2021年12月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『TBSラジオ開局70周年特別番組 大感謝祭』にて、お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が、芸人になると他人に対して「つまらない」とあまり思わなくなる理由について語っていた。
岩井勇気:芸人をやってると、なんか誰かに対して「つまんない」とかあんま思わなくなりますよね。
太田光:思わないね。
ジェーン・スー:へぇ。その心はなんでですか?
岩井勇気:「こっちが楽しめてないだけだ」って思っちゃいますね。
ジェーン・スー:へぇ。
太田光:我々、やってるでしょ。絶対面白かったはずのことが、ネタにするとウケないってことを毎日のように経験するわけですよ。
岩井勇気:うん、うん。
太田光:女子高生がキャピキャピ言って、「なんであんなつまんねぇことを、若い女は喜んでるんだ。ちっとも面白くねぇじゃん」って言うじゃん。
岩井勇気:うん。
太田光:そうじゃないんだなぁっていうのが分かるわけ。
岩井勇気:うん。
太田光:その子たちにとっては、絶対面白かったはずなんだよ。だから喋ってんだけど。
岩井勇気:はい。
太田光:それを、俺らもそうなんだけど、深夜にできたネタを、いかに昼間のライブでやって面白くするかには、相当な技術が要る。
岩井勇気:うん、そう技術ね。
太田光:それが上手くいかないだけなのよ。
岩井勇気:それは、元々が面白くなかったわけじゃないんです。
太田光:じゃないのよ。だから、その技術が上手く行くなんてことは、めったにないのよ。
岩井勇気:うん。
太田光:俺たちはそういう感じだよな。
岩井勇気:はい、そうですね。
太田光:だから、めったに面白くできないって思ってるから、つまらないとは思わないわけ。
岩井勇気:思わない、思わない。
太田光:上手く喋れてないのかな、とか。「この場に合わなかったのかな」とか、そういうことは思うけど。