2025年1月7日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、『ザ・ノンフィクション』ガッポリ建設・小堀敏夫の回でラストシーンのナレーションに爆笑してしまった理由について語っていた。
向井慧:『ザ・ノンフィクション』のエンディングテーマが流れ始めて、で、それの音楽に乗せて、小堀さんがお寺に実際に入って。3日間の修行をしてるところで、エンディングなんですよ。
「まぁ、そうか」と。小堀さんが作務衣みたいなのを着て、廊下を水拭きしてたりとか、薪割みたいなをしたり、精進料理を食べたりとかしてて。「ああ、続編楽しみだなぁ」みたいな。修行を経て、「次、小堀さんがどうなってんのか楽しみだなぁ」って、エンディングテーマ流れながら見てたら、ナレーションでね、「小堀さんは2日目に脱走しました」って流れて(笑)はっはっはっ(笑)
俺、それ見てもう爆笑して(笑)ここまでダメな人いるんだっていう(笑)で、結局もう2日目で脱走したところで終わるんで。もう、その後の小堀さんがどうなったのかわかんないんですけど。
で、Xとかで、相方の室田さんがつぶやいてらっしゃって。放送見て知った、と。逃げたこと。で、もう許せないっつって。「アイツはもう最低だ」みたいなことで怒ってらっしゃるんですけど。
相方はテレビ出て、勘違いしてるんでしょうけど私には連絡なし。お寺から逃げた数日後にこのラインだけ。町で彼を見かけた方は迷惑かけた全ての人にちゃんと詫びろと伝えてあげてください。相方の特徴はジャイアンツ帽をかぶっています。
金返せ クズ#ザ・ノンフィクション pic.twitter.com/VZLU5ZElAM— ガッポリ建設 室田(林りゅうたろう) (@syominhayashi) January 6, 2025
で、もちろん「クズだなぁ」ってことなんですけど。でも、どっかでやっぱみんな見捨てないのは、やっぱなんか人間味というか。なんかこう愛嬌みたいなところもあったり。で、なんかこれ見て思うのは、今、凄いこう「頑張らなきゃ」って駆り立てられる世の中じゃないですか、いろんな凄い人たちを見せられて、なんか「自分、全然足りてないじゃん」みたいな。
で、街を歩けば「こんなことやったら、資格取れます」とか「こんなことやったら綺麗になれます」とか、なんかお金を使いながら自分を高めていく看板いっぱい見たりとかすると、やっぱこの競争社会みたいなところに駆り立てられるんですけど。
なんか、あの『ザ・ノンフィクション』見ると、「いや、生きてけるよな」っていう。これはね。いや、もちろんそうなれとは思わないけど、「いや、でもまぁ自分、それなりに頑張ってんじゃない?」って思える。肯定できる、みたいな意味で言うと、なんか凄い良いノンフィクションで。