2021年1月12日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉が、「児嶋だよ!」などのノリはバナナマン・おぎやはぎ・ザキヤマらが売れて「楽屋のノリそのままテレビでやったもの」であると語っていた。
若林正恭:アンジャッシュさんって、めっちゃコント師というか。こういう…なんて言うんですかね(笑)大きな声で「おい!」って言ってるのって、境目っていつなんですか?(笑)
春日俊彰:はっはっはっ(笑)
若林正恭:俺、多分、児嶋さんと最初会った時、境目のギリギリ前ぐらいだったと思うんですよ。
児嶋一哉:前っていうのは、まだちゃんとしてるっぽかったところ?
若林正恭:ちゃんとして、俺たちはコント師のイメージだから。
児嶋一哉:ああ。
若林正恭:児嶋さんが、どっから「おい!」って言うようになったのかなって思って(笑)
児嶋一哉:元々は、俺らの時代多かったけど、やっぱダウンタウンさんみたいになりたかったから。
若林正恭:はい、はい。
児嶋一哉:松本さんになりたかったから。
若林正恭:はい。
児嶋一哉:そういう感じでずっとやってたんだけど、やっぱ違うじゃない(笑)
若林正恭:みんな気づいてくやつですよね(笑)
児嶋一哉:で、すれ違いコントみたいなのをやってたから、ちょっと頭のいい、スタイリッシュな東京芸人みたいな感じで。俺もその感じでいこうとしてたんだけど。そんな人間じゃないから。
若林正恭:ああ、元々が?
児嶋一哉:そう、そう。段々バレてきてるし、それこそ周りにいたバナナマンとか、おぎやはぎとかアンタッチャブルとかが「いやいや、児嶋さんそんな感じじゃないじゃん」とか。
若林正恭:はい。
児嶋一哉:「普段のバカな感じとか、イジられてる感じ面白いから出せよ」って言われてたけど、「いやいや、そんなのダメだ」みたいなのをずっと抗ってたのよ(笑)
若林正恭:「そんなのダメだ」、上手くいくんですか?(笑)だってもう、プライベートでイジられてるんですよね?(笑)
児嶋一哉:だから、周りのそいつらが売れちゃったから、楽屋でやってたノリをそのままテレビでやるのよ。
若林正恭:ああ、そうか。
児嶋一哉:で、それと同時にネタはネタで一生懸命やってたけど、平場はそれこそ出るじゃない、トーク番組。結果が残せないわけよ。
若林正恭:そういう時期もあったんですか?
児嶋一哉:ウチら2人とも今でこそちょっとキャラあるけど、最初はもう、見た目普通のお兄ちゃん2人。で、なんかギャグも特徴があるわけでもない。
若林正恭:はい。
児嶋一哉:となると、MCの人、どうイジっていいか分からない。で、「ヤバイ、2周目あんまり呼ばれなくなったな」って悩んでる時に、周りのみんながイジってくれて。
若林正恭:はい。
児嶋一哉:「おい!」とかやると、ドーンとウケんのよ。
若林正恭:ふふ(笑)
児嶋一哉:「おやおや?なんだこれ?何か貢献できた気がする」って。
若林正恭:それって、イヤじゃなかったんですね、最初。
児嶋一哉:ウケたから。バラエティの現場でめちゃくちゃウケるってことなかったから。
若林正恭:たしかに、その前は印象ないですもんね、平場(笑)
児嶋一哉:ハッキリ言うな(笑)