流れになってくれたらええのになぁっていう風になんか、そのYouTube見ながら思って。
