山里亮太としずちゃん、最悪のコンビ仲を変えた「しずちゃんのボクシング選手引退」「M-1グランプリ2016出場」

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南海キャンディーズ・山里亮太さんが、しずちゃんへの嫉妬や苛立ちを募らせ、結果、コンビながら「共演NG」にまで至った最悪な関係を改善させた、「しずちゃんのボクシング選手引退」「M-1グランプリ2016出場」についての流れをまとめてみました。

しずちゃんの話題を口にせず「悪口すら言わなかった」過去

GAG・宮戸洋行:山里さん、ホンマに嬉しそうに、「今日さ、記者会見だったんだけど、しずちゃんに振ったらさ、ボケたんだよ」とか言ってました(笑)

しずちゃん:ふふ(笑)

宮戸洋行:後輩やったら、「あれ?普通のことなんやないですか?」ってなると思うんですけど(笑)

しずちゃん:ふふ(笑)

宮戸洋行:言っちゃってますよ、普段も。

しずちゃん:それは最近?仲良くなってから?

宮戸洋行:僕も色々お話聞いてましたけど、M-1とかがあってから、あの「今日、ネタ合わせだったんだけどさ」って、お話増えたなって思ってました。

しずちゃん:ああ、そうなんや。当時は悪口とかしか言ってなかった感じ?

宮戸洋行:リアルなことを言うと、悪口すら言わなかった、話すら出てこなかったですね。

しずちゃん:そうか、そうか。

宮戸洋行:色んな芸人さんいてはりますけど、自分は劇場に出ることが多いので。劇場の芸人さんは、100%相方さんと仕事するじゃないですか。

しずちゃん:うん。

宮戸洋行:漫才とかコントで。だから、初めての先輩で、「どういうことなんやろ?」って思ってましたけど。あんまり相方さんとお仕事一緒にならないとか。

しずちゃん:うん。

宮戸洋行:っていうのが、想像つかなかったんですけど。

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しずちゃんのボクシング引退、お笑い熱が再燃

山里亮太:俺のツイート「おかえりなさい」が、本当に嬉しかったんだって。それで、(しずちゃんのメールは)「ごめんなさい」から最後、「ありがとう」で終わるの。「こんな私を、待っていてくれてありがとう。私もちゃんと、それに応えるように頑張ります」というメールが来るわけよ。

そうなるとさ、やっぱりこう俺も、クズ野郎だけど、ブワッと体が熱くなってくるわけ。「ネタ書けよ、山里。帰ってきたぞ、最強の相方が」って。そのまま、その気持ちのまま、机にバンッと座って。

ノート、ネタ帳をバンと広げて、ペンを持ったのよ。「どうも、南海キャンディーズです!」「バーン!」「セクシー過ぎてごめんなさいね」って、走る走る。…でも、そこまでだった、走ったのが。

ピタッと止まって。「出ない!」って。「久しぶり漫才が書けるのに、何も出ない」って。それで、気分転換にネタを観てみようと言ったら、動画サイトで観た、メイプル超合金が凄いボケをやってるから、「ヤバイ!男女コンビ、凄いのが育ってる!」となって。

「どうしよう…」と。でもね、俺はそこでいつもだったら、「とは言え、しずちゃんだって、これからいろいろ他の仕事、ドラマとかもあるだろうから。まだ、新ネタとかのタイミングじゃないかな」なんて、一瞬、今までだったら思っていたけども。

熱いメールをもらっているから、「これはダメだ。南海キャンディーズは、ちゃんと漫才をやっていかないとダメじゃないか」って。

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M-1グランプリ2016をきっかけとした変化

山里亮太:(取材で)「しずちゃんは、なぜ今回M-1にもう一回出ようって思ったんですか?」って言われて。「自分が何なのかを証明したいんです」って。

「ん?」って思って。「M-1 2015を私、観てました。めちゃくちゃみんな格好良かったです。そんな時、『お前はなんだ?』って訊かれた時に、答えるものがないって思ったんです。『私、芸人です』って言いたいんです」っていう。『情熱大陸』みたいな空気出しやがって(笑)

その直前の俺、「逃げてぇなぁ」って言ってる俺の横で、『情熱大陸』感出されちゃってさ。「そう言ってますけど、山ちゃん、どうですか?」ってカメラきた時に、「あのね、俺って一体なんなんだって話になるんですよ。『あなた、何の仕事してるんですか?』って言われた時に、俺もはっきり言いたいんです。『芸人です』って」って、勝手に直前を編集して、もう一回言うっていう。

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M-1グランプリ2016、2017準決勝敗退

山里亮太:今日、どうなの?漫才ずっとやってきて。

しずちゃん:はい。

山里亮太:リスナーのおかげで、漫才の数はたくさん増えたよ。

しずちゃん:うん。

山里亮太:やってて、楽しかった?今日、漫才。

しずちゃん:漫才、楽しかった。

山里亮太:どうします?いっぱい漫才覚えたけど、これ、次どこでやる?俺たち。

しずちゃん:来年のM-1の決勝やんか。

山里亮太:そうですな。じゃあ、とりあえず1年間頑張って、来年とりに行くか?

しずちゃん:おーっ!

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リスナーメール:敗者復活の日に、しずちゃんがポロポロ泣いてしまったというエピソード、しずちゃんの口からも聞きたいです。

山里亮太:むっちゃ泣いてたのよ、終わった後。

しずちゃん:そうですね。自分でも涙出るとは思ってなかったので。

山里亮太:どういうことなの?アレ。

しずちゃん:「これが最後のM-1」って思ったら、なんか…もう受けられへんのかって思ったら、涙が出てきて。あと、「終わったんやな、自分の青春」って感じで、涙出てきた。

山里亮太:無茶苦茶、結構素直に吐露してたもんね。「悔しい」「出たかった」って。

しずちゃん:そうやね。やっぱ…やっぱ、悔しいなぁ。

山里亮太:今でもそれは、思い出せばこう…

しずちゃん:うん。でも、実際悔しかったけど、本戦を見て…

山里亮太:あの後、どうしたの?

しずちゃん:家帰って、「どんなテンションでこれ見たらいいんやろ?」って思って。

山里亮太:うん。

しずちゃん:「モヤモヤして見れへんのちゃうかな?」って思って。

山里亮太:うん。

しずちゃん:家帰って。でも、なんか気になるからテレビつけて。

山里亮太:うん。

しずちゃん:「めっちゃオモロイやん」って思って(笑)

山里亮太:まぁなぁ。

しずちゃん:普通に見れた(笑)

山里亮太:ああ、そう?

しずちゃん:普通に笑って、「オモロイな」って思って。録画してたから、途中ででも、走りに行こうと思って。

山里亮太:なんで?

しずちゃん:ふふ(笑)なんか、汗出してスッキリしたいなぁって思って(笑)

山里亮太:なんかモヤモヤしたままだったんだ?

しずちゃん:夜の街を走って。

山里亮太:うん。

しずちゃん:帰ってきて…録画してたけど、続きそっから見て。優勝者発表の直前で、先に結果だけ知って。

山里亮太:うん。

しずちゃん:「とろサーモン」ってなって、そこで泣けた。

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しずちゃんをラジオ番組で称賛するまでに

山里亮太:(マクドナルド新作発表の記者会見で)囲み取材って、記者の方がバーッて来て。記者の方がね、「ちょっと今日の記者会見、しずちゃん、これは謝罪するべきじゃないですか?」って。「これ、マクドナルドの方々にね、ご迷惑をおかけしてる」って。

しずちゃんも「え?」ってなって。山ちゃんから言われるんだったらアレだけど、記者の方が言うってことは、「本当にダメだったんですか?」ってなって。ちょっと俺の中で、「あれ?この大女、スイッチをヒトに戻しちゃう」と。芸人じゃくて、ヒトに戻しちゃうんじゃないかって。

「ああ、まぁでも、ここまでよく頑張ったよ」と。そしたら、クッと前を見て、「私、本当…すみませんでした」って。ヒトに戻したかって思ったら、「お詫びに、えーっと…」って、偉い人指さして、「抱いてエエで」ってなった時に、「おおっ!」って。

これ、戻ってきた、戻ってきた。昔、コンビを結成した時、一番南海キャンディーズで面白いと思ったのは、得体の知れない大女。

「しがらみ、誰が偉いからこうしなきゃいけないとか、誰に対して謝るとか、そういうことは全部俺がやるから、しずちゃんはしないでくれ」と。それがしずちゃんのベストなんだって言った時に、昔、しずちゃんは俺に、「私は人間だ」って、本当に化け物みたいなことを言って(笑)それがイヤだって言ってたの。

でも、「あの頃、俺が描いた理想に今、なってるじゃない。ここで謝らなきゃいけないところに、謝らずにボケたじゃん。「それ、それ」っつって。

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