2019年9月28日放送のテレビ東京系列の番組『ゴッドタン』(毎週土 25:45-26:10)の「お笑いを存分に語れるBAR2」企画にて、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼が、笑い飯・哲夫から「おぎやはぎさんのネタを参考にして、自分たちのネタを作った」と言われたと告白していた。
劇団ひとり:濱家さん、M-1で好きな漫才は?
濱家隆一:「うわぁ、すげぇな」って思ったんは、やっぱり笑い飯さん。
劇団ひとり:ああ。
濱家隆一:Wボケが凄いって、見た目はそうじゃないですか。でも、一番思ったんは、それまでの漫才って、設定を決めて、展開つけて、起承転結で最後オチっていう形やったんですけど、笑い飯さんって、ホンマに一つの細かいところで、そこだけで遊んで4分間終わらせる、みたいな。
劇団ひとり:うん。
濱家隆一:奈良県立歴史民俗博物館に行って、ここの人形があって、この人形があってんっていうところで、2分ちょいつかって。あと、質問のところで2分ちょいって、ボケる要素2ヶ所しかないところで展開して世界見せたっていうのは、僕はなんか凄い印象的でしたね。
小沢一敬:笑い飯を悪く言うわけじゃないけど、ボケる要素2個しかなくてやったのは、おぎやはぎが最初。
飯塚悟志:すげぇおぎやはぎに戻すね(笑)
小沢一敬:2001のおぎやはぎ、マジで2ブロックしかないの。
飯塚悟志:めちゃくちゃ好きじゃん、おぎやはぎ。
小沢一敬:2001のおぎやはぎ、2ブロックしかないのよ(笑)
矢作兼:でも、一回目の時かな。笑い飯と飲んだことがあってさ、大阪でさ。その時に、見に来たんだって、東京にね。
小沢一敬:うん。
矢作兼:それで俺たちの漫才を見て、「参考にして作ったんです」みたいな、凄い言われて。
飯塚悟志:へぇ。
矢作兼:で、二回目一緒に出たの。速攻、俺らより超えてったからね(笑)
劇団ひとり:でも、本人が言うって凄いね。
矢作兼:って言われたんだよね、哲夫にね。
濱家隆一:当時からでも、哲夫さん言ってました。それこそ他の芸人見ても「ふぅん」って感じやったけど、おぎやはぎさん見た時、「うわ、やられた」っていうのを思ったって、哲夫さん言うてました。
矢作兼:で、1年で超えてったっていう(笑)
小沢一敬:そこもおぎやはぎのいいところなのよ(笑)
塙宣之:学校入ってないんですよ、笑い飯さんって。
劇団ひとり:ああ。
塙宣之:倉本美津留さんって放送作家さんが話してたのが、やっぱりNSCを吉本が作って、なんかみんな同じような漫才だなって思った時に、笑い飯、バーンッて寄席に出てきて、「アイツら誰やねん」って言って調べたら、学校入ってない、と。
劇団ひとり:ああ。
塙宣之:結局、教えない方がいいんじゃないかっていう。
劇団ひとり:ああ、なるほどね。
塙宣之:おぎやはぎさんも…これ、コントだったんですけど、クレーマーのネタで、「筑紫哲也の顔が怖いんですけど、どうにかなりませんか?」って。
飯塚悟志:あったわぁ(笑)
塙宣之:それだけのネタで。俺、もうテレビ見て死ぬほど笑って。
小木博明:ふふ(笑)
塙宣之:こんなことをやっていいんだ、と。好きなことをやっていいんだっていうのが、ヒントになったのかなって思って。