2024年8月4日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家の高田文夫が、TBSが「一流放送作家を集めた」肝入り番組を制作するも大コケした理由について語っていた。
高田文夫:「あっ!」って。年一緒ぐらいの男がね、「なんだよ」っつったら、「高田、お前よくそうやってさ、あれだけのことをしておきながら、そうやって今日まで生きてきたな」って(笑)
松本明子:え?!なんですか、怖い。
高田文夫:俺が何したって(笑)「よくあれだけのことをして、こうやって笑ってられるのよな、お前は凄い男だよ」って。
松本明子:はい。
高田文夫:「そうやって偉くなってさ。俺はこうなったよ…」なんつってさ(笑)「知らねぇよ、お前のことなんか」っつって(笑)話せば長いんだけどさ。
松本明子:はい。
高田文夫:大昔、ドリフターズの『全員集合』をやってて、で、こっちで『ひょうきん族』が始まって成功して。
松本明子:はい。
高田文夫:そしたら、TBSの人は「カネに糸目をつけずに、ギャグ番組、面白い一時間番組を作れ」と命令が出たわけだよ、その人のところに。
松本明子:はい。
高田文夫:それでさ、金曜日の8時9時空けるからって。「とりあえず、カネに糸目はつけるな。こっちは天下のTBSだぞ」と。「日本中で、一流の作家だけ集めろ」って言われたんだよ(笑)
松本明子:はい。
高田文夫:「あの時、俺は言われたよ。で、全部集めたんだ、チキショウめ。『全員集合』から田和隆先生来てもらって。松岡孝だろ、で、タモさんいるからタカヒロと。高田もお前、頼んだよ」って。
松本明子:はい。
高田文夫:で、「大岩賞介も頼んだし。喰始にまで頭下げたんだよ、お前。役に立たないけど、景山民夫にも来てもらってさ。20人の超一流の作家を集めろって言われて、集まったんだよ」って。
松本明子:へぇ。
高田文夫:誰も口きかないんだよ、こいつら(笑)仲悪くて(笑)
松本明子:ふふっ(笑)
高田文夫:何一つアイデア出さないって(笑)ブツブツ、ブツブツお互いに喋ってるだけで(笑)
松本明子:はっはっはっ(笑)
高田文夫:何ひとつアイデア出さないんだよ(笑)で、ギャラは払うんだけど、来たって何も喋らないんだよ(笑)
松本明子:ふふっ(笑)
高田文夫:で、いよいよ明日本番なんだよ。「どうすんの?」って。「高ちゃん、逃げないでよ」って俺言われて。「明日、本番なんだけどさ、どうすりゃいいの?スタジオ」って。
松本明子:はい。
高田文夫:「うん、じゃあ…象でも仕込んどいたら?」って(笑)
松本明子:はっはっはっ(笑)
高田文夫:「象とか入れといたら面白いんじゃない?面白いことが起きるんじゃないの?」なんて(笑)
松本明子:え?!(笑)
高田文夫:で、「マチャアキを乗っけておけばさ。あとはタモさん出しときゃ大丈夫だよ」って(笑)
松本明子:ふふっ(笑)
高田文夫:「象一匹いりゃ大丈夫だろ。後はお前の腕次第だろ」って、訳分かんない(笑)
松本明子:ふふっ(笑)
高田文夫:「俺はな、象を仕込んだんだよ」って(笑)
松本明子:はっはっはっ(笑)
高田文夫:「あれ、知ってるか?お前、高田。初回1.9%!オンエアして、エンディング直後ぐらいに電話がきて、出たら『打ち切り』って」って(笑)
松本明子:はっはっはっ(笑)
高田文夫:第一回オンエアで打ち切りってあるか、そんな番組世の中に(笑)
松本明子:え?!(笑)
高田文夫:そしたら、3回で終わったんだよ(笑)『TVジョーカーズ笑』っていうのがあったんだよ。とりあえずあったんだよ、有名な作家だけ、一流な作家だけ。
松本明子:うわぁ、凄いですね。
高田文夫:「仲悪いから口もきかないしさ、こいつら20人揃ってさ。高田、お前もそうだよ。象だけ仕込んどけって言ってさ。それでギャラ持ってくのか!」って(笑)
松本明子:はっはっはっ(笑)