2025年11月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 23:00-25:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、映画『国宝』を観ていて自分と重ね合わせて「身に染みちゃった」理由について語っていた。
太田光:『国宝』の何が凄いかって、細かくは言えないけど。
田中裕二:うん。
太田光:劇中劇になるわけじゃない。
田中裕二:うん。
太田光:『国宝』、どうしたって。
田中裕二:うん。
太田光:俺が思ったのは、エキストラの客の上手さ。
田中裕二:うん。
太田光:あれがだから、外国映画だとみんな上手いんだけど、なかなかその群衆の客のリアクションとか、ああいうのって、日本映画でなかなか出せないんだけど。
田中裕二:はい。
太田光:見事にリアルで。しかも、まぁまぁあんまネタバレできないけど、割と俺らとさ、ちょっとかぶる部分あるじゃない。
田中裕二:あ、そう?
太田光:干されて。
田中裕二:ああ、そういうことね。
太田光:なんかまぁ、そういう色々あるわけ。その時の地方に行った時の営業の。
田中裕二:はい、はい。
太田光:あの感じとか。あと実は楽屋が全部再現してんだけど、国立劇場の楽屋。
田中裕二:あれ国立劇場か。
太田光:思わなかった?あれ、演芸場の楽屋とそっくりなんだよ。
田中裕二:あ、それは全然気づかなかった。
太田光:バカ!
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:俺もうドキッとしたよ。「あれ?これどっかで…」って。国立演芸場の楽屋そっくりなんだよ。だから、「あ、国立劇場もこんな感じなるのかな」って思ったぐらい。そういうのとかさ、割と俺、身に染みちゃってさ、あれ見てて。
田中裕二:うん。
太田光:あ、お前全然思わなかった?それ。
田中裕二:全然、そこは。
太田光:バカ!
田中裕二:もう分かったよ(笑)
太田光:だからそういうところとかさ、実はあれ、めちゃくちゃリアルなんだぜっつう話をして。それ、思わなかった?
田中裕二:うん。
太田光:じゃあ、何を思ったの?(笑)
田中裕二:ちょっと待って(笑)色々思ったけど、そこじゃなくてもいいでしょって。
太田光:ああ、色々ね、見どころは。
田中裕二:だって、そんなの俺らぐらいしか知らない。
太田光:だから逆に俺は嬉しかった。主人公の気持ちに感情移入して。みんながあんまりわかんないだろうなってところに、自分が。
田中裕二:うん。
太田光:で、芸術選奨をとるんですよ、あの人。
田中裕二:あ、そうか。そうか。
太田光:だから、そういうのとかも、凄い自分とかぶったりなんかして、「ああ」って思って。俺、それが割と途中、辛すぎちゃうぐらいリアルだったりなんかしたんだよ。



