2026年8月12日配信開始のYouTubeチャンネル『鈴木おさむに全部ハナシます!!』にて、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平が、「ダウンタウン病」から脱却させてくれた萩本欽一のアドバイスについて語っていた。
有田哲平:僕は本当、萩本欽一さんに凄く感謝してるんですけど。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:東MAXが呼んでくれた萩本欽一さんの舞台があるんですよ。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:そこで結構僕はもう、それこそ尖ってたんで、割とアットホームな喜劇みたいなやつなんですけど、だけどなんか暇だから呼ばれて、やってた時にふざけてたの、ずっと。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:「もうこんなの真面目にやりたくねぇわ」みたいな。「こんなベタなやつ。バカじゃねぇの」みたいな感じで。
鈴木おさむ:尖ってる(笑)
有田哲平:行っても、台本とかもちゃんと覚えず、ノリでふざけたキャラクターでやってたんですよ。で、「ちゃんと真面目にやってくれよ」って東MAXに怒られるんですけど、「いやいや、本番はちゃんとやるから。稽古面白くないからやってるだけだから」とか言って。
鈴木おさむ:尖ってる(笑)
有田哲平:泣かせる芝居でも、なんか「うー」とか言って、テンション上げたキャラクターで「うえー、おー、お前、生きてのか!」とか言ってふざけてやってた、内輪ウケのために。
鈴木おさむ:最悪ですね(笑)
有田哲平:そしたら、たまに萩本さんとかも見に来ていただいてて。それでふざけてたんですよ。で、「いよいよリハーサル」っていう時に、ちゃんと僕は元に戻して、しっかりしたキャラクターでやってたら、萩本さんが、「なんで、君はそんなことすんの?」みたいな。「普通のことやってんの?」みたいな。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:「いやいや、それはさすがに東MAXが書いた台本なんで、すみません」みたいなこと言ってたら、「ダメだよ。君はそういうのしないタイプじゃない」って言って。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:「いいんだよ、いつものやつで」って言うから、「いやいやいや、あれはできないです。あのキャラクターはだって、この人情物語の中にいらないっすから」みたいな。一人だけ最初からテンション高いやつみたいな、ぶっ飛んでる、なんかこうラリってるやつみたいなやつをやってたんで。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:「ダメです」って言ったら、「やりなさい」って言って。「え?」ってなって、舞台が始まって、みんながちゃんとした役、はしのえみちゃんとか、東MAXとか、ちゃんといい役でやってんですけど、そん中で僕だけは「ウエーイ!」とか言って入ってくる役をやって。そしたら、見ているお客さんたちも凄く年配の方なんで、「なんじゃコイツ」みたいな感じで、ウケないんですよ。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:だけど、1時間ぐらいしたら、全ての発言がガンガン、ウケるようになってくるんですよ。
鈴木おさむ:え?(笑)
有田哲平:「何?このマジック」っていう。で、最後泣かせるシーンで、「お前からも一言言えよ」とかって、そのテンションで言っても、ブワーってウケながら泣くんすよ。
鈴木おさむ:うん。
有田哲平:で、「なんだこれ?」と思って。萩本さんに終わった後、「すみません、ありがとうございました」とか言ったら、もうバーって背中でこうやって「はい」って帰ってくんですよ。カッコイイんですよ。
鈴木おさむ:カッコイイ(笑)
有田哲平:「君はそういう人だからね」とか言って。だからそれで「俺、なんかダメだな」って。頭で考えてやるよりも、もうテンション上げて、ガーンってやった方がいいかも。そしたら、現にそこでやっぱり萩本さんの舞台だから、たくさんの業界人が、見に来てて。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:だからその『明石家マンション物語』とか、ああいうのとかバンバン決まっていくんですよね。「あのキャラクターいいね」とか言って。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:それで、しばらく出させてもらってたんですよ。
鈴木おさむ:うん。
有田哲平:で、それがまず1個気づきがあったんで。なんか僕は1人で、まずそういう今までのボソボソじゃなくて、結構テンション高めに「おねがいします!」みたいな感じでやり始めたんです。「ういーっす!」みたいな感じで。上田はやっぱり、それもちろん、その舞台にも出てませんし、上田らしいやつをやってたんで。その当時、上田はニッポン放送で、また帯を始めたんですよ。
鈴木おさむ:ああ。
有田哲平:で、帯を始めてる、3時間ぐらいの帯ですよ。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:つまり暇だったってことですよね。
鈴木おさむ:はい。
有田哲平:で、それが何年もやって後で『オールナイトニッポン』に繋がるんですが。で、僕1人でピンでやってて、だからこそ上田のうんちくが、やっぱ上田も頑張ってウンチクとかでキャラクターしっかりできた時に、僕もそのなんか「なんだよコイツ」みたいな感じにならなくて済んだんですよ。もうどんな形であれ、出ていいんで。
鈴木おさむ:うん、うん。
有田哲平:「ノーギャラで出してください」っつって、上田が出るんだったら、「僕も一応ついてきたんで、いいっすか?」みたいな感じでやってたんで。
鈴木おさむ:変わった(笑)すっごい変わった。
有田哲平:はい(笑)呼ばれてもないのに上田の番組に「ありがとうございます!なんかありましたら」って。カメラのこの辺でこう見てて、「あ、僕も出ますよ」みたいな。そんなことやりながら仕事をゲットしていってましたから。
鈴木おさむ:すっごいっすね!でもこれはすごくいい話だなと思ったのは、「ダウンタウン病」という病から抜けさせてくれた医者は、欽ちゃんでしたね(笑)
有田哲平:そうなんですよ。これは、本当にそうなんですよ。


