2021年7月20日放送の日本テレビ系の番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、矢部太郎とのトークショーで見事に決まったオチをネットニュースに台無しにされたと語っていた。
千原ジュニア:矢部太郎ちゃんと久しぶりに仕事して。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:新しい本を出したんですよ。
ケンドーコバヤシ:ああ、記者会見みたいなん見ましたよ。
千原ジュニア:ああ、見た?そう。で、『ぼくのお父さん』っつって。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:で、『大家さんとぼく』を描くきっかけになったのが、俺がやってた番組で引っ越しして、みたいな。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:それがあって。で、次が出たんで、トークショーみたいな。出版記念トークイベントみたいな。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:出てくれませんかって、言ったわけ。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、行くのにあたって、前もってくれて読むねんけど、めちゃくちゃエエねん。
ケンドーコバヤシ:おばあちゃん、相当よかったですもん。
千原ジュニア:大家さん?
ケンドーコバヤシ:あ、大家さん。相当よかったです。
千原ジュニア:『ぼくのお父さん』って、実のお父さん、絵本作家のお父さんのことを、矢部家のことを描いてんねんけど。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:これが実は、太郎ちゃんが生まれた時から、お父さんがノート3冊に渡って書いてはんねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:太郎がハイハイした、とか。カーテンに隠れて遊んでる、とか。絵つきで、絵本作家やから。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:だからもう、言うたら43年前に、もう『ぼくのお父さん』は描かれてたわけ。
ケンドーコバヤシ:すでに。
千原ジュニア:それを息子がちゃんと、あのタッチで描いたっていう。めちゃめちゃ素敵やねん。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:ほんで、今の時代にもなったりする、昔がカラフルで、今がモノクロで、みたいな。あんま言うたらあれやけど。
ケンドーコバヤシ:そういう構成にしてるんですね。
千原ジュニア:めちゃめちゃ素敵、素朴でテクニカルな部分もあって、素晴らしい、と。で、トークの中でな、「太郎ちゃん、これは43年前、お父さんが描いてくれてたわけやから、次は『お嫁さんとぼく』を描かなアカンと思うし、そうなったら子供を作って『ぼくのぼく』」。
ケンドーコバヤシ:『ぼくのぼく』(笑)
千原ジュニア:「それを描いていって、矢部家として、これはやっていかなアカンちゃうか。ほんで、最後の最後に『入江くんとぼく』って描いて」と。
ケンドーコバヤシ:やめなさい。
千原ジュニア:「それで初めて矢部太郎の作品に、闇が出てくる」みたいなんで、ワーワーとなって。
ケンドーコバヤシ:見ましたけど、ネットニュースで。
千原ジュニア:で、終わった。ほんならネットニュースに結構なってて、パッと見たら、「『お嫁さんとぼく』、『ぼくのぼく』と描いて、最後には入江くんと僕のことを描いて欲しい」って、俺になってんねん。
ケンドーコバヤシ:そうなってましたっけ?
千原ジュニア:なってる記事あんねん。「入江くんと僕のことを描いて欲しいと懇願していた」みたいな。
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)
千原ジュニア:いやいやいや(笑)
ケンドーコバヤシ:どんな欲望やねん、それ。
千原ジュニア:「ウソやろ」って。だから、ネットニュースって切り取って、とか。悪意に満ち満ちて、とか言うけど、素で書いてはるから、それを。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんまに俺がそう言うた、いつか矢部太郎の作品に描いて欲しい、と。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ここに出てくる「僕」は矢部太郎のことやん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:最後、「僕」は千原ジュニアになってんねん。「描いてな、いつか太郎ちゃん俺のことを」って。
ケンドーコバヤシ:まぁ、優しい男ですからね、矢部太郎って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:描いてくれるかもしれないですね(笑)
千原ジュニア:ふふ(笑)