2020年7月30日放送のテレビ朝日系の番組『アメトーーク』(毎週木 23:15-24:15)の「芸人大好き芸人」にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、華丸のR-1ぐらんぷり決勝進出直前にコンビで大喧嘩して、会場に行くつもりなかったと告白していた。
蛍原徹:R-1ぐらんぷりも、大分初期の頃で決勝に残って優勝した。まさか、大吉先生がその場におるのがまずビックリして。凄いコンビやなっていうのは。だって、普通行く?
品川祐:行かないと思います。
蛍原徹:行かんコンビの方が多いよね。
博多華丸:でも、本当のことを言うと、予選からずっと福岡の番組で追いかけてたんです、実は。
蛍原徹:うん。
博多大吉:福岡のスタッフと3人で、居酒屋で「決勝に向けて頑張ろう」みたいな飲み会をしてくれた時に、華丸が突然、「決勝は児玉清さんのネタをやらない」って。
博多華丸:やらないって。
蛍原徹:やりたくなかったんやね、その時はほんなら。
博多華丸:はい。
博多大吉:で、「何すんの?」と。これまで児玉清さん一本で勝ち上がってきて。
蛍原徹:うん、うん。
博多大吉:で、「決勝の舞台で何をする気なん?」って言ったら、「今まで温めてきたネタがある」って。
蛍原徹:ほう。
博多大吉:「ゴルフ場の場所を間違えた博多のオジさんの一人コントをやる」って言い出して。
蛍原徹:はっはっはっ(笑)それも見たいけど(笑)
博多大吉:「はぁ?」って。「それはやらせたくない」って。物凄い言い合いになって。本気やったんで。
博多華丸:僕ら、そんなにずっと東京にいるつもりもなかったし。「一回、全国ネットに出れればいい」っていうのがあったんで。
蛍原徹:なるほど。
博多大吉:僕がやりたかったのは、方言なんです、その当時。方言喋りたいのに、何なら日本で一番美しい日本語を喋る方のモノマネやってるんですよ。
蛍原徹:うん。
博多大吉:この矛盾が、どうしても耐えられなくて。
蛍原徹:そうか、そうか。
博多大吉:どっかで博多弁を出すことが、僕は故郷に錦を飾ることだと思ったんで。
蛍原徹:なるほど。
品川祐:そこに華丸さんのウソがないから素敵ですね。
蛍原徹:そうやね。
博多華丸:で、「福岡を捨てたんか?お前は」って感じで喧嘩になったんです。
蛍原徹:へぇ。
博多大吉:で、たまたまいたディレクターさんに「どっちが正しいと思う?アンタ決めて」って。そしたら彼が、「僕は大吉さんの言う通りだと思います。テレビマンとして、突然、博多のオジさんがゴルフコンペ会場を間違えたら、動揺しちゃいます」って言ってくれたんです。
蛍原徹:ふふ(笑)なるほど。
博多大吉:で、「分かったたい。やるたい、児玉清」って言いながら、怒って帰っちゃったんです。
博多華丸:逆ギレです。怒って帰りました。
博多大吉:だから、そのまま会ってなかったから、決勝も行くつもりもなくて。
徳井健太:あ、喧嘩したままだったんですか。
博多大吉:そう、そう。で、前の日に三沢光晴さんと飲んでて。「相方がR-1って大会に出てて、僕、明日休みなんですよ」って言ったら、「多分、優勝するから前祝いだ」って、錦糸町でJINROを頭の上まで飲まされたんです。
蛍原徹:はっはっはっ(笑)
博多大吉:で、僕、ベロッベロになってて。で、寝てたら朝、ディレクターさんがウチまで来てくれて、「一緒に行きましょう」って言ってくれたんです。
博多華丸:で、僕もめっちゃキレてるんです。絶対ウケないって思って。
蛍原徹:あの時?
博多華丸:そう、ムカついてるんです。「これをやれ」って言ってる大吉先生に。
蛍原徹:でも、当たり前やけど優勝してるぐらいやから、めっちゃウケてたよ(笑)
博多華丸:めっちゃウケたんですよ。
蛍原徹:はっはっはっ(笑)
品川祐:その後、大吉先生とどうやって会うんですか?
博多華丸:いや、「ありがとう」って。
品川祐:はっはっはっ(笑)
博多華丸:もうやってる最中に思った。
博多大吉:で、記者会見も僕いなかったんです。でも、雨上がりさんが言ってくれたんです。
蛍原徹:あ、そうやったっけ?
博多大吉:「コンビやんな」って。世の中の方、マスコミの方もコンビって知らないから、「いたら連れてこいや」って言ってくださって、僕は入らせてもらって。二人でトロフィーを持ったやつが写ったんです、次の日の新聞。あの時行ってなから、人生が変わってたような気もしますね。
蛍原徹:ああ、ホンマやね。