2020年4月18日配信開始となったYouTube動画『東野幸治の幻ラジオ』の第25回にて、お笑い芸人・東野幸治が、『ワイドナショー』で長渕剛に言われた「東野は、走ってみんなに元気与えたらいい」という言葉が忘れられないと明かしていた。
東野幸治:「今、我々にできること」っていうので、いつも思い出すことがあって。長渕剛さんなんですよ。
というのも、今から3年ほど前に、日本が今まで個別的自衛権っていう、「日本が攻められたら自衛しますよ、そのために自衛隊っていうのがあるんですよ。でも他の国を助けることはないですよ」っていうのから、集団的自衛権っていう、日本とアメリカがちょっと日米安保を持ってるから、安全協定を持ってるから、アメリカも責められたら日本もある程度やりますよ、とか。そういう枠組み、集団的自衛権に一歩踏み出す、っていうニュースが頻繁にテレビで取り上げられてて。
その時、ちょうど『ワイドナショー』にゲスト、なんと長渕剛さんがいらっしゃいました。で、そのニュースになったんですよ。集団的自衛権に踏み出す、これは果たして○か×かみたいなことを、皆さん意見言ったりとかしてくれました。松本さんも意見言ってくれたりとかしました。
で、いよいよ長渕さんに「どう思いますか?」って聞いたところ、凄い緊張感で一体何を言うんだ。サングラスでしゃべれば白い、真っ白な歯をニターって出して、お喋りする長渕さん、ちょっと怖い雰囲気でございます。さぁ、何を言うかと思ったら、「餅は餅屋だ」と。
どういうことなんかなと思って。そういう集団的自衛権に一歩踏み出すけれども、我々は我々ができることをやったらいいんじゃないかっていう話だ、と。「あーなるほど、なるほど」ってなって。
で、そこでおっしゃったのが、「松っちゃんはさ、こういう時代だけど面白いこといっぱい考えて、みんなを楽しい気持ちにさせてよ」って話をして。「俺は俺で、一生懸命歌作って、みんなに歌届けるから」って。
「で、東野はさ」って。「え?」ってなって。「俺も言ってくれるんだ。何やろ?」と思って。「東野はさ…」って、ちょっと一瞬間があって。多分、長渕さん自身も考えたんでしょうね。「なんやろ?コイツ」って。
「東野はさ、走ってさ、みんなに元気与えたらいいと思うんだよ」って。「え?俺、走んの?」って。一瞬、ボケなんかなって思ったんですけど、顔見てたら真面目ですし。これは、「なんで走るんですか?」ってツッコんだらアカンなって思って、俺もこうグッとこらえて、大きく首を上から下に、二度三度動かしました。
だから、今回もこのコロナウイルス騒動ありますけれども、ちょっと俺はね、走りたいと思いますよ、うん。多分、トライアスロンの影響があったんですかね、長渕さんの脳の中の俺の引き出し開けたら、トライアスロンというカードしかなかったと思うんです(笑)
だから言っていただいたと思うんで、これからもちょっと走りたいと思います、ありがとうございます。