2019年7月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、フジテレビ系の番組『セブンルール』でのオードリー・若林正恭やYOUの「超絶妙な空気を読んだ」コメントを絶賛していた。
伊集院光:VTRを見ているスタジオに、YOUさんと若林君がいるの。あと、本谷有希子さんという人と、イケメン俳優の4人が、あーだこーだ言い合うんんだけど。
ここでの若林君。これは逆に言うと、若手のお笑いのようへい君には分からないレベルの、若林君とYOUさんの仕事の素晴らしさっていうのが出てて。
なんつったらいいのかな。一番難しいと思うの。こういう、洒落た番組に若林君みたいな、世の中を斜めに見る人が出るのって、凄い難しいポジショニングだと思うんだ。多分、山里君とかもそういう仕事してるじゃんか(笑)「お前は、どのツラ下げてそのメンバーを見守ってるんだ」っていう仕事をやってるじゃんか(笑)
でも奴らのやっぱ凄い腕なんだなと思ったのは、感心しちゃったのは、この映画監督いるじゃん。映画監督の思い入れみたいなのをみんな喋ってる中で、この映画監督の中に、「あのエンディングは、ハッピーエンドだったんですかね?」みたいことを聞くと、「どういうことを意味してるんですかね?」っ言ったら、「ふふ(笑)」みたいな。
「これ、私が正解言っちゃうのは違うと思うんですよ。それは、観客に委ねるもんなんで」って。またテロップで、「物語の解釈は観客に任せる」って出るの。で、スタジオ戻ってくるんだけど、若林君が、「これ見事だな」と思ったのは、「でも、俺なら言っちゃうかもしんないなぁ」っていう。
「俺、年とっちゃったから、何故にこういうインタビュー番組が組まれたかとか、この人はどういうものを求めてるかとか、これを撮らなきゃ帰れないっていうことがわかっちゃうから、多分、俺答えちゃうんだよなぁ、情けねぇなぁ」って言うのね。格好よくない?これが、俺からしたら5万点の答えなんだよね。
で、本谷有希子さんはかき氷屋さんに並んでいる人たちに対して、ちょっと毒づくわけ。「本当にかき氷食べたくて並んでんのかな?」って言うの。「かき氷が好きなんじゃなくて、食べてる自分が好きだったりして」みたいなことを言うわけ。まぁ、その人のキャラだから、こういうこと言うんだなって思ったんだけど。
YOUさんは、「100%、自分が食べたくて食べてますー」って言うのね。5万点でしょ?実際問題、これって。もう、この意味は多分、大人になればなるほど分かるんだけど、ここで茶化すことも、ここで空気を読むことも…逆に言えば空気の読み方が超絶妙なやつ。ちょっと震えるんだよね、そこに対して。
そしてこれからも俺は『セブンルール』をずっと見ていくと思う(笑)見ていって、なんか多分、恐らく俺が思うことは意地悪なことしか思わないと思うんだけど(笑)