2022年8月18日配信開始のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』の動画で、お笑い芸人・千原ジュニアが、スピッツがパンク路線から撤退した理由について語っていた。
伊集院光:17~8の子が、落語やるぞって決めたのに、「なんだか分かんないけど、イヤになったんでやめます」とは言えないと。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:だから、「名人・談志の落語に今日、衝撃を受けました」って言う方で、先に脳みそを病気にしちゃえばやめられるっていう「ウソなんだ」って言うのよ。
千原ジュニア:大義を作って。
伊集院光:で、人間は、本能的にそれを作ってるだけで。「お前はウソだと思ってないでしょ?だけどそれは、俯瞰で見れば、ウソなんです」って。
千原ジュニア:そのジャッジが、17、8でちゃんとできてんのが凄いですね。たとえばボクサーでも、同じ階級に「うわ、辰吉丈一郎がバンタム級にいる。じゃあ、俺はスーパーバンタム級に上げよう」とか。
伊集院光:うん。
千原ジュニア:そういうボクサーっていないじゃないですか。
伊集院光:うん。
千原ジュニア:「俺は絶対に勝てるんだ」って、みんな行って、で、結局勝てないとか。
伊集院光:うん。
千原ジュニア:そこでジャッジする…僕、聞いたのがスピッツ。
伊集院光:はい。
千原ジュニア:あのバンドの。本来、あんな感じじゃないらしいですね。
伊集院光:ああ。
千原ジュニア:めちゃくちゃパンクでいきたいって思ったら、ブルーハーツ出てきたから。「あ、無理や」って言って。
伊集院光:うん。
千原ジュニア:ああいうメロディアスな音楽性に変えたとか。
伊集院光:うん。
千原ジュニア:そこのジャッジ…みんなやっぱりしがみついて、「いやいや、こんなはずない、こんなはずない」ってなんか、自分のこと信じて、結局、まぁ言い方悪いですけど、時間を無駄にする人が多い。
伊集院光:ある。
千原ジュニア:でも、17、8でそのジャッジは、ちょっと凄いですね。