2021年3月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ハライチのターン』(毎週木 24:00-25:00）にて、お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が、ケンドーコバヤシが「人殺してもうたら逃れられへん」としずる・池田一真と深刻そうに話す楽屋に入ってしまい、「そこから楽屋コントを30分」やり続けるはめになったと語っていた。
岩井勇気：ルミネの楽屋の中にさ、ケンコバさんとしずるの池田さんがいて。中で喋っててさ。なんかケンコバさんが池田さんに、「いや、ホンマやめた方がエエで」って。
澤部佑：ん？そのトーン？
岩井勇気：「やってもうたら、もう本当逃れられんからな」って。
澤部佑：なに？
岩井勇気：「いや、そうっすね」みたいなのを池田さんが言ってて。
澤部佑：うん。
岩井勇気：「人殺してもうたら、毎晩そいつの顔が夢に出てきてまうで」みたいなことを言ってて。
澤部佑：コバさんが？(笑)
岩井勇気：「え？これ、何の話？」って。薄っすら聞こえてきてさ。「何の話してんだろう？」って。でも、俺なんか誰かと話したいし。ケンコバさんとも、せっかくだから話したいから、人の楽屋入るの俺、好きだし。
澤部佑：うん。
岩井勇気：だから、「なに物騒な話してんですか」みたいな感じで、楽屋入ってってんだよ。
澤部佑：爽やかな入りだね(笑)
岩井勇気：池田さんの横に座って。そしたら、ケンコバさんが「いやな、岩井な…人を殺してまうと、そいつの死に顔、一生忘れられへんねん」みたいなことを言うわけ。
澤部佑：うん。
岩井勇気：「ん？」ってなって。そしたら、池田さんが「いや、ケンコバさんでも、そうやって人の人生を背負っていくのも偉いですよ」みたいなことを言ってるわけ。
澤部佑：うん。
岩井勇気：「いや、そんな大層なもんちゃうよ。最後だって、相手が何か言おうとしてんのを聞かずにこっちが撃ってもうたんやからな」って。
澤部佑：うん。
岩井勇気：「まぁ、生きるか死ぬかですもんね」みたいなことを池田さんが言ってて。
澤部佑：うん。
岩井勇気：「撃ったっていうのは何ですか？」って聞いたの、俺。そしたらケンコバさんが、「俺のフランスの特殊部隊におった頃の話や」って。
澤部佑：え？(笑)
岩井勇気：「あ、ヤッベ…」と思って。これ、楽屋コントだわって思って(笑)
澤部佑：はっはっはっ(笑)ウソだぁ(笑)
岩井勇気：「うわ、これそういうことか」って思って。「そうだ、ルミネの楽屋だわ」って思って。
澤部佑：ああ、そうか(笑)俺らの知らない文化はびこる(笑)
岩井勇気：やってんだぁ、これって思って。そしたら、池田さんが「いやぁそっからだから今があるっていうのは凄いっすね」って。
澤部佑：そんな感じでやってんの？入れない、それは(笑)
岩井勇気：そんな感じのトーンでやってんのよ。
澤部佑：え？
岩井勇気：「うわ、変なところに入ってきちゃったぁ」ってなって(笑)
澤部佑：お前、どうやって入ってったんだっけ？(笑)
岩井勇気：「なに物騒な話してんですか」って(笑)
澤部佑：そうやって入ってったら(笑)うわぁ、ヤバっ。
岩井勇気：だからもう、辻褄を合わせろって思って。その感じで入ってきて、俺は何なんだって。
澤部佑：うん。
岩井勇気：だから池田さんに、「すみません…ケンコバさんって、人を殺してんですか？」って。
澤部佑：あ、ヤバイって感じのね。
岩井勇気：そしたら池田さんが「そうらしいんだよ」って。「よく普通に聞いてられますね」って。
澤部佑：あ、本当に恐れて、怯えてる感じでね。
岩井勇気：「聞くんじゃなかったぁ」って、聞かなきゃよかったことを、聞かされた奴に切り替えてね。
澤部佑：「なんでそんなこと言っちゃうんですか」って(笑)
岩井勇気：「なんでこんなこと聞かすんっすか」っていう奴に切り替えて、そっから30分そのコントやって(笑)
澤部佑：え？長っ。なに？
岩井勇気：「マジかよ」って。ずっとやってんの。
澤部佑：そんな感じなの？
岩井勇気：マジで、なんてところに入ってきちゃったんだろうって。池田さんが多分好きなんだよ、コントが。
澤部佑：コバさんが付き合ってる感じなのか。いや、凄いね。
岩井勇気：30分ぐらいやって、開放されて。「うわ、なんてところに入っちゃったんだろう」って思って。
澤部佑：それはやっぱないよね、我々の文化としてないね。
岩井勇気：知らなかった、あのノリは。ただ、おかげで山添展の本番はめちゃくちゃ温まった(笑)
澤部佑：そのミニコントで(笑)
岩井勇気：めちゃくちゃ温まってたから、すげぇいいことだね(笑)
澤部佑：帝国吉本の強みなんだね。
岩井勇気：強みだね。ただケンコバさんは、「俺、台詞入れてへんわ」みたいになって、もう本当、焦ってやってましたけどね(笑)
澤部佑：はっはっはっ(笑)力入れ過ぎちゃってね、ミニコントをね(笑)
