2020年6月2日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、遊園地・テーマパークでのコロナ感染拡大予防ガイドラインの「もう苦肉の策が凄くて」と驚いていた。
伊集院光:徐々に日常を取り戻そうとしている中で、色んな業界がガイドラインを作って。
竹内香苗:うん。
伊集院光:なんとか営業できるようにってやっててね。その中で、遊園地、テーマパークの団体が出してるガイドラインが、もう苦肉の策が凄くて。
遊園地・テーマパークにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
竹内香苗:うん。
伊集院光:ジェットコースターに乗る前に、「なるべく大声出さないように」と。
竹内香苗:ふふ(笑)
伊集院光:絶叫マシン。あれ、出ちゃうようにできてると思うんだけども、まぁさ…注意はしないと。
竹内香苗:どうやって?(笑)
伊集院光:歯を食いしばって。もっと言うと、出さないというゲームすら楽しんだ方がいい。
竹内香苗:そうか。
伊集院光:ある意味、お友達と乗るなら…1席置きとかになるのかな。
竹内香苗:ねぇ。
伊集院光:あれも、声を出さないって方に。今まではさ、「思いっきり声を出そうぜ」って乗るわけ。
竹内香苗:はい、はい。
伊集院光:だけど、そうじゃないんだと。さらには、お化け屋敷。
竹内香苗:はい、はい。
伊集院光:お化け屋敷、なるべく近づかない。いや、本当に真面目な書面でガイドラインで、お化け、ある程度ディスタンス保たなきゃダメだから。
竹内香苗:はい。
伊集院光:背中いきなりドーンみたいなのはダメです。遠めに。
竹内香苗:それでも怖いのか、風貌とかで。あと、突然「わっ」みたいな。
伊集院光:だから、俺ね、それも含めてエンターテインメント変わると思うのが、お化けってさ、ゾクゾクする怖さと、ドーンって怖さあるじゃん。
竹内香苗:はい。
伊集院光:「いる~?」って怖さになるだろうね(笑)
竹内香苗:そうですね(笑)
伊集院光:今まで、井戸からドーンって飛び出してくるんだとするならば、「井戸から手だけ見えてない?」みたいな。
竹内香苗:はっはっはっ(笑)怖い(笑)
伊集院光:「なんか…いる」って怖さにしないと、お化けやしき。
竹内香苗:たしかに。
伊集院光:さらにはヒーローショーも、観客の子供たちに大きな声を出させない方向の演出を考えてくれっていうのを、遊園地、テーマパーク協会みたいなのが出してるから。
竹内香苗:そうですか。
伊集院光:今までは、「仮面ライダーがピンチだから、みんなで頑張れって応援しよう!」って。
竹内香苗:そうだ、やってました(笑)
伊集院光:だから多分、今、仮面ライダーが敵の基地から逃げようとして、「声を出しちゃダメだ」って。
竹内香苗:そこはみんなで「思いを込めて念じよう!」とか(笑)
伊集院光:素晴らしい。僕は、ここが演出の腕の見せ所だと思ってるの。
竹内香苗:はい。
伊集院光:演出として、声に反応してどんどん力を溜めちゃう怪獣がいます、みたいなことになると、子供頑張って黙るじゃん。
竹内香苗:はい。
伊集院光:「黙ることが一番の応援なんだよ。その代わり、テレパシーを送ろう」とか。
竹内香苗:ふふ(笑)
伊集院光:頭の中で考えると、仮面ライダーは頑張れるんだ、とか。素晴らしいアイデアだ。
竹内香苗:そんな感じが見えます(笑)
伊集院光:俺は、新たな必殺技で、見て見ぬ振りっていう。
竹内香苗:はっはっはっ(笑)
伊集院光:敵を発見しても、仮面ライダーは見て見ぬ振りをするからっていう。
竹内香苗:ふふ(笑)