2024年6月1日放送のテレビ東京の番組『伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評』にて、お笑い芸人・伊集院光が、サブスク動画配信サービスが乱立する昨今で「一番面白いものを観たかったらテレビに」という時代の到来を願う理由について語っていた。
伊集院光:最近、それ凄い思うんだけど。「テレビ、頑張んなきゃ」って思うのは…
佐久間宣行:はい。
伊集院光:今、色んなサブスクの映像配信があるじゃないですか。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:あれに、それぞれ面白いのが散らばりすぎちゃって。
佐久間宣行:そう、そう。
伊集院光:今、とにかく面白いものを全部観たいって人、いくらかかるんだよっていう。
佐久間宣行:いや、これかかるんだよなぁ。
伊集院光:そうなんですよ。凄い面白いやつを、僕ら職業柄、あそこにお金をバンバン入れられるけども。
佐久間宣行:そうですね。
伊集院光:なんかちょっと若手、「あれ面白いのあったけど、観た?」「ああ、僕、そこは契約できてないんです」って。
佐久間宣行:そう、そう。
伊集院光:それが多いと、なんかちょっと寂しいじゃん。昔は、ちゃんと一番面白いバラエティはテレビで。テレビしかないから。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:だったから、ヤダなぁって。
佐久間宣行:はっはっはっ(笑)
伊集院光:結論。
佐久間宣行:いやぁ、作り手としては結構ジレンマはありますね。
伊集院光:「一番面白いものを観たかったらテレビに」って時代が来てほしくて。
佐久間宣行:たしかに僕、大学生で今、一人暮らししてたら絶望してるかもしれないです。
伊集院光:いや、本当。友達に「おい、あれ観たか?」って言われて、「ごめん、俺、そこまでカネないんだ」ってなるわけでしょ。
佐久間宣行:なってたかもしれない。毎月、入るサブスク変えてたかもしれないです。
伊集院光:本当だ。
佐久間宣行:観たいサブスクのために。