なだぎ武、3年間の引きこもり生活から自分を変えようと一念発起した広島一人旅で旅館の女将との出会いが「人生のターニングポイント」だったと語る

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2024年5月17日配信開始のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』の動画で、お笑い芸人・なだぎ武が、3年間の引きこもり生活から自分を変えようと一念発起した広島一人旅で旅館の女将との出会いが「人生のターニングポイント」だったと語っていた。

なだぎ武:(広島の一人旅で)偶然近くに、定食屋があったから。「あ、もうええわ。あそこの定食屋で」って見たら、牡蠣があったから。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、生牡蠣もあったから、「あ、これ生牡蠣の方がええんちゃうか、広島の味を知れるわ」と思って。「牡蠣ください」って。で、生牡蠣を食って、美味しいなって。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、ちょっとブラブラするかって、公園ブラブラしてたら、腹痛になって。

千原ジュニア:ほう。

なだぎ武:食あたりってやつです。めちゃくちゃ食当たりになって。もう脂汗は出てきて、もう嘔吐するわ、下から出るわでもう、どうしようもない状態になって。1時間ぐらいで、もう脱水症状になって、唇カサカサになってきたんですよ。

千原ジュニア:ほう。

なだぎ武:で、「これヤバイな」と思って。「俺、ここで死ぬんちゃうかな」と思いながら、ベンチで寝てたら、一人の40代ぐらいの女性が声かけてくれて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「何してんの?どうしたん?」と。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、もうちょっと意識朦朧の中、説明したんですよ。「これこれこうで、こういう状況で。食当たりになって今、ここで倒れてます」「大丈夫か?わかった、ちょっと待っとき」って。で、どっか行って、戻ってきたら数分後に救急車が来たんですよ。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、救急車が来たと思って、その人と病院の人に運ばれて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、救急車が動いたなってところで意識なくなって。で、次気づいたら病院のベッドの上で点滴打たれて。で、夕方近くになってて、「あ、俺、病院おる」と思って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、パって見たらさっきの女性がまだおんのよ。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「ああ、あ、おった」みたいな。「あ、ありがとうございます」って。で、改めて説明して、「こんな感じで一人旅してたら、食あたりになって、そういう状況になって。本当すみません」って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「それ、大変やな。で、どうすんの?今日」って。「いや、もう当てのない、1人で来た旅なんで、何も考えてないです」っつったら、「分かった。ちょっとじゃあ、私と行こうか」って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「行こうか?行こうかって何?」って思いながら。ほんなら、その女性、病院もちょっと点滴打って元気になったから移動しようっつって。で、病院出て。タクシーで移動して、どこ連れて行かれんねやろと思いながら、ほんなら30分、40分ぐらい。

千原ジュニア:おお、結構走るね。

なだぎ武:そう、走って。で、「ここや」って着いて、降りてみたら旅館やってん、そこ。

千原ジュニア:ほう。

なだぎ武:旅館の女将さんやってん、その人が。

千原ジュニア:たまたま?

なだぎ武:たまたま。ほんで「今日は、ここで部屋を用意してあげるから、1泊していき、ゆっくりしとき」と。

千原ジュニア:ほう。

なだぎ武:「え?いいんですか?すみません、ありがとうございます」って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、部屋用意してもらって。で、すっごいお腹に優しいお粥さんとかも用意してもらって(笑)

千原ジュニア:おお。

なだぎ武:で、それちょっと食べながら。ほんで「ありがとうございます」って、ずっと1日寝て。で、次の日ちょっと元気になったんですよ。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:自分は、とりあえず感謝の気持ちだけ伝えて帰るつもりやったけど、なんかね、今までにないなだぎ武が動き出して。

千原ジュニア:おお。

なだぎ武:「このまま帰ってええんかな」って。

千原ジュニア:ここまでやってもらって。

なだぎ武:ここまでやってもらって。人にこんなに親切にしてもらったこと、人生でなかったから。初めてやねん、17歳とかそんなにして。

千原ジュニア:はい、はい。

なだぎ武:で、「さすがにこれ帰られへんな」ってなって、その女将さんに「すみません」と。考えてなかったよ、別にこんなこと言おうって考えてなかったけど、もうその女将さんを目の前にした時に、「言わなアカン」と思って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「今日1日、雑用でも何でもいいから、お礼として働かさせてください」と。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:自分の口で。で、その女将さんが俺が粋やなと思ったのが、普通やったら病み上がりのね、子供やんか。17歳とかって言っても。どこの誰かもわからへんし、「もうええ。病み上がりやし、無理すんな。もう帰れ、帰れ。お父さん、お母さん心配してるやろ」って言うと思うやん。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:その女将さんが、俺が粋やなって思ったのが、「なるほど。わかった。ほんなら今日は、働いてもらおうかな」って、受け入れてくれてん。

千原ジュニア:おお。

なだぎ武:その受け入れてくれたっていうのが、なんやろ。なんかこう今までにない、同じ目線で会話してくれてるみたいな感じで、めちゃくちゃ嬉しかってんな。

千原ジュニア:おお。

なだぎ武:「なんやろ、この感じ。今までない感じやな」と思って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:なんか、すっごい嬉しかったんですよ。遠慮してない、この感じが。

千原ジュニア:人と対話したんが、初めてなんや。

なだぎ武:そう。なんか初めて、人と人と対等に話をした、みたいな感じ。で、大人やから。その遠慮して「やめとき、やめとき」って言うと思いきや、同じ目線で喋ってくれたのが嬉しくて、受け入れてくれたのが凄い嬉しくて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「よし、頑張ろう」って。初めて、人のために何かをしようと思ってんな。17にして。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、すっごい雑用して。色々なんか皿とかも運んで、「ありがとうございました」っつって。でも、夕方近くなったから、今日どうすると。なんやったらね 、お父さんお母さんに連絡せなアカンけど、「もし良かったらもう1泊、泊まっていけへんか?」って言われて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:まぁ、そう言われたもんやから、ちょっと俺もさっきのね、女将さんの会話もあるから。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:ここは受け入れようと思って。「あ、分かりました、じゃあもう1泊泊まらせてください」って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、まぁそこでみんなでご飯食べてて。その大将が作ってくれたまかないをね、みんなで食べてたんですよ。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:ほんならね、さっきも言うたけど、考えたら俺ね、もう本当に子供の頃から孤立して、自分の部屋に籠もってて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:俺、こうやって人と楽しく喋りながら、美味しいご飯って人生で食べたことなかったんちゃうかと思ったら、なんかイジメられてたこととか、ぶわーっ思い出して、涙がボロボロって出てきたんですよ。

千原ジュニア:おお、みんなで楽しく食べてたら。

なだぎ武:そう、食べてたら。ボロボロって流れてきて、「ヤバイ」と思ったんやけど、止まらへんようになって、本当にもう嗚咽やね。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、「アカン、これ周りに引かれてるわ」と思ったんですけど、その大将が言った一言で救われたんですけど、その大将がめちゃめちゃまた粋なこと言うてくれて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:泣いてる俺に対して、「どなしたんや?そんなに俺が作った料理が美味いんか?」って言ってくれたんですよ。

千原ジュニア:おお。

なだぎ武:それでなんか、めちゃくちゃ救われて、また。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:なんかこう泣いてるのを、「大丈夫か?」ってことじゃなくて、「俺が作った料理がそんな美味いんか?どんどん食え、食え」って言ってもらったのが、なんかすっごい気持ちが軽くなって、「泣いてもええんや」と思ったんですね。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:今まで我慢せなアカンっていうのの連続やったから。なんか開放されたような気持ちで、泣きながらやけど笑顔ですっごい美味しくご飯食べれたのが、なんかめちゃくちゃ嬉しくて。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:「この経験、ヤバイかもわからん。俺、なんかちょっとある意味ターニングポイントに来たんかな」って。

千原ジュニア:うん、今、立ってるな。

なだぎ武:そう。で、「この経験、絶対無駄にしたらアカンな」と思って、次の日1泊泊まって、次の日お礼を言って、家に帰って。

千原ジュニア:うん。

なだぎ武:で、帰った時に凄い経験したわ、と。部屋に引きこもってたら経験でけへんかったことやけど、一歩外に出ることによって、こんなことが待ってるんやって。

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