神田伯山、立川談志が「嫉妬」についてはっきりと定義した言葉に感動「己れが努力行動を起こさずに…」

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2024年3月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、立川談志が「嫉妬」についてはっきりと定義した言葉に感動したと語っていた。

神田伯山:元々、談志師匠ってロジカルな方なんだよ。凄いなんかまぁ、理屈っぽいって言ったら理屈っぽい。たとえばご自身が16で落語の世界入ってて、もうとにかく雑巾掛けとかさ、師匠の家を掃除したりとかさ。

「これが落語にとって何になるんだ?」みたいな。で、そういうのに対して、名人の先代・馬生師匠とかが「お前さんね」って。「ムダなことをやってるだろうと思ってんだろう?でも、無駄なことが話に活きるんだ」みたいに言われたりとか。

で、後になって談志師匠は「そうか、修行というのは矛盾に耐えることなんだ」みたいな。実際に人間社会ってのは、理不尽なことが多いわけで。で、落語の中にも理不尽なことが入ってくる。

その時に理不尽な目に遭った時の人間描写とかは理不尽な目にあった時にできるもんだし。どうやったらこの状況を打破するか、とか。快適にするかとか。師匠を快適にしなきゃとか、そういうのを全部考えられる。

そういうなんか忖度のない社会でどうやって過ごすか、みたいなことが、だから「修行ってのは矛盾に耐えることだ」って談志師匠が定義して。

で、あとさ、俺、凄い感動したのがさ、談春師匠の『赤めだか』に書いてあったのかな。「嫉妬の定義を教えてやるって。これが凄い明確で、世の中、嫉妬に溢れてんじゃん、Xも含めて。

なんて言ってるか。「己れが努力行動を起こさずに、対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為。これを嫉妬と言うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば、さらに自分は安定する」、こういうのを明確に定義してんの、立川談志って人は。

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