2019年11月9日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、南海キャンディーズ・山里亮太について、「傷ついてることが同じ。傷が似てると、人って仲良くなるんですね」と言ったところ演出家・安島隆が「涙ぐんでいた」と明かしていた。
若林正恭:山里亮太と会わないように、9ヶ月半ぐらい会ってなくて。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「会わないままで、じゃあやろうよ」ってコンセプトだったの、漫才を。
春日俊彰:言ってましたな。
若林正恭:で、俺ね、色んなことを情報解禁前に出しちゃったりっていうことをしちゃってんだけど。
春日俊彰:うん。
若林正恭:俺はこれ、言い忘れたけど、ライブで。山里亮太ね、物凄いミスを犯してんのよ。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:連絡一切とらないで、ツイッターだけと、あとは伝言だったの。
春日俊彰:なるほど、直接やり取りはしないと。
若林正恭:そう、だから演出の安島さんに、「山ちゃんに何かMCでなんか最近悩んでいることとか、あるか訊いといてもらえますか」みたいな。そしたら、『スッキリ』終わりとかで訊いてくれたら、『ヒルナンデス』の前に安島さんが諜報員として、俺に入れてくれるとか、その繰り返しの3週間とかだったのよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:で、安島さんがMCとか、今の山ちゃんの悩みとか。考えて上手くいかないなと思っていることとか、俺に情報が入ってくるんだけど。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「ああ…」って思ったのが、10年前よ、初めて『たりないふたり』って山ちゃんと2人でライブやったのが。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「10年前のことを思い出しますね」って。2人で日テレの会議室で言ったの。そしたら、安島さんが「どういうこと?」って。「だから、傷ついてることが似てるんですよね、山里亮太とは」って。
春日俊彰:うん。
若林正恭:MCやりながらも…MCって、楽そうに見えるじゃん。だけど、なんか悩んでたり、上手くいかないなぁとか思ってることが、誰にも言えないのよ、その悩みを。
春日俊彰:ああ。
若林正恭:相談する人がいないっていうか。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:で、そういう飲み会とかヤダなぁと思って、誰にも言えないで、当時のお笑い界の風潮だと。
春日俊彰:うん。
若林正恭:それを初めて言い合えたのが山ちゃんだったのね、俺は。
春日俊彰:なるへそ。
若林正恭:飲み会帰りたいとか。
春日俊彰:うん、うん。
若林正恭:で、今になって全く同じことで悩んでるから、「これアレだ。やっぱり、傷が似てるんだな」って言ったの。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「傷が似てる人同士って、仲良くなるんですね」っつって。で、パッて顔を上げたら、安島さんが涙ぐんでたんだよ(笑)
春日俊彰:なんでだよ。
若林正恭:はっはっはっ(笑)本人は絶対認めないと思うけど(笑)
春日俊彰:うん。
若林正恭:「ああ、10年前を思い出した。この感じだった、初めて山ちゃんの話を安島さんから聞いた時」って。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「どういうことなの?」「傷ついてることが同じです。傷が似てると、人って仲良くなるんですね」って言って、返事が返ってこないなぁって思ったから、パッと安島さん見たら、安島さん涙ぐんでたんだよ。
春日俊彰:なんでだよ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:何してんだよ。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:返せよ、とりあえず。「そうだな」とか「懐かしいなぁ」とか。
オードリー若林と山里亮太、互いが「相方以上」の存在となるまでの経緯まとめ