2025年5月28日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑い芸人・出川哲朗が、ウッチャンナンチャンがバラエティ対応を上手くできず伸び悩んでいた時期に大ブレイクしたきっかけについて語っていた。
若林正恭:同時期ぐらいに売れてるんですか?ウンナンさんと、出川さん。
出川哲朗:ああ、全然、全然。ウッチャンナンチャンが先。
若林正恭:先ですか?
春日俊彰:オーディション番組ですよね?
出川哲朗:『お笑いスター誕生』。その時に、俺は女の子とコンビ組んでたんだけど。で、ウッチャンナンチャンが『スタ誕』に出るっつって、売れ出した時に、マセキ芸能社がウッチャンナンチャンと僕らのコンビにも声かけてくれたんだけど。
若林正恭:へぇ。
出川哲朗:僕の相方、女の子だったんだけど、その女の子が「私はまだ女優になりたいの」って言われて、コンビ解散しちゃって。
若林正恭:ああ。
出川哲朗:そこで俺はできなくなっちゃったんだけど、ウッチャンナンチャンはそのまま所属して。
若林正恭:ああ。
出川哲朗:で、『お笑いスター誕生』でどんどん勝ち抜いて、人気者になってくんだけど、その後、『オールナイトフジ』とか、『夕にゃん』とかも呼ばれるようになるんだけど。
若林正恭:ウンナンさんが。
出川哲朗:やっぱ、二人とも前に出る性格じゃないから、やっぱハマんないのよ。
若林正恭:え?!そうなんですか。
出川哲朗:二人ともだって、裸で乳首に洗濯バサミとかつけられて、そんな芸風じゃないじゃん。
若林正恭:そうですよね。とんねるずさんとかとやってるってことですか?
出川哲朗:そう、そう。とかだったから、いまいち跳ねなくて、そういう番組も全部降ろされちゃう、仕事、全然なくなっちゃうの。
若林正恭:へぇ。
出川哲朗:その時に、「あ、じゃあ俺たちで劇団作ろうよ」って言って、俺が声かけて劇団SHA・LA・LA作って。
若林正恭:ああ、それでSHA・LA・LAが。
出川哲朗:ウッチャンナンチャンもちょっと仕事ない時期に、劇団を作って。
春日俊彰:ああ、そうなんですか。
出川哲朗:で、SHA・LA・LA始めて、舞台を一緒にやってたんだけど、途中でウッチャンナンチャンがショートコントを始めるの。
若林正恭:ああ、はいはい。そういう順番なんですか。
春日俊彰:最初からショートコントじゃないんですか、『スタ誕』とか。
出川哲朗:じゃないのよ、普通のコントだったんだけど、ショートコントに変えたら、もうそれがドッカン、ドッカン。スタジオが揺れるぐらいウケてて、俺、一番後ろで見てて、「あ、売れたな」って。
若林正恭:ふふ(笑)同い年の、 二十歳とかでしょ?その時(笑)
出川哲朗:でも、本当、確信したの。「あ、もうこれは」って。やっぱウケ方が違ったんで。そしたら、やっぱあれよあれよと。
若林正恭:そこから。
出川哲朗:そう、やっぱ案の定。で、自分の番組とかやるようになったら、今度その人たちが、「ウッチャンナンチャンって劇団やってんだって?」って。
若林正恭:あ、そういう順番なんですか。
出川哲朗:そう、「そんでじゃあ見に行こうよ」っつって、今度テレビ局のスタッフの人たちが、SHA・LA・LAを見に来てくれるようになって、そこで入江君とか僕を見て、「なんだこいつら面白い。ちょっとじゃあ使ってみようか」みたいの流れなんで。
春日俊彰:SHA・LA・LAで番組持ってましたもんね。
出川哲朗:そう、そう。

