2019年9月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(毎週金 25:00 – 27:00)にて、お笑いコンビ・バナナマンと放送作家のオークラが、「お笑い第○世代」の誕生と区分の定義について語っていた。
第7世代の定義
設楽統:第7世代みたいなさ、新しい世代っていうのは…
オークラ:(キングオブコント2019決勝で)ほとんど入ってるんじゃないですかね。
日村勇紀:そうだよね。
オークラ:僕の認識で、言う人によって少し変わると思いますけど。
設楽統:うん…やってる年数が若いってこと?
オークラ:多分ですけど、2011年以降ぐらいから活躍し始めてる人たちが。
設楽統:2011年以降ぐらいから?
オークラ:ちょうどレッドカーペットが終わってるんです。
設楽統:ああ、じゃあ10年行ってないぐらいの芸歴の人たちのことを言うの?
オークラ:そうですね。ただ、その時代からやってるのに、今売れ始めてる人もいるんで。たとえば、わらふじなるおとかはもっと前からいるんですけど。
設楽統:ああ、なるほど。
オークラ:なんとなく、第7世代なのか、どうなのかっていう。
設楽統:ああ。
オークラ:でも、言っちゃったもん勝ちみたいなところあって、ゾフィーもそうですね。
日村勇紀:そうだね。
設楽統:じゃあ、俺らも第7世代。
オークラ:でも、第7世代が認めないと思います(笑)
設楽統:ふふ(笑)第7世代って言われてることを、自分たちが第7世代って分かってんの?こういうのって後に誰かが言うってあれだけど。
オークラ:第7世代って言葉だけがもう先走ってるんで、本人たちもみんな「どうしたらいいんだ?」みたいな感じになってると思いますけどね。
「お笑い第○世代」の誕生
設楽統:いわゆる、この「第○世代」っていうのは、そもそもの始まりがどこなの?
オークラ:そもそもの始まりが、やすきよとか…あ、言葉を言い出した人ですか?
設楽統:うん。
オークラ:それは多分、第3世代からと思います。
設楽統:第3世代っていうのが…
オークラ:ダウンタウン、ウンナンですね。
設楽統:その世代の人たちのことを第3世代。
オークラ:そうです。多分ですけど、ダウンタウン、ウンナンが出てきた時に、いい言葉を作ろうと、流行らせようと思ったんですよ。そう言って、漫才ブームの後だから、「第3世代って言葉を作っちゃおう」と思って多分、そこで初めて第1、第2っていうのができて、第3世代っていうのができたと思います。
設楽統:ああ、じゃあツービートとかB&Bとかあの漫才ブームの人たちが第2世代なんだ。
オークラ:はい。
設楽統:やすきよ師匠たちとか、ああいう世代の人たちを第1世代にしてるってこと?
オークラ:テレビに出始めた漫才師たち。
お笑い第5世代としてのバナナマン
設楽統:なるほど。じゃあ、俺らはどこなの?
オークラ:第5世代ですよ。
設楽統:第4は?
オークラ:第4は、ボキャブラとめちゃイケとキャイ~ンさんとかの世代ですね。
設楽統:それが第4なの?年齢とかは関係ないの?
オークラ:関係ないです。どの時代に出始めたかだと思います。
設楽統:ボキャブラの人たちが第4、俺らはその下か。そこ、凄いスパンが短いと思うけどね。
オークラ:お笑いブームが2000年になって起きるじゃないですか。
設楽統:そんなふうに言われてた?
オークラ:言われてないです。第3世代って言葉があったので。
設楽統:そうするとってことね。
オークラ:はい。あとは波8とか、フジテレビ系列が『新しい波』って番組作った時に、8年周期とか色々作っちゃったじゃないですか。あそこらへんで多分、第4世代とかいい始めちゃったんだと思うんですよね。
設楽統:なるほどね。あと第5にはあとどういう人たちがいるわけ?
オークラ:オンエアバトル出てた人たちが。
日村勇紀:オンエアバトルに関しても、初期の方だよね。
設楽統:それが第5なの?じゃあ、第6は?
オークラ:そこが難しいんですけど…
設楽統:東京03は?
オークラ:あれは年齢的に第5に入れられちゃうんじゃないですか?オンエアバトルでも活躍してましたから。
設楽統:ああ。
第7世代から逆算された「第5、6世代」
オークラ:オードリーとかあの辺が第6っぽい感じじゃないですか。難しいですけど、キングコングとオードリーって同期じゃないですか。
設楽統:ああ、そうなんだ。
オークラ:でも、『はねるのトびら』出てた人はなんとなく第5のイメージあるじゃないですか。
設楽統:第5?俺らも第5だったっけ?
日村勇紀:だから、第5が広いってイメージあるよね。
設楽統:千鳥は?
オークラ:第6じゃないですか。第6の代表格じゃないですか(笑)
設楽統:小籔さんとかは?
オークラ:僕のイメージですけど、2006年以降に活躍したのが第6で。それまでが第5で。
日村勇紀:小籔君って、コンビ組んでたじゃん。
設楽統:ビリジアン。
日村勇紀:大阪で大人気だったと思うんだよね。で、解散して小籔君自体が新喜劇の座長もやられることになって、小籔君って人間って知られたと思うんだよね。あとは『すべらない話』とか。
オークラ:すべらない話は、第6とかの時代なんですけど、向こうに戻ったときに「お前が第6って言うあよ」って(笑)
設楽統:ああ、まぁね。
オークラ:第6世代って言葉がなかったですから。なんとなく第7って言葉ができたから、第5、6ってわけていこうっていうのがあるんじゃないですか。
設楽統:なるほど。