密着取材番組で「楽してお金が欲しい」と発言
伊集院光:皆さん、よっぽどの用事がない限りは、昨日の日曜日10時からはテレビを齧り付いて観てたと思いますけども。『ソロモン流』をね(笑)
『ソロモン流』をみんな、見逃してないでしょうね?『ソロモン流』のゲストが、蛭子能収さんですよ(笑)『ソロモン流』は、賢人に明日の生き方のヒントになるような人生哲学を教わる番組ですよ。
その番組に、蛭子能収さんがゲストに出ますってことで、密着取材なんですけど…なんて言うんでしょうね。ずっと密着する中で、いくつか何度かこれソロモン流みたいになるかな、みたいな話をしてるんですけど。
どれくらい取材してるんでしょうかね。蛭子さんは割りと序盤のウチから、「この『ソロモン流』の密着取材が面倒くさい」って話をスゲェしてますから。「効率が悪い」と。対費用効果がとても良くないって話も、番組中にしてますし(笑)
あと、人生哲学らしきことは、「楽してお金が欲しい」ってことを凄い言ってます(笑)
自分の「ダメな部分」をむしろ見せる理由
伊集院光:ダメな人って、ダメなことを隠すじゃないですか、もっと。
蛭子能収:ああ、そうですね。俺は隠さないタイプですね。
伊集院光:「包み隠さずに出して、これも面白がってくれる人もいるんだろ」みたいな。そんな、変な度胸の座り方を蛭子さんしてるんじゃないですかね(笑)
蛭子能収:ダメな部分をむしろね、自分では宣伝するというか。
伊集院光:うん。
蛭子能収:ダメな風に思ってくれた方が、気楽なんで。
伊集院光:それ、何歳くらいにその境地になりました?
蛭子能収:子供の頃から。床屋さんに散髪に行きますよね。それもイヤで。帰り、髪を乱しながら帰ってきたり。新しい靴に、泥を付けて古い靴に見せたり。
阿部哲子:目立ちたくなかったんですね?
蛭子能収:目立ちたくない。悪い方には目立っても良いんだけど。良い方に目立つのは、凄く人の心を刺激するような気がして。ただの一般の人のようにありたかったっていうのが本音ですね。
伊集院光:「人は妬み嫉みを持っているもんだ」っていうのは、何から生まれてるんですか?
蛭子能収:もしかしたら、子供の頃に、ちょっと金持ちのお坊ちゃん風な子が、不良にイジメられてた、と。そういうのを見たことがあるような。
伊集院光:なるほど。
番組収録中に居眠りをして逆ギレ
伊集院光:俺覚えてるのが、テレビのクイズ番組の途中で、ちょっと居眠りが始まったんですよ。
蛭子能収:そうでしたっけ(笑)
伊集院光:そしたら、居眠りしてるところ抜かれちゃってるから。それ、俺達からしたらギャグにしないといけないって思うのね。
蛭子能収:うん。
伊集院光:そしたら、一緒にいたアンジャッシュの渡部くんが、「蛭子さん、寝てちゃダメですよ」って言ったら、蛭子さんが「そういうこと指摘するのは、非常識だ」って怒ったんですよ。
蛭子能収:そうですか(笑)
伊集院光:俺、横で見てて、「寝るほうが非常識だろ」って思ったんですけど(笑)
蛭子能収:あれ、そんなこと言いましたっけ?(笑)
伊集院光:言いました、間違いなく(笑)
阿部哲子:でも、それが人気あるっていうのが凄いですよね。
蛭子能収:人気があるかどうか分からないけど。
「貧乏人を装っている」と発言
伊集院光:少なくても、仕事はどんどん増えるじゃないですか。
蛭子能収:仕事は凄く多かったですね。
伊集院光:怖くないですか?
蛭子能収:怖いです。
伊集院光:だって、社会は蛭子さんがどんどん人気になると、応援してた人が急に「アイツ、調子に乗ってるぞ」って。
蛭子能収:そういう風に思われたくないので、常にですね、貧乏人を装ってるんですよね。
伊集院光:はっはっはっ(笑)それは言ったらダメじゃんか(笑)
蛭子能収:言ったらダメなんだよね(笑)
伊集院光:言ったら、「アイツ、貧乏人じゃない」ってバレて、今の現象が起こるから。
蛭子能収:凄いお金もらってるのに、でも、庶民のように振る舞わなきゃいけないから。そういうの、凄い気をつけてるんですよ。
伊集院光:いや、気をつけてないです(笑)全然、今のも出ちゃってるから(笑)
蛭子能収:言った時点でダメですよね(笑)
映画監督に面と向かって「泣ける映画=面白い映画じゃないですからね」
伊集院光:正月明け、その番組(『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』)が飛ばしてんなぁって思うのは、1月2日は玉袋筋太郎大先生と一緒に、2014年の振り返りのスペシャル企画をやって。
その次が蛭子さんね。蛭子さん…前にちょっと言いましたけど、「蛭子さんの映画の好みが、俺と似てる」っていう(笑)その衝撃からの、その映画を観てからの感想、みたいなことだけど。相変わらずね、蛭子さんダメだわ(笑)
性格、似てるっていうのは分かるのね。トークの中で、「『ALWAYS 三丁目の夕日』の監督(山崎貴)に、面と向かって『まあ、泣ける映画=面白い映画じゃないですからね』って言った」って言うのね(笑)
坂上忍の感動エピソードで爆笑
伊集院光:この間、『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)が終わっちゃうのもったいないなって思いつつ、久しぶりに観たんですよ。
そしたらさ、やっぱり凄いなって思ったのは、武井壮くんが、さんまさんと坂上忍さん、蛭子能収さんとロケしてて。坂上忍さんの付き人をやってた武井壮くんのお兄さんが、俳優になりたくて俳優になったんだけど、志半ばで亡くなって。
坂上忍さんは、「あんなに良い付き人はいなかった。だから、それ以来、付き人をとらなくなった」って。それで、武井壮くんは、「兄の分も、自分で頑張りたい」と。そういう話をしてるところで、蛭子さんがゲラゲラ笑い出すっていう(笑)
蛭子さんは、お葬式笑っちゃう人だから。ゲラゲラ笑い出して(笑)それをちゃんと編集してるし、さんまさんの腕が凄いからさ、それはそれで笑いになって、活かされてるんだけどね。
もう無敵だな、この人って思いながら(笑)
全ての祖父が孫を可愛いと思っているわけではない
蛭子能収:だからね、必ずしも自分のおじいちゃんがすべて孫が可愛いと思ったら、大間違い。
小杉竜一:はっはっはっ(笑)
吉田敬:うん。
蛭子能収:これは本当に、そう思うんですよ。
吉田敬:色んな人いますからね。
蛭子能収:ええ。お孫さんのためにね、時間をとられることは、どうかなって思うんですよ。
小杉竜一:お孫さん…エライ他人行儀な言い方(笑)
蛭子能収:おじいさんは、自分の自由時間っていうものがあるわけですから。おじいさんのやりたいことって言ったら、やっぱり自分の好きなことなんですよ。俺が好きなことは、映画を観ることと、競艇に行くことと、麻雀することなんですよ。麻雀は、色々、理由があってやめてるんですけど(笑)
吉田敬:麻雀はありましたもんね(笑)
蛭子能収:ええ。理由があって、やめてますけども。
吉田敬:麻雀は今、できない。
小杉竜一:そうですね(笑)麻雀賭博で逮捕された時、警察に「もう二度とギャンブルはしません。賭けても良いです」と言っている(笑)
吉田敬:もう始めてるやん(笑)もう賭けしようとしてるやん(笑)
蛭子能収:はっはっはっ(笑)
『タモリ倶楽部』で行ったトンデモ発言
藤本敏史:蛭子能収ちゃんクイズです。
田中裕二:うわぁ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
藤本敏史:これ、当たるかなぁ…蛭子ちゃんが『タモリ倶楽部』で、井の頭公園の思い出について訊かれた時に語った、エピソードはなんでしょう?
田中裕二:当たるわけない(笑)
太田光:分かるわけねぇだろ(笑)…野グソした(笑)
藤本敏史:違うけど、カテゴリーの中ではあるかな。その感じですよ。
田中裕二:犬に噛まれた。
太田光:違います。
田中裕二:今日、ロケでちょうど行ったのよ。
藤本敏史:じゃあ、分かるでしょ。
田中裕二:「じゃあ分かる」って?池にハマった。
藤本敏史:池にハマったじゃないですね(笑)もうちょっと、なんですかね、これ(笑)どう言うたらエエんかなぁ。
太田光:あの人、競艇好きじゃん。ボートで、どんどん他のボートをごぼう抜きにして。
藤本敏史:ふふ(笑)漕ぐやつで?
太田光:で、賭けて。ボートでまた賭けをしてしまった。
藤本敏史:はい、違います。
田中裕二:ええっと…
藤本敏史:楽しむというか。蛭子さん1人ではないです。
太田光:1人ではないんだ?
田中裕二:かくれんぼ?
藤本敏史:いや、するわけないでしょ(笑)
田中裕二:なんでよ(笑)蛭子さんだって…なぎら健壱さんだって、大人になってよくかくれんぼやってるって。
太田光:ピンポンダッシュとかね。
藤本敏史:もうちょっと、大人な感じですかね。
太田光:もしかして、セックス?
藤本敏史:…はい。
田中裕二:え?
藤本敏史:きました。
太田光:青姦?
藤本敏史:正解です!
田中裕二:マジで?(笑)
太田光:なに話してんだよ、蛭子さん(笑)
藤本敏史:結婚前に、嫁と青姦しに行ってたっていう(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
田中裕二:バカヤローだな(笑)
太田光:それ、何の番組で言ったの?
藤本敏史:これ、『タモリ倶楽部』で。
太田光:『タモリ倶楽部』でか(笑)はっはっはっ(笑)
田中裕二:別にね、恋人同士で、結婚前にいいけども。それ、テレビで言うって凄いな。
太田光:凄いな。
築地ロケで宮迫博之をイラつかせる
宮迫博之:蛭子能収さんは、ホンマにヒドイからな。築地で、魚介を回るロケで。
松田大輔:はい。
宮迫博之:ずーっと、試食せぇへんから、「なんや」言うて。「生モノ駄目なんだよ」って。
筧美和子:ふふ(笑)
宮迫博之:タメ口で言うた、「断れ」言うて。「ほんなら、断れ」って。
松田大輔:「この仕事、断れや」と(笑)
宮迫博之:「断れ」言うた後も、ずっと「肉ないの?肉」言うてた。
筧美和子:はっはっはっ(笑)
松田大輔:なかなかですね(笑)
宮迫博之:唯一ぐらい、肉屋さんあってん、卸の。
小沢一敬:おお、やった。
宮迫博之:そこ、凄いエエ肉を切り落としを焼いてくれて、わざわざ。
小沢一敬:はい。
宮迫博之:ないで本来、そんなん。
筧美和子:うん。
宮迫博之:焼いてくれて、バーッて食べたら、「うわぁ、脂っぽい」って言うたからな。
筧美和子:ええ?!(笑)
宮迫博之:マジで俺、喉蹴ったろかって思ったからな。