2023年12月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、オーディブルの批判的なレビューに朗読をした本人が参戦したやりとりに驚いていた。
伊集院光:オーディブルの人は、その方の有名度は知らないけども、ちゃんと入りやすいし、滑舌もいいしっていう。で、俺からしてみたら、オーディブルでやっぱ滑舌悪いのとか嫌だから。そうすると、聞かなきゃいけない内容が入ってこないから。
そしたらね、そのコメント欄みたいな、あれもあんのよ。なんかこう星付けたりとか、自分の感想を聞いたりするところで。「この人の朗読は、オーディブルで聞きにくい」って書いてる人がいて。
それが「1.2倍で聞いてんだけど」って。なんかね、言われてみればなんだけど、この人大事なシーンはゆっくりやるの。で、畳みかけるシーンとかは凄い畳みかけるから、ラジオドラマ世代からすると、あとその1倍で聞くことしか考えてない俺からすると、別に完璧なんだけど。
「ここ1.2倍だと分かんない」っていう。バーってそのまくし立てちゃうところは、1.2倍だと分かんなくなるし。じゃあ1倍に戻すと、ここのゆったりしたところは時間がかかる。いわゆる、出ましたタイパ。
タイパだけとも言えない…なんか新しい時代が来てんなっつって、ちょっと面白かったの。そしたら、同調する人が出てきて、それに。「僕もそう思った」っていう。「とにかく一定に読んでくれないと、倍数が決めらんないよ」みたいに盛り上がってるところに、その読んでた人が入ってくるの。
読んでた人が入ってきて、その読んでた人が「そういったものが良かったら、スマホの読み上げ機能をお使いになってはいかがですか」って書いて、ザワッとして終わってて。「そっちの読み物の方が凄いわ」みたいな。
それ、ちょっとその一人一人のやつで朗読してみようかなと思うぐらいの。一人は、「これ、オーディブルで聞くのに向いてないよね」っていう。「1.2倍だと、全然早く喋ってるところ聞き取れないし」ぐらいなトーンで。もう一人はちょっと違って、「そうですよね、オーディブルにおいて大事なことは」みたいな感じなの。
そこに来た時の、もう怒りを全部抑えての、「でしたらスマホの読み上げ機能をお使いになることをお勧めします」みたいな。