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伊集院光、師匠・三遊亭円楽(楽太郎)との入門からタレント転身した現在に至るまでのエピソードトークまとめ

   

入門

三遊亭円楽:いや、(弟子に)とりたくなかったんだけど。

伊集院光:そうなんですよね。

三遊亭円楽:ウチの師匠の弟さんと、伊集院のおじさんが知り合いだったのよ(笑)

吉井歌奈子:ちょっと、コネ採用みたいな。

伊集院光:コネ採用どころじゃなくて、オジさんが「ちょっと知り合いがいるから、その人に頼んだら?」って言われて。大したコネじゃないだろうって思ったら、強力なコネで。

吉井歌奈子:あ、そうなんですか(笑)

伊集院光:(先代の)円楽師匠の弟さんってことで、それで潜り込むことができて。

三遊亭円楽:だけど、偉いのがね、弟さんがね「ウチの兄貴のところに行くよりも、楽太郎がいいよ」って。それがツイてたよ。

伊集院光:そうなんですよ。デカかったですよ。

三遊亭円楽:うん。あそこに行ってたらね、今はないよ。

伊集院光:その時に言ったことを、そのまま言いますとね、円楽師匠の弟さんが、「あそこにいたら、まず人数が多いから埋もれる。あとは、現代っ子は理屈で怒る人じゃないと恐らく長続きしないから」ってことを言われたんですよ。

三遊亭円楽:うん。

伊集院光:それで師匠のところに転がり込みまして。

伊集院光、落語家として三遊亭円楽に入門できた理由を明かす「叔父が先代の円楽の弟と知り合い」

三遊亭楽大として落語家に

当時、17歳で世の中のことがよく分からないし、もっと言えば年配の人に対する上下関係も分からない。それで普通の生活をしてても分からないのに、落語界はそういうの厳しいところで。今考えると、とんでもない弟子でしたね。

入門して3日後くらいですね。ウチの師匠が名前がないのも呼びづらいから、円楽師匠のところに行って、直々に孫弟子になるってことだから、名前をつけてもらえるってことになりまして。

ウチの師匠が、円楽師匠の家に僕を連れて行くわけですけど、僕は自覚がないから。ちゃんと弟子になったって自覚がないから。「笑点に出てくる魔王みたいな顔の人だな。生で見れんだな」くらいにしか思ってないんですよ(笑)家の近くにいったら、ガッハガッハ声が聞こえると思ってたんですよ(笑)

そしたら、円楽師匠は寝ているときは別にオールバックじゃないんですね。起きたら、円楽師匠はあんまり朝強い方じゃなくて、寝癖ブワーってついてて…魔王が(笑)出てきて。ウチの師匠が「今度、ウチに入ることになりましたんで、名前つけてやってください」って。俺はものすごい仰々しい命名の儀式があるんじゃないかな、と。三三九度みたいな(笑)祝福の宴があって、最終的には背中に焼きゴテで「円楽」って入れられるのかな、と(笑)

円楽師匠が「名前はなんて言うの?」って訊いてきて。「田中って言います」って言って。「あぁ、そう…田中だから田楽…さようなら」って(笑)入門が4秒くらいで命名が2秒くらいで(笑)今考えたら、絶対にありえないことなんですけど、「田中の田をとって、田楽…はい、そういうことで」「それ、なんかイマイチだな」って(笑)

よくそこで辞めさせられれないですよね。イマイチだっていうから、円楽師匠もビックリして(笑)「じゃあ、もう一つ候補を出しますね」って言って(笑)今度はスゲェ考えてくれるのかなって。長考に入りまして。一回、キャンセル入ってますから(笑)考えられないんですよ?入ってきた弟子が、名前キャンセルって(笑)

「じゃあ……」って、寝たんだよね(笑)10分くらい。ほんで、やっと円楽師匠が言ったのが、「君、大きいね。楽大!それでいこう」って。また2秒くらいで。その時も、「これイケてねぇな」って思ったんですけど、そしたらもうウチの師匠はビックリしちゃって。こんなバカが入ってきたって思ってるから、「良い名前だね!スゴイいい名前だね!末広がりだしね!」って(笑)円楽師匠も「じゃあそれで」って。

伊集院光「円楽一門会で披露した落語」

厳しくも優しい師匠

僕がよく覚えてるウチの師匠の話があるんですが…当時、師匠の家に朝、掃除をしに行ったリしてたんです。ウチの師匠は、めちゃくちゃ働く人なんですよ。ビックリするくらい働く人で、スケジュール帳も真っ黒なんです。

前の日の10時に仕事終わって、次の日が午後の2時から仕事だっていうと、その間に釣りに行けるって人だから。めちゃくちゃスケジュール真っ黒なんです。

それで、僕その日、39~40℃の熱が出て。自分としては「熱が出てるのにも関わらず行ったら、むしろ褒められるんじゃないか」って思って、チャンスと思って行ったら、5分くらい遅刻してて。「遅刻してるじゃないか」って言われたら、ここだって思って、「実は私、40℃の熱がございまして…這って師匠の家に参りました…」って、ちょっとオーバーに。

そしたら、師匠はスケジュール帳をバって出して。「もし俺が熱を出したら、お前らを養っていけるのか?」って。「待ってるお客さんを、納得させられるのか?」と。「熱が出ました、と偉そうに言うもんじゃない。お前を今日、帰させて休ませることはしない。ずっと仕事しろ」と。この人、鬼だなって(笑)

笑点に出ているときの腹黒さなんて、もう比じゃないんですよ(笑)腹黒く見せてて、本当は良い人なんじゃないかって思ってたら、本当はもっと腹黒いんですよ。大変なことになってる人だから(笑)

「カバン持ちより、大変な仕事をさせる。○○にある、クリーニングに出した着物を持って来い」と。お付きよりも辛い、おつかいですよ。しかも、今日、わざわざ取りに行かなくてもいいようなものですよ。この人、ヒドイなぁって思ってたら、その店が俺の家から徒歩2分なんだね。

それでいて、「とにかく行って、反省してこい。明日の朝まで、顔を見たくない」って言うんです。要は、帰って良いってことなんだね。(師匠)聞いてる?ちゃんと(笑)良い話しましたからね!

伊集院光「円楽一門会で披露した落語」

師匠から教わった「気遣い」「処世術」

伊集院光:師匠以外の人から聞いた伝説で。歌丸師匠、多分、その頃はおタバコを吸われてて、缶ピースを吸ってらっしゃったんです。

三遊亭円楽:そう、そう。

伊集院光:その缶ピースがなくなる。最後の1本が切れた時に、「買ってこい」って言っても、すぐに缶ピースって売ってないの。ましてやコンビニもないし。

三遊亭円楽:うん。

伊集院光:そうするとね、「ありませんでした」って言うの。

吉井歌奈子:ああ。

伊集院光:でも、その当時の前座の楽太郎だけは、ダッシュでまずピースを確保して、「缶ピースはすぐに手に入りませんが、こちらは味が似ておりますから、こちらで繋いでおいてください」って言って、もう一回、駆けていくっていう。

三遊亭円楽:あとは、買っておく。

伊集院光:持ってるんですよ。

吉井歌奈子:在庫を抱えて、いつでも。

伊集院光:それがね、ズルいんですよ。

三遊亭円楽:ズルくないよ。なんだ、そのズルいって言い方は。処世術と言いなさい。

伊集院光:ふふ(笑)俺らは、言っちゃうのよ。「在庫、持ってます。持ってます」って言うんだけど、さり気なく出すっていう(笑)

三遊亭円楽:それも、出し方が「在庫持ってます」じゃないの。「言って参ります」って言って、外で5分くらい時計を見て、タバコ屋に行ったふりをして、鈴本(上野鈴本演芸場)の階段をダッシュして、「行って参りました」って。

伊集院光:ズルいでしょ?そういうの全部、考えるんだから。

伊集院光、三遊亭円楽が師匠に気に入られるために行った伝説的な処世術を語る「他の前座がどんどんクビに」

、「テレビが映らなくなった」と円楽が言い出した時のこと。明らかにコンセントが差さっていないだけ、ということが誰の目にも明らかでも、一応、テレビの中を開け、配線を差し直し、周りを掃除してコンセントを差し、「はい、師匠。直りました」と言うのだという。円楽は「楽太郎はテレビも直せる」と感心しきりだったという。

他にも、「頼み事がある」と神妙な声で深夜に、円楽が楽太郎へ電話をかけてきたときのこと。弟子が数名、『何事か』とやってきた。するとおもむろに「楽太郎、この書類のコピーを頼む」と言い出したのだという。

伊集院は気を利かせ、「それくらい、ボクがやっておきますよ」と書類を受け取ろうとしたところ、円楽は「楽太郎にしか任せられない!」と、楽太郎に頼んだという。昔は、コピーするのにも面倒な手順を踏む必要があり、失敗することも多かった、という印象が円楽には強かったようだ。そのため、深夜にもかかわらず、かたくなに楽太郎に依頼した、ということもあるが、楽太郎の信頼は絶大だった。

三遊亭楽太郎 師匠、「円楽」襲名へ

師匠の教育方針

伊集院光:僕は、都合のいいことばっか覚えてるんですけど。当時、寄席若竹ってあって、円楽一門の弟子は全部、(先代の三遊亭円楽に)「ヒマがあったら、一分でもそこに行け」って言われてたの。

三遊亭円楽:はい、はい。

伊集院光:それで、みんなそこで凄い働いてたんだけど、ある日、師匠が「たしかに、苦労は芸の肥やしだけれども、肥やしをあげ過ぎた花は、それはそれで枯れるからね」って言って、「自分で塩梅を決めて、自分のしたいこともしなさい」ってことを言われて。

三遊亭円楽:いつも思うんだけど、根腐れしちゃうんですよ。

吉井歌奈子:ああ。

三遊亭円楽:それからね、プレッシャーかけると潰れるの。やっぱり、芽が出たところで肥やしをあげなきゃ、育たないのよ。芽が出てないのに、肥やしあげてもしょうがないの。

吉井歌奈子:ああ。

三遊亭円楽:教育の原理っていうのは、それでしょ?

吉井歌奈子:ええ。

三遊亭円楽:やっぱり、プレッシャーをかけるんじゃなくて、伸び盛りの時に、パっと田仕舞してやりゃ、キュッと伸びんのよ。

伊集院光、落語家時代に三遊亭円楽師匠からかけられた言葉「苦労は芸の肥やし。だけど、肥やしをあげ過ぎた花は枯れる」

伊集院光:僕の育った環境は…僕の育った、三遊亭円楽一門は、先輩が全部カネを払うんですよ。お笑い界、基本的にそういうラインです。先輩が全部カネを払うっていうのは決まりで。それはもう、ちっともイヤじゃない。

で、特にウチの師匠の円楽は…これね、人によって違うんですよ。他の師匠は、師匠が食べてるものよりも、安いものを食べなさいっていう、暗黙の了解で。師匠が、たとえば天ぷらそばを食べてたら、自分はたぬきそばくらいにしましょう、みたいな。

師匠がペペロンチーノを食べてたら、とりあえずはカルボナーラくらいにしなさいって。…値段の差が分かんないですけど、全然(笑)

「師匠よりも遠慮がちに食べなさい」って一門はあるんだけど。ウチの師匠の円楽は、それが大嫌いで。「一切、遠慮するな」っていうの。それが、凄い難しいわけ。

俺は、本当は普通にたぬきそばが食いたい時でも、「遠慮してんな、コイツ」っていう。「お前がそこで遠慮するってことは、俺は稼いでないって思ってんのか」っていう。「俺の懐具合を、お前に心配されなきゃいけないってことか?」っていう考え方だから。

ウチの師匠は、「とにかく好きなものを食べろ」っていう。これが難しいのは、かと言って、そこで一番高いものを食うのも、なんとなく…高きゃいいかって言うと、そうでもない、みたいな。そういうところですよ。

だから俺は、どこに行っても「俺に遠慮しないで、好きなものを頼め」っていう。しかも、俺の注文を見ちゃうと、それを基準に選ぶ可能性があるから、俺は注文はいつも最後か、内緒っていう。

伊集院光、師匠・三遊亭円楽が弟子に飲食店で好きな物を注文させる理由「稼いでないって思ってんのか?」

自分が大変な時ほど弟子に優しかった師匠

:(三遊亭円楽)師匠も優しい。元々(仕事での依頼など)そういう時、優しいし。

多分、師匠の中には、「自分のことで弟子に当たるのは違う」っていう意識が結構、強い人だから。「自分がある程度、局面として面倒な感じになってる時ほど、優しかったな」って(円楽の不倫報道があって)思い出して。
伊集院光、三遊亭円楽は窮地ほど弟子に当たらず優しく接していたと明かす「自分のことで弟子に当たるのは違う」

落語家廃業

俺が落語家やっていたとき、同時に「伊集院光」の名前でラジオをやっていた。だからね、落語家をやっている傍ら、ラジオもやっていた落語家としては何でもなかったけど、ラジオの方は少しずつ名前が知られるようになった。

そうしたらね、師匠の耳にも俺のことが届くわけですよ。「お宅のお弟子さんは、三遊亭っていう由緒正しい芸名を持ちながら、別の名前でラジオに出ている。それは、師匠の方針なんですか?」とかって言われるワケですよ。そういうとき、師匠は「アイツはバカですからね。何でもやらせてみて、分からせようと思いまして」なんて、かばってくれるわけです。

それで、辞めるときには、「師匠にもご迷惑をかけているようですし…」とかって師匠に申し上げた。そうしたら、引き止められなかったよ。「お前がいなくなると、室温が下がるな。…ちゃんと、お世話になったところに挨拶に行くように」くらいのことを言われて終わった。若手芸人が辞めるって言い出したら、ああいう格好良いことを言えばいいのかな。

そういえば、兄弟子の三遊亭花楽京は引き留められていたんだよな。花楽京さんは、俺よりも才能があった。その人が先に「辞める」って言い出したから、キツイものがあった。「俺より才能がある人が去って、才能のない俺が残る…なんだ、これは」みたくなるよね。まぁ、花楽京さんは楽太郎師匠の一番弟子だったっていうのもあるけどね。だから引き留められていた。それを思うと、切ないよな。

伊集院光が語る 「若手芸人の辞め時」

弟子のタレント活動で、陰で謝ってくれていた師匠

伊集院光:17歳とかだから。この両立(ラジオ番組出演と落語)をさせようと思うことで、ウチの師匠が…今の円楽(三遊亭楽太郎)が、前の円楽に謝らなきゃならないことが凄い増えてるんですよ。

神田松之丞:ああ、なるほど。

伊集院光:勝手をしてるっていうので。それこそ…今、いくつだっけ?

神田松之丞:今、35です。

伊集院光:35っていう、落ち着いた年じゃないの。

神田松之丞:そうですね。

伊集院光:もう全然、やっと二つ目になりました、ちょっと位が上がりました、上がるか上がらないかでやってる時の勝手なことに対して、ウチの師匠が上の人たちに、とにかく一人、一人に謝りに。

神田松之丞:うん。

伊集院光:「勝手をしていますけれども、それは教育方針でやらせております」って謝ってるのを目にした時の、申し訳ないっていうのと。

神田松之丞:ええ。

伊集院光:「別に、師匠にそんな頭下げてもらわなくても、俺は食っていけますよ」って思う、高慢なのと両方重なるから。

神田松之丞:ああ、なるほど。

伊集院光:だから、わりと飛び出しちゃったけど。

伊集院光、落語家時代にラジオ出演をしていて師匠・三遊亭楽太郎が「上の人たちに、一人一人謝りに行っていた」と明かす

先代の円楽訃報に際して

円楽師匠の存在は、あまりにも大きかった。僕の師匠である三遊亭楽太郎が掛け替えのない恩師だとすると、円楽師匠はその青春時代を過ごした、学校のようなものであると思う。

それが無くなってしまう虚無感がある。あんな大きな存在が無くなるんだって、そう思った。

伊集院光が語る 「三遊亭円楽師匠の訃報」

(先代の円楽師匠の通夜に)楽太郎師匠がいらっしゃって。遅れてきたことや、一門じゃないことを言われるのかなって思ったんですけど、そこで師匠が「横に座れ」って言ってくれたんだよね。それで、居づらくなくしてくれた。そこから円楽師匠の話をあれこれしてて。

それから、兄弟子と飲みに行って。そこでも、落語家時代の色んな話をしてね。毎月、1がつく日は円楽師匠の家に行くんだよ。それで酔っぱらって円楽師匠の家に行くんだけど、家に帰る金も時間もないから、夜中に行くんだよ。でも円楽師匠を起こしたらダメだから、家の前で待っている。でも、すごい寒いから円楽師匠の家と隣の家の間の隙間に挟まっていた。でも、そこに先客もいて、兄弟子がいたんです。そんなこともあって。

ほかにも、色んなことがあった。言えないこともね。…そんなことを話していると、落語家口調になるね。「っていうと何かい?」とかって言ってるのに気づいたね(笑)

楽太郎師匠の襲名パーティーに参加

6時開催で、5時半くらいに行ってね。こっちはガチガチですよ。規模の想像が付かないし、どこに座れば良いのか、とかね。俺のジャンルは分からないじゃないですか。弟子は弟子なんだけど、噺家じゃないなんて人は、他にいないですよ。結局、円楽一門の弟子の中に入ってたんですよ。

俺がスピーチすることになったんです。「それでは、元お弟子さんであった伊集院光さんにスピーチをお願いいたします」って言われたの。

色んなことを考えましたよ。元弟子って知っている人と、それすら知らない人とか、今でも弟子って知っている人とか、何層かに分かれているから、変なザワつきかたしていたの。その時に、普通におめでとうございますって言って座れば良いかなって思ったんですけど、「若手なんだから冒険しろ」って普段、若手芸人に言っているんです。それなのに、俺が冒険しないでどうするんだって思って、冒険することにしたんです。

25年前、弟子にしていただきました。その時から思っていました。楽太郎は(他の師匠と)どっか違う

そう言って、バクバク心臓が言って、脇から汗がしたたり落ちてるのが分かりましたよ。そうしたら、ドッカーンってウケたんです。久々のあの若手の感じですよ。

師匠からも「オイオイ」ってジェスチャーをされてね。ヤッターって思ったんです。それで、「こういう晴れの席で端っこで見せていただいて思いました…俺の目に狂いは無かったね!楽ちゃん!」って言って。そうしたら「シーン」ってしちゃった(笑)

二回は多かったみたいね。やりすぎちゃったみたい。だから「ありがとうございました」って言ってすぐに座りましたよ。

伊集院光「師匠の円楽襲名パーティーでスピーチ」

再度、落語界への誘い

伊集院光:正月に、師匠に会ったときの話。新年会で、久しぶりに師匠のところに行った時の話なんだけど。

なんか、すげぇ飲んでて。みんなベロベロになってる時に、一門の誰かが多分…俺より上の人、あの時いた上の人誰かな…まぁ、上の人が、「あんちゃん、また落語やんねぇのかよ?」って話始まったの、俺に対して。

「あんちゃん、落語やんねぇのかよ」って話、始まって。半分くらい苦笑いで付き合ってたら、横からウチの師匠が「よせ、よせよ」って。「こいつには、こいつの仕事があるんだから」って、助け舟を出してくれて。

「まぁ、ほら。俺が70になった時の記念の会みたいなところで、ちょっととかはさ、ほらな…さぁ、飲もうか、飲もうか」って(笑)

…え?(笑)ウチの師匠、68だから(笑)そんな先じゃないじゃん。師匠もフワッて言って、スーッてしまっちゃう感じの。「はい、はい、話はおしまい。はい、約束ね」的な(笑)

伊集院光、三遊亭円楽に「70歳を迎えた記念の会で伊集院に落語を」と言われたことを明かす「師匠、68だからそんな先じゃないじゃん」

ウチの師匠が(医師を目指すNHK島津アナに)「なるほど、そうか頑張ってくれ」と。「頑張んなさいよ」っていう、「なんでも人間やろうと思えばできるんだから」って話の後に、「師匠がおっしゃってましたよ」っていう。

「ウチの伊集院も、ある意味今、まわり道中みたいなものだから」って言ってたっていうのね(笑)え?どういうことって思って(笑)

「え?それ、どういうこと?」って思って。「…なにが?」っていう感じ(笑)さらには、今回(三遊亭円楽から)メールきてびっくりしちゃって。ある意味、弟子が家に来ようが、放っておけばいいんだよ、弟子なんか。放っておけばいいのに、わざわざメールくれたから、これで返信しないわけにもなかなかいかないよねって思って。

「こちらこそ、留守中にお邪魔してすみません」みたいな。「失礼致しました」っていう。なんだかんだ書いて、最後のところに何かこう見舞い事だけ書くのもなんだなって思ったんで、ちょっとフリートークじゃないけど、何か身近な話題も入れとこうと思って。

追伸として、「最近、『天狗裁き』にハマっています。あの話は狂ってて、とても面白いですね」って、その話を締めたの。そしたら、その後、「『天狗裁き』はよく出来てる話だから、色んな演出の仕方ができると思うよ。場面も設定もすごい良く出来てる話だから、キャラクターの膨らまし方とかすると、自分なりのいいものができると思うから、練習して覚えてどっかでやってみたらいいんじゃないの?バイバーイ」って書いてあった(笑)

やらないよね、それどう考えても(笑)仕事としては。何かが迫ってる感じっていうのは、ひしひしと感じながら。まぁ、まあね(笑)

伊集院光、落語家ではなくタレントをしていることに師匠・三遊亭円楽が「ある意味、今、回り道みたいなもの」と発言していたと明かす

 - 伊集院光 深夜の馬鹿力, 伊集院光とらじおと