2022年6月19日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・タレントの高田文夫が、いかりや長介と志村けんとの確執などドリフターズの内情を描いた笹山敬輔『ドリフターズとその時代』を絶賛していた。
高田文夫:詳しい人って、本当にいるんだよ。なんでも詳しい人。
松本明子:はい。
高田文夫:立て続けに新書判で、3~4冊読んだんだけど、週末。出たばっかしで。
松本明子:はい。
高田文夫:詳しいのがいっぱいなんだよ。
松本明子:先生が詳しいんじゃないですか?
高田文夫:と思うだろ?ちゃんと研究者がいるんだよ。まずドリフの本が出たんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:ドリフの確執が凄いんだよ、実を言うと。
松本明子:へぇ。
高田文夫:要するに、たけしさんとかタモリさんっていうのは、文化論的に評論家とか書きやすいから書くんだけど。
松本明子:うん。
高田文夫:それ全部の資料調べて、本とか雑誌のコメント。全部調べてさ、いかりやさんと小野ヤスシとの決裂から始まってさ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:実際は小野ヤスシの方が面白かった。俺もそうだったと思うんだけど。
松本明子:うん。
高田文夫:で、いかりやさんがああいう人だからワーッとやって。で、それからボーヤの時の志村けん。志村けんのお父さんが記憶喪失になっちゃって、お父さんに覚えてて欲しいから、「けん」っていう親父の名前を使ったとかね。
松本明子:へぇ。
高田文夫:そういうのから始まって。ドリフの内部の話も全部書いてあるんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:で、色んなコメントが載っててさ。で、最後の最後に、いかりやさんと志村けんのまた凄い確執があって。お互いな、喜劇の作り方が違うから。
松本明子:うん。
高田文夫:最終的に、ほとんど口も聞かなくなって。それをきちんと書き込んでるんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:これが凄いんだよ、『ドリフターズとその時代』っていうのがさ。
松本明子:上辺だけざっくり知ってて、その詳しい話は我々知らないですもんね。
高田文夫:そう。それがあの若いケロリンの社長いたろ。
松本明子:はい。
高田文夫:あの彼が書いたの。優秀なのよ。
松本明子:そうなんですか。
高田文夫:凄い。笹山敬輔だっけ。ここにもゲスト来た。そいつの本が凄いんだよ。