狩野英孝が、今年1月に女子高生との淫行疑惑で無期限謹慎となり、6月1日付で解除、芸能活動を開始している。そんな狩野が9月7日放送のテレビ朝日系の番組『アメトーーク!』で、地上波復帰を果たした。
本人は知らず、相手の女子高生が年齢を偽っていたこともあり、比較的短期間での復帰ということになるのではないだろうか。
今回、「タレントが不祥事による謹慎後に地上波復帰を果たした期間」そして「謹慎理由」についてまとめてみた。
狩野英孝
謹慎理由:2017年1月20日発売の写真週刊誌『フライデー』で、17歳の女子高生アイドルとの交際疑惑が報じられた。翌21日、狩野は謝罪会見を開き、芸能活動を当面自粛することとなった。
謹慎期間:2017年1月21日-6月1日(131日 / 4ヶ月11日)
地上波復帰:2017年9月7日(229日 / 7月17日)
NON STYLE・井上裕介
謹慎理由:2016年12月11日、自身が運転する車でタクシーに接触する事故を起こすも、そのまま当て逃げしてしまう(自動車運転処罰法違反及び道路交通法違反容疑で書類送検されるも、後に不起訴処分となる)。
謹慎期間:2016年12月12日-2017年3月31日に芸能界復帰ライブ(109日 / 3ヶ月19日)
地上波復帰:2017年5月6日フジテレビ系の番組『ENGEIグランドスラム』で復帰(145日 / 4ヶ月24日)
極楽とんぼ・山本圭壱
謹慎理由:2006年7月16日深夜、10代の少女との飲酒・性的行為に及んだ後、少女は「暴行された」と北海道警察函館西署に被害届を提出(後に示談が成立、不起訴処分となっている)。山本は任意聴取を受け、その直後、吉本興業から専属マネジメント契約の解除される。
謹慎期間:2006年7月18日-2015年1月19日にお笑いライブを開催(3107日 / 8年185日)
地上波復帰:2016年7月30日放送の『めちゃ×2イケてるッ! 夏休み宿題スペシャル!!』に出演(3665日 / 10年12日)
アンタッチャブル・柴田英嗣
謹慎理由:2010年1月、過去に交際してい女性が「柴田の妻から脅迫を受けた」と警察に訴えた。この時、柴田もまた事情聴取を受けたのだが、それまでに数々の女性問題を引き起こしていたことから、先代の人力舎社長・玉川善治氏はこの事態を重く見て、謹慎を言い渡した。
玉川氏は近い内に謹慎を解く予定であったが、解かぬまま同年6月に逝去してしまう。結果、謹慎は1年にも渡った。
謹慎期間:2010年1月-2011年1月(1年)
地上波復帰:2011年1月11日放送のTBS系『美女アスリート総出演 炎の体育会TV~2011』で復帰
メッセンジャー・黒田有
謹慎理由:2009年12月26日、大阪・宗右衛門町のガールズバーで支払いをめぐって店長と揉め、暴行した。店長は全治2週間の怪我を負い、黒田は傷害容疑で逮捕されている(後に示談が成立し、起訴猶予処分とし釈放)。
謹慎期間:2009年12月26日-2010年4月4日(99日 / 3ヶ月9日)
地上波復帰:2010年12月、毎日放送の『漫才トラディショナル』に出演(約11ヶ月)
島田紳助
謹慎理由:2004年10月25日、朝日放送社内で勝谷誠彦の女性マネージャーに腹を立てた島田が、説教後に反省の色がなかったことから、暴行を加えている。島田は、10月28日付で傷害容疑で告訴されている(傷害罪の疑いで書類送検、罰金30万円の略式命令が下され、有罪確定)。
謹慎期間 / 地上波復帰:2004年10月28日に記者会見-2005年1月2日に日本テレビ系の番組『行列のできる法律相談所』で復帰(66日 / 2ヶ月5日)
タレントの芸歴・芸能界での立ち位置・キャラクター・不祥事の質などにより、その復帰までの期間は大きく差があることは予想できるだろう。
一方で今回、まとめてみて驚いたのは、「島田紳助の2ヶ月での復帰」だ。傷害事件を起こしているにも関わらず、あまりにも早い復帰だ。これが現在で起きたならば、謹慎期間は、もう少し長くなっていたのではないだろうか。昨今の「コンプライアンス(法令遵守)」の波は、確実に芸能界にまで押し寄せているようで、謹慎期間は長くなる傾向にあるようだ。