2020年3月13日配信開始となったYouTube動画『東野幸治の幻ラジオ』第11回にて、お笑い芸人・東野幸治が、『27時間テレビ』で笑福亭鶴瓶に注意され、「どうでもエエんじゃ!」と逆ギレしたことを改めて反省していた。
東野幸治:そもそも鶴瓶さんは、フジテレビの『27時間テレビ』で、まだそれよりも前の時に、20代後半ですかね、深夜のコーナーで、今田さんと鶴瓶さんとなんかコーナー仕切ってて。たしか、FNSの女子アナウンサーを集めて、料理対決かなんかしてたんですかね。
その時に、だから出ずっぱりで、何も食べるものもなく、休憩時間もなく、喉も渇いて、お腹も空いている状態で、夜中3時か5時かなんかの料理コーナーみたいなのを仕切ってたんですよ、ペーペーの頃。
鶴瓶さんとも初共演で。その時に、ちょうどホノルル、ハワイと中継が繋がってて。ハワイのホノルルでは、ホノルルマラソンやってて。吉本の先輩のトミーズ雅さんが、マラソンしてて。
スタートから中継を何回か繋いでて、最後、ゴールみたいな。ちょうど、夜中の4時半とかですかかね、5時前か。お腹も空いて、眠気もあって、もう疲労ピークの時に、ハワイのホノルルに中継が繋がって。
雅さんがなんか「最後、辛かったです」みたいな。「ラスト10キロ、なんかみんなの声援が僕を後押ししてくれて、ゴールすることができました」みたいな。とっても素敵なコメントをおっしゃってて。
今、52歳の東野幸治が聞いたら、「あ、素敵なコメントおっしゃるな、さすがやっぱりみんなの声援があって、最後ゴールできたんだ、よかったな」と思うんですけど、なんせ20代の僕は、ちょっとイカれた人間でしたので、正直チンプンカンプンで。ほとんど日本語としても捉えてなかって(笑)
「何を言うてはんねやろ」みたいな(笑)っていう状況で。なおかつ寝不足、お腹空いてる。で、パってスタジオのセット見たら、たしか料理対決でしたから、炊飯器があって、開けたら湯気が立ってる白米があって。
中継で雅さん、ダウンタウンさんと同期の、プロボクシングのライセンスを持って、人を決してグーで殴ることができない雅さんが、「マラソンでしんどかったです、でもラスト10キロ、沿道のみんなの声援が僕を後押ししてくれて、その力によってゴールできました」って言うてるインタビューを聞かずに、しゃもじを使わず、自分の右手をしゃもじ代わりにして、アツアツのごはんを取り出して、口にダイレクトに入れて。ずーっとそれ食べてたんです、僕だけ。
ボケでもなんでもないです。ただのイカれた男やったんです。で、それをいち早く見た鶴瓶さんが、「おい、東野!吉本の先輩がマラソンゴールして、素敵なことを言うてんのに、何メシ食うとんねん。それも箸も使わんで、手のひらで」みたいなことを言ってきたんですよ。
僕は僕で、もうちょっと眠気もあるし、お腹も空いてて、食事を邪魔された、イカれた20代ですから。鶴瓶さんの、「吉本の大先輩がマラソンゴールして、感動のお喋りしてんのに、お前聞いてんのか」って言ったら、どうかしてたんですね、僕。
「どうでもエエんじゃ!」って言ったんです。うん、絶対ダメですね(笑)今なら分かるんですよね。その時は、本当に純粋にピュアにそう思ったんです。「どうでもエエんじゃ!」って。うん、怖いですね。
で、ウケるつもりもなく、「どうでもエエんじゃ!」って絶叫して。それを今田さんが上手にちょっとツッコんでくれて。で、なんとか笑いにしてるんですよ。
で、現場は笑ってますけど、僕は気づかなかっただけで、周りは引いてたりとか、「コイツ何言うてんねん」って思ってたと思うんですけど、俺はイカれてますから、「ウケた、ウケた」って勘違いして。
で、そういうことをしながら生放送で。なおかつコーナーは進行していく中で、CM中とかに聞いた話によると、苦情の電話が殺到している、と。日本中のマラソンファンが怒っている(笑)
「お前なんかテレビに出るな」っていう電話が、もう何百件、何千件ってあったんですかね。当時の27時間テレビの深夜ですから。