2020年7月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、世間話をすることの「本当の意味」について語っていた。
若林正恭:俺、思ったんだけど、多少、「世間話ってこうやるんだ」みたいな、おじさんになると分かるじゃん。
春日俊彰:ああ、はいはい。
若林正恭:で、世間話って、たとえば「雨、続いてますねぇ」みたいに、たとえばAPの女性に話しかけられたとしたら、若い時ってさ、なんか「なんで天気の話すんの?」って思っちゃうんだけど。
春日俊彰:ああ。
若林正恭:天気の話するとかじゃなくて、「集団の一員として、エレベーターが来るまで毛づくろいしようや」ってことなわけじゃない。
春日俊彰:なるへそ、なるへそ。
若林正恭:だから、「私たち集団の一員ですよね?」ってことの確認が大事なわけで、実際、天気の話をしてるようでしてないっていうか。
春日俊彰:ああ、はいはい。そこで何かをとりにきてないってことね。
若林正恭:天気の話、ガチでしてないのよ。天気の話30%、集団の一員ですよの確認70%だな、あれは。
春日俊彰:ああ、はいはい。
若林正恭:あと、間を埋めるとか。
春日俊彰:そうだね。
若林正恭:「天気、雨続いてますね」「本当ですね」とかで終わっちゃってたのよ、キャッチャーミット鳴らすだけで。
春日俊彰:ああ、はいはい。
若林正恭:ボール、返さなきゃいけないじゃん。最近返してるよな、お前。子供が生まれてから。
春日俊彰:ふふ(笑)いやぁ、そうだね。それ覚えた。
若林正恭:一返すだけで、集団に招き入れてくれる力が、めちゃ強くなるだろ。
春日俊彰:なるね。
若林正恭:ふふ(笑)「雨続いてますね」「明日も雨っすか?」、これで。
春日俊彰:これでいいの。
若林正恭:これで、集団への肩の掴み方が全然違うから。
春日俊彰:うん。
若林正恭:集団に浸かっていかないと。
春日俊彰:やっぱそうだよ。
若林正恭:オジさんは。
春日俊彰:やっぱ、仲間だっていうね。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:「仲間です、大丈夫ですよ、敵じゃないですよ」っていうのを示していかないと、弾かれるよ。
若林正恭:仏頂面でエレベーター待ってるって、害を及ぼしてないと思ってたけど、「腹、割ってねぇぞ」ってことになるんだよね、仏頂面でエレベーター待つわ(笑)
春日俊彰:うん。
若林正恭:ゆわんとしちゃうんだよね(笑)
春日俊彰:「あれ?この人、敵なのかもしれない」って思わすことね、相手に。