2023年7月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『ピクミン4』が面白すぎてつい後輩芸人に買い与えてしまったと語っていた。
伊集院光:最近、『ピクミン4』始めましたね。ピクミン2っていうのが、僕の中でも衝撃的なくらい面白くて。
ピクミンの1って、ちょっとパズル要素が強すぎて。パズルがちょっと難しくて。なんかそのパズルを解くっていうことの方にメインが行っちゃって。なんか俺の中では、パズルゲームで終わっちゃったんだけど。
なんかピクミン2…たしかWiiだったと思うんだけど、やって思ったのが、まぁはっきりは言わないものの、地球と思われるような星に、オリマー博士という博士が不時着するのね。
で、オリマー博士は地球人っていうか…地球人は出てこないんだけど、俺ら人間から言うと相当ちっちゃいわけ。多分、1~2cmぐらいの大きさなわけ。で、オリマー博士は壊れた宇宙船を直したりとか、自分の研究のために、いろんなものを探すんだけど。
で、その探す時の手下としてピクミンっていう謎のちっちゃい生き物。もやしみたいな。その生き物を捕まえて、生き物に命令してその色んなアイテムを取るみたいな。
それが、巨大なオリマー博士からすれば体の10倍ぐらいある乾電池とか。とにかく日用 品、ちょっとこう道端に落っこってておかしくないような日用品を発見したって、ピクミンに運ばせて。で、それを使って宇宙船を直して、自分の星に帰っていく、みたいなゲームなのね。
これが凄いなと思ったのは、まぁまぁ楽しいから。で、結構癖になるんだよ。凄い癖になるのが、この辺が任天堂の凄いところで。ピクミンって、土に生えるんだよね。土に生えたやつを抜くと、ピクミンは活動するようになるんだけど。
この抜き感がすげぇいいの。Wiiのコントローラーで、カーソル合わせたら…棒のコントローラーあった。それでカーソル合わせて、ボタンを押しながら上にワンスナップすると、本当にスポーンて抜ける。その抜き感がめちゃめちゃいいのね。
抜き感のいいゲーム多分1位だと思うわ(笑)他に抜き感のいいゲームがないから(笑)独占で1位じゃん。で、それだけじゃなくて、すげぇなこのゲームと思ったのが、ピクミンに熱中して、仕事行く途中とかに歩いてて。たとえば、葉っぱとかが動いたりとか。もっと言うと、風で捨ててあったペットボトルの蓋とかが転がったりとかすると、「ピクミンいる」感が凄いのよ。
「この葉っぱの裏には、アイツらいるんじゃないか」感みたいなのが凄くて。で、3も普通に正当進化して面白くて。で、いよいよ4が出て、4を今、始めたばっかりなんだけど。初めてやる人のために、ゆっくり始まるせいもあって。チュートリアルみたいのも含めてゆっくり始まるせいもあるんだけど。
まぁ、過剰な期待のもとに始まってる、僕からしたら。「あ、こっからやるんだ。ピクミンとは何かってところからやるんだ、ちょっとたるいな」っていうところを、今やっと抜けそうなぐらいのところなんだけど。
悪くないんだけど、ピクミンのもう一個のピクミンあるあるってのがあって。凄い数の40匹とか50匹とかのそのちっちゃい虫みたいなピクミンを連れてるわけ。で、赤いピクミンは戦いが強いとか、黄色いピクミンは電気が通ってるところも登れるし、あと投げた時の飛距離がデカイ。で、黒い岩ピクミンは、硬いものにぶつけると硬いものを壊せる。用途がいっぱいあって。
それを俺は、プレイヤーとして指揮しなきゃいけないわけ。今は赤ピクミンをあの辺にバンバン投げて。で、こっち側にまぁ黄色ピクミンをバンバン投げてってやんなきゃなんないんだけど。
ちょっと強めの敵が来た時とか、パニクるわけ。で、そのパニクった時に、火に強い巨大な敵が来てるから。ここは赤ピクミンをバンバン投げつつ、すぐ後ろの方に、電気を使うちっちゃい敵がいるから。黄色いピクミンを投げなきゃいけないみたいな時に、慌てて火の敵にバンバン黄色いピクミン投げて、悲鳴を上げながら死んでくのよ(笑)
で、返す刀で、電気の敵のところに赤いピクミンを投げて、ビリビリビリ…「あーっ!」ってなった時の、なんって言うんですかね。無能な上官。無能な上官が、若き兵隊たちの命を奪ってる。八甲田山の感じ(笑)
あの映画で見た、八甲田山の、立ち尽くす感じ(笑)目の前で、全部なんかその悲鳴を上げながら、魂が抜けたみたいになって、大量に死んでいくし。で、しかもなんか本部からの通信で、「このままじゃまずいです」ってなってんだけども、「ああ…ああ…」ってなっちゃってる、あの感じは『ピクミン4』も完璧にある(笑)
どれくらい面白いかというと、つい面白くて河野君に買ってあげるぐらい(笑)「面白いから、やんな」だって。それぐらい面白い。