伊集院光、三遊亭円楽(現 円楽)に弟子入りした経緯についてのエピソードまとめ

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伊集院光さんが、三遊亭楽太郎(現 円楽)師匠に弟子入りした経緯についてのエピソードをまとめてみました。

先代の円楽師匠の勧めで楽太郎に入門

伊集院光:(三遊亭円楽が)34歳の時に、僕が17歳で来たじゃないですか。

三遊亭円楽:うん。

伊集院光:普通、考えたら、17歳のある程度の人生を預かってもらうわけで。

三遊亭円楽:いや、(弟子に)とりたくなかったんだけど。

伊集院光:そうなんですよね。

三遊亭円楽:ウチの師匠の弟さんと、伊集院のおじさんが知り合いだったのよ(笑)

吉井歌奈子:ちょっと、コネ採用みたいな。

伊集院光:コネ採用どころじゃなくて、オジさんが「ちょっと知り合いがいるから、その人に頼んだら?」って言われて。大したコネじゃないだろうって思ったら、強力なコネで。

吉井歌奈子:あ、そうなんですか(笑)

伊集院光:(先代の)円楽師匠の弟さんってことで、それで潜り込むことができて。

三遊亭円楽:だけど、偉いのがね、弟さんがね「ウチの兄貴のところに行くよりも、楽太郎がいいよ」って。それがツイてたよ。

伊集院光:そうなんですよ。デカかったですよ。

三遊亭円楽:うん。あそこに行ってたらね、今はないよ。

伊集院光:その時に言ったことを、そのまま言いますとね、円楽師匠の弟さんが、「あそこにいたら、まず人数が多いから埋もれる。あとは、現代っ子は理屈で怒る人じゃないと恐らく長続きしないから」ってことを言われたんですよ。

三遊亭円楽:うん。

伊集院光:それで師匠のところに転がり込みまして。

伊集院光、落語家として三遊亭円楽に入門できた理由を明かす「叔父が先代の円楽の弟と知り合い」

不登校の高校生から落語家へ

伊集院光:僕が落語家になったのは、高校2年生の終わりなんですよ。17歳。学校に行くのイヤになっちゃったんですね。今で言うところの、引きこもりみたいなもんですよ。流行を先取りしてたわけです。流行には敏感なもので(笑)家でダラダラしてたら、周りの評判がすごく悪いんです。「あの子は、家にいて何もしてない」なんて言われて。

それが、「修行している」というと、言い方が綺麗になる。それでなんかないかなぁって。お笑い、落語家をやってみたいって思ってて。でも、落語家のなり方ってよく分からない。そしたら、親父の知り合いの知り合いで、吉河さんっていう、なんだか分からないけど落語のことをよく知ってる人がいて。

その吉河さんに聞いたら、いろいろ紹介してくれるんじゃないかってことになりまして。そしたら、「今、入門するなら三遊亭楽太郎の方がいいよ」って。「アイツは活きが良いし、これからグングン伸びてくる落語家だから、アイツについてった方が良い」と。

「ついては、俺は楽太郎のことはよく知ってるから、会う算段だけはつけてやる。会ったらそこでうまく弟子入りして、入れるかどうかはお前の器量だよ」って言われて。それでね、自分なりにプランを立てたんですよね。とりあえず会う算段がついたってことは、あと半年寝てても親には文句言われないって(笑)

それから高3の夏くらいから家で寝てましたね。僕のプランとしては、1回、挨拶に行って断られて戻るでしょ?それから1週間くらい海に行きたいな、と。海に行くと日焼けしますから、山篭りしてました、くらいのことを言って、再度、お願いします、と。

また断られたら、1週間くらい友達と遊び歩いて、夏休み全部終わったら入れればいいなって思って。でね、ウチの師匠に会って。そしたら「弟子にしてください!」「…いいよ」と(笑)こっちにも都合があるんだよ(笑)

あとで聞いたら、吉河さんってのは円楽師匠の弟さんだったんですね(注:五代目 三遊亭円楽の本名は、吉河寛海)。「俺、芸能人知ってんだよ」っていうオッサンかと思ったら、かなり強力なコネクションで入れていただきまして。

伊集院光「円楽一門会で披露した落語」

断られると思いきや…拍子抜け

伊集院光:親戚のおじさんの知り合いだからっていうんで、当時の三遊亭楽太郎、今の円楽に「じゃあ、会う機会を作ってあげるよ」って言われて。

竹内香苗:はい。

伊集院光:で、「仕事と仕事の合間、ここに来てください。楽太郎がいますから」って、セッティングしてくれて。

竹内香苗:はい。

伊集院光:で、「これから先は自分の度量だから、熱意を見せた上に、何回断られても行く」っていう。

竹内香苗:うん。

伊集院光:それをやろうかと思ったら、「じゃあ、今からついて」って言われて、そこで入門許可されちゃったから。ニ言くらいしかなくて。

竹内香苗:え?「こんにちは」で、「じゃあもう今から」って。

伊集院光:「ああ、君かぁ」って。「田中君、君かぁ」なんて言われて。「話は聞いてるよ。どうしてもやりたいんだって?」「はい!何度断られても…」ぐらいの気持ちでいたら、「じゃあ、午後からカバン持ちついて」って言われて。

竹内香苗:へぇ。

伊集院光:そしたら、俺は単に「親戚のおじさんの知り合い」って聞いてた、その紹介してくれた人っていうのが、ウチの師匠の師匠の円楽の弟っていう(笑)

竹内香苗:へぇ。

伊集院光:猛烈なところだったらしくって(笑)「うん、それを頼まれたらNOとは言えない」ってところだったらしくって。

竹内香苗:ああ。

伊集院光:俺からしてみたら、「これは夏休み中断られるから、色々夏休みをエンジョイしながら入門しよう」って思ってたんだけど、「え?ウソ…今から?」みたいな(笑)

竹内香苗:いやぁ…

伊集院光:そんな。そんなタレント人生のスタートでしたよ(笑)

伊集院光、三遊亭楽太郎(現 円楽)に弟子入りするきっかけを作ってくれたのは「先代の円楽の弟」だったと明かす「NOと言えない」

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