2024年3月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、爆笑問題・太田光と「まんざいこわい」で即興漫才をしている最中に、「これが漫才のバケモン、爆笑問題なんだ」と思っていたと告白していた。
山里亮太：キーワードがパッと出たら、すぐ飛び込んできた言葉があったのよ。「今日はメガネは大丈夫なのか？」って。「え？」って。
で、その上に「漫才師」って書いてあったの。漫才師で、俺がメガネを心配しなきゃいけない人って、あの人しかいない。で、シンプルに出た。「嘘だろ…」って。本当、櫻井君よ、もう。空港占拠の櫻井君と一緒。「嘘だろ…」って。
で、俺を連れ出す片山さんがいるから、「片山さん、マジで？」っつって。「いや、行きましょう」「いや、行きましょうって…マジで？！あの人なの？」って。
「あの人が来るの？今から。で、あの人と漫才すんの？ねぇ、嘘でしょ」って、パニック。で、行くじゃない？センターマイクの前。もちろんまだね、袋かぶってるから何も見えない状態。で、お客さんにそのことが明かされる。その時の地鳴りのような歓声と拍手。
で、もうすぐよ。バーっと袋を開けられることなく、もう太田さんだなって分かんの、見なくても。やってる行動全てが。「あ、もう太田さんだな」って、すぐ分かった。太田さんしかやらないことやってたから。
で、袋を外したらいるわけよ。まぁ、いるけどもすぐね、俺の命であるメガネはぶん投げられて、客席に。
いやぁそっからさ、まず太田さんが引き受けてくれてることがめちゃくちゃ嬉しいっていうのと。まぁ、センターマイク越しに見る太田さんなんてさ、「いや、ちょっと待って くれよ」と。俺、何度も言ってるけど、マジで最初、素人の時に爆笑問題さんの『日本原論』って本で、それ写したりとかして漫才勉強してたんだよ。
まぁ、その欠片もない漫才やってたけど、俺(笑)本当にもう面白い、DVDも全部買ってるし、ちゃんと。その人がさ、目の前にいてよ。無茶苦茶すんのよ。で、やっぱちゃんと無茶苦茶だし。
でも、そんな無茶苦茶な人がさ、爆笑問題さんではやらないようなスタイルで、漫才コントをするんだよ。漫才コントするんだけど、それが僕ら南海キャンディーズの、あるネタをモチーフにして、漫才コント入りして。
でも、それは南海キャンディーズをやるんじゃなくて、そこに爆笑問題・太田節を散りばめた漫才なの。まぁ、俺からすれば元ネタを、遥か上まで超えてくんじゃないよと思いながらも、無茶苦茶面白いんだよ。
で、この人どこまでが用意したことなのか、今、この空気で作ったものなのか、まぁ境界線分かんないけど、とにかく出る言葉、やる行動が面白いことしかしないの。「すげぇな、バケモンだなぁ」と思いながら。
「これが漫才のバケモン、爆笑問題なんだ」って、嬉しくて。で、30分かな、太田さんとも。で、ルールとして、オチたと思ったら、「もういいよ」なり、「もう」なりを言って終わらせる。だけど、何回言っても終わんないのよ、ボケが溢れ出てくるから。
「もう終わりだよ、帰ってくれよ」っつってもずっと終わんない。で、終わんないからボケがね、まだ出てくるのかなと思ったら、出てこない時とかもあって。「なんで残ったんだよ」って(笑)
で、それが幸せでさ。漫才やってると途中から、「そんな言葉を使っちゃいけない」みたいなことも使ってもいい感じで。で、終わるわけよ。去り際もめちゃくちゃして。凄かったな、と。
