2021年2月22日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・タレントの高田文夫が、爆笑問題・太田光に西條奈加『心淋し川』を推薦されたと明かしていた。
高田文夫:太田君がさ、色んな本も言ってくれんだけど、直木賞の『心淋し川』がいいって言うんだよ。西條奈加さんの。
松本明子:はい。
高田文夫:それで慌てて読んでんだけどさ、いいね、あれもね。
松本明子:ああ。
高田文夫:根津とかさ、千駄木。昔、談志師匠が住んでた。あの辺の江戸時代の長屋の話なんだけど。
松本明子:ああ。
高田文夫:これがね、上等な人情噺、落語の感じ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:それがさ、太田君そういうこと言わない人なのにさ、スッとこの間、楽屋で会ったらさ、「先生、今度の直木賞のいいですね」って。「落語みたいでいいですよ。長屋の話、ジーンときて」って言うからさ、慌てて読んだんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:6作かな。連作で、短編がバーッてあるんだけど。千駄木のところの川のほとりに住んでる長屋の人たちの暮らしぶりなんだけど。
松本明子:へぇ、いいですね。
高田文夫:江戸のね。
松本明子:太田さん推薦の。
高田文夫:太田君に珍しく推薦されて、読んでるんだけどやっぱりいいね。
松本明子:そうですか。
高田文夫:そしたら、あの人は相当古い人らしいね。やっととったんだね。前から時代小説とか書いてる人らしくてさ、なかなかよかったけど。
松本明子:ええ。
高田文夫:そうやって教えてくれるっていうのが嬉しいんだよ。太田が「この小説がいいですよ」とか、伯山が「あの映画見た方がいいですよ」とか、そういうことだよな、やっぱり。
松本明子:ああ。