有吉弘行さんやケンドーコバヤシさんらによる、プロレスや野球などの古参ファンが、にわかファンを疎ましく思う心理についてのトークをまとめてみました。
有吉弘行、コアなファンばかりでは先細ると指摘「冬の時代を知ってる」
有吉「『ニワカファンは観るな』とか『騒ぐな』って言って、ニワカファンが不貞腐れちゃったら、どうなるかって話なのよ」
マツコ「うん」
有吉「昔に戻っちゃうんだよ?マイナーな競技に」
マツコ「うん」
有吉「ニワカも巻き込んでこそ、でしょ。大きく巻き込んでいくからこそ、盛り上がっていくんであって」
マツコ「この局だから、そういうこと言ってんの?」
有吉「違うよ。俺はプロレスファンだから。今はちょっと良いんだけど、冬の時代を知ってるから」
マツコ「うん」
有吉「内に内に、どんどん濃くなっていくのは、盛り上がるんだけど、どんどん団体が倒産してっちゃって」
マツコ「あぁ」
有吉「エンターテイメントにして、どんどん外に大きく輪を広げていくと、コアなファンはいつも不満なんだけど、むしろ大きく広げる方がプロレス全体が盛り上がって、選手たちもそっちの方がいいのに」
マツコ「うん」
有吉「変に一部のコアなファンがそれを否定するのが、俺は嫌で」
マツコ「うん」
有吉「選手も、そのコアなファンに文句は言えないよ。ずっと支えてくれてたからね」
マツコ「うん」
有吉「だけど、それを盾に偉そうにしすぎじゃないかって」
マツコ「ファンの方がね」
有吉「そう」
マツコ「誰もきていない時から応援している人にとっては、急に来たファンは、『お前ら何も知らないだろ?テレビにも何も映ってない頃から、俺らは知ってんだぞ。それから支えてんだぞ』って思うよね」
有吉「うん」
マツコ「みんなそうだよね。マス(大衆的)になるってことは、そういうことじゃない?」
有吉弘行「スポーツは、ニワカファンを受け入れないと衰退していく」
赤江珠緒、サッカーW杯について「にわかは浅瀬で、通は沖で楽しめる」
赤江珠緒:そうですよ!ワールドカップは海です。
山里亮太:おっ、赤江さん、これは名言の香りが…
赤江珠緒:だから、凄い沖で泳げる人もいれば、浅瀬で砂場でね、砂をチャラチャラいじってる子供がいてもいいじゃないか、と。
山里亮太:そういうことなんですよ。みんながみんな、遠泳できないと参加しちゃいけないのかって話ですよ。
赤江珠緒:うん。ただ、タニシは川にいて欲しい(笑)
山里亮太:そっかぁ(笑)俺、海行っちゃいけないのね(笑)
赤江珠緒:そこはチッて言われてるかもしれませんけど。
赤江珠緒、サッカーW杯での「にわかファン」批判に反論「ワールドカップは海です。浅瀬で遊んでる子がいてもいい」
……
赤江珠緒:3年ぐらい連絡を取ってなかった、昔、テレビ朝日で一緒に『スーパーモーニング』っていう番組の司会をしてた、小木アナウンサーから、「いいこと言った」みたいなメールが来たりして。
カンニング竹山:はっはっはっ(笑)
赤江珠緒:「え?なんで?小木っち、ラジオ聴いてたのかな」って思って。「え?そんな、褒めてもらえるようなことじゃないよ」って言ったら、「いや、ネットニュースになってる」とか言われて。
カンニング竹山:ああ。
赤江珠緒:大事になってたんで、ちょっと自分でもアワアワしてたんですけど。
カンニング竹山:うん。
赤江珠緒:でも、それでたとえるとね、そのにわかな人は、浅瀬で遊んでいるような人。通な人は、沖で遊ぶ。でも、ワールドカップは海だから、自由に遊べばいいじゃないか、みたいな意味合いでなんとなく言っただけなんですけど。
カンニング竹山:名言だね、たしかにね(笑)
赤江珠緒:でも、それがそんな大事になるって、ちょっと恥ずかしいんですけど。
赤江珠緒、サッカーW杯は「にわかは浅瀬で、サッカー通は沖で」楽しめる「海のような存在」という名言が取り上げられ照れる
加藤浩次、古参ファンの居場所は奪わないで欲しいと主張
加藤浩次:たとえば、俺らがさ、ライブの劇場に出てた時、七丁目劇場とか出てた時に、ファンの子ってついてくれるじゃない。
遠藤章造:うん、そうですね。
加藤浩次:その子たちがさ、ついたときに我々が仕事どんどん増えてくと、そういう子たちって離れてくじゃない?
遠藤章造:ああ、はい。
加藤浩次:それと(アイドルファンは)同じ心理ってことだよね?自分らのものっていうか、「私だけが応援してるというか、私だけが知ってるものでいて欲しい」っていう心理が働いてるってことだよね。
徳井健太:はい。だから俺は、どんどんどんどん、好きになっていかなきゃいけないと思ってるんですよ。
加藤浩次:うん。
徳井健太:野球も、阪神ファンがヤクルトファンになったり、日ハムファンになったりした方がいいと思ってるんです。
加藤浩次:アレは地域密着だから。
遠藤章造:ふふ(笑)
加藤浩次:基本的にね(笑)ごめんね(笑)
徳井健太:たとえば選手を好きになって、たとえば大谷選手を好きになったり…
加藤浩次:カープ女子とかいたよね。広島出身の子じゃなくても。
徳井健太:全員とは思いませんけど、広島の熱心なファンは、「なんだよ。俺らはずっと広島を応援してきたのに。何がカープ女子だよ」っていう人もきっといると思うんです。でも、俺はそれでいいと思うんです。若い子がチャラチャラして、カープ女子だなんだっていうので来ても良いと思うんです。それがゆくゆく、応援してくれるファンになる人が何組かいるし。それ目当てに来る男がいても、俺は良いと思うんです。
有野晋哉:オタオタ?
徳井健太:オタオタです、いわゆるね。
加藤浩次:全然良いと思う。だけど、若い子が増えて、オッサンの居場所をなくすのだけはやめて欲しい。格闘技とかもそうなの。一時期、K-1とかブームになって、女子がバーッて来て。昔、K-1の始まりなんて、極真の石井館長が作ってやりだしたわけでしょ。オッサン、男しかいなかったの。それがドーンと人気になって、女の子がいっぱい来て、オッサンの居場所がいなくなった。結果、どうなりました?K-1、ほぼ今ないですよ。テレビでやってんのかな?
遠藤章造:最近ちょっとまたね。
加藤浩次:ブームで終わった部分ってちょっとありますよ。これが怖いですよ。私は怖い。
有野晋哉:ふふ(笑)
加藤浩次:それに関してどう思いますか?徳井さん。
徳井健太:まぁ、そうですね。その通りですね(笑)
加藤浩次:読売ヴェルディ、キャーなったよね、昔ね。Jリーグ発足の頃。チーム自体が弱くなってしまったのもあるけど、女の子がキャーなって、読売ヴェルディ、J2落ちですよ。J1上がってきてませんよ。やっぱり、一個のブームにしちゃって、オッサンの居場所を奪って、オッサンが大事にしている気持ちを踏みにじった…若い女が(笑)
遠藤章造:はっはっはっ(笑)
加藤浩次、スポーツやアイドルのにわかファンが増えるのは構わないが「オッサンの居場所は奪わないで」と訴える
ケンドーコバヤシ、にわかファンを排除すべきでない理由を語る
リスナーメール:以前、田中さんは別のラジオ番組で、「俺は大抵のアイドルには甘いけど、アイドルが急にカープ女子だと言い出したときには、厳しい目でチェックする。監督の名前を知らないとかマナー違反だと思うし、そこは覚えておいてくれるとありがたい」と、厳しい口調でおっしゃっていました。
皆さんが思う、芸能界のマナー違反とは、どんなことですか?
田中卓志:ああ…カープ女子ね。
ケンドーコバヤシ:カープって、今や凄い人気球団やん。凄いやん。
田中卓志:はい。
ケンドーコバヤシ:だからこそ、ちょっと目立つのかもしれないけど、カープ女子とか。
田中卓志:はい。
ケンドーコバヤシ:カープ女子に厳しいカープファンとか。
田中卓志:はい、はい。
ケンドーコバヤシ:人気あるから目立ってしまうのかも。元々、野球ファンってそういうところあるやん。
田中卓志:はい、はい。元々ね。
ケンドーコバヤシ:「ふざけやがってよ」みたいな、ちょっとな。
田中卓志:そうです、そうです。どの球団にもいます。
ケンドーコバヤシ:でも、あれはホンマはやめなアカンよね。選手と球団からしたら、知らん人ほど来て欲しいわけやんか。
田中卓志:そうなんです。
ケンドーコバヤシ:うん。新しい人ほど来て欲しいわけやから。
柏木由紀:うん、たしかに。
ケンドーコバヤシ:だから本当は、ああいうこと言うたらダメなのよ。
田中卓志:そうなんです。俺これ今、聞いてて「あ、こんなこと言っちゃってたんだ」って今、思ったんです。
ケンドーコバヤシ:うん。
田中卓志:だって、加藤紗里とか急にカープファンになったけど、どんどん今、言って欲しいですもん、加藤紗里に。
ケンドーコバヤシ:うん(笑)
田中卓志:加藤紗里がカープファンで、めっちゃグッズ買ってんのよ。
ケンドーコバヤシ:うん。
田中卓志:「このグッズのお金が、選手に行くんだな」って。
ケンドーコバヤシ:そう、そう。
田中卓志:俺も初めてこんな人気球団になって、分かってきたことなんです。
ケンドーコバヤシ:うん。
田中卓志:だから、俺は間違ってた。あの日の自分…タイムマシンがあったらこの日に返って、「加藤紗里こそ最強のカープファンだ」とラジオで言いたい(笑)すみませんでした(笑)
ケンドーコバヤシ:そうやな、ちょっと謝ってくれる?今の空気も(笑)
田中卓志:はっはっはっ(笑)今の空気もすみません(笑)
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)言いたくなる気持ちは分かるけどね。好きなもんとかに、ミーハーな人が来たら、一瞬、「ん?」ってなんねんけど。
田中卓志:はい。
ケンドーコバヤシ:でも、それは俺らが言ったらダメなことよ。球団や選手というか、大本の人らは、それはメシの種になるから。メシの種って言うたらいやらしいけど。
山根良顕:そこから好きになる可能性もありますからね。
ケンドーコバヤシ:そうよ。
ケンドーコバヤシ、野球の古参ファンがにわかファンを排除すべきではない理由を語る「選手や球団からしたら、知らん人ほど来て欲しい」