2025年2月4日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、『情熱大陸』のアンガールズ・田中卓志密着取材で山根良顕が「いや、俺別に出たくないから」と言い放ったことに言及していた。
向井慧:この前『情熱大陸』、日曜日ね、アンガールズの田中さんが密着されてて。それ、すっごい面白かったんですね。多分、1年2~3ヶ月ぐらい密着してたみたいで。「なんで田中さんはテレビにこんなに求められているのか?」みたいな。
で、やっぱ田中さんなりの哲学じゃないですけど、仕事の仕方とかいうことが垣見えて、単純に凄い面白い回だったんですけど。
で、アンガールズさんで言うと、多分ラジオのイメージあるのって山根さんだったりするじゃないですか。これ、山根さんがね、すっごい人間で。僕、むしろそっちが面白かったんですけど。
やっぱこのね、密着が常につくから、カメラでね。なんかアンガールズさんが後輩集めて、ネタライブみたいなのを開催するみたいなところにも密着してて。その楽屋にも入ってるわけですよ。
で、その楽屋は大楽屋だから、アンガールズさんもいるし、そのライブに出る芸人たちもそこ全員みんな使う。で、多分、かが屋の賀屋君かな、楽屋入りした時に、「おはようございます」みたいな。そしたらカメラを見つけて、「あれ?これ何ですか?このカメラ」みたいな。
そしたら山根さんが言ったのかな、「これ、情熱大陸」みたいな。「ええ?」みたいな。で、そこで「アンガールズさん2人のですか?」みたいな。そしたら、「いや、田中さんだけ」っていうことを賀屋君はおそらくそこで知るんですよね。
「え?田中さんだけなんですか?」みたいなのを賀屋君が言った時に、山根さんが「いや、俺オファーかかってないけど、出たくないのよ」って言ったんですよね(笑)
これはね、いいですよぉ(笑)このね、味わい深い一言なんですよ、これって。なんて言うのかな、これもちょっとこう悪意のない無視に近いというか。『情熱大陸』で密着するんだったら、別に2人でいいじゃんっていうのもあったりするじゃないですか、相方的には。
でも、「田中さん一人ね」っていうのも理解してるけど、「あ、その感じだったらもう、こっちいいわ」っていう、なんかプライドってあるじゃないですか。で、そこで賀屋君にね、説明する時に「いや、俺別に出たくないから」っていう(笑)このプライド(笑)「俺、別にいい、いい」みたいなことをちゃんと言いたいっていう。
だって、普通だったらよ、…多分、いろんな芸人さんのスタイルによるんですけど、尾形さんとかだったら、「そうだよな!俺も密着してくださいよ!」っていう、負け芸って言い方するとあれですけど。なんかこの「俺も出してくださいよ!」とかって言うので別にいいじゃないですか。
でも、ちゃんと「いや、俺出たくないのよ」っていう感じ。「人間くせぇ」と思うんですよ(笑)で、しかもこれだけ言うとダサすぎるから、「オファーはかかってないけど」っていう事実もちゃんと喋る。そこも言われるのも折り込み済み。
「いや、俺出たくないから」って言うと、「いやいや、お前に別にオファーかかってないじゃないかよ」っていう声も飛んでくるのも分かるから。「いや、オファーはかかってないけど、俺出たくないのよ」って。「人間くさいですねぇ」って思うんですよ、そういうところ(笑)「プライドですよねぇ」っていう。そこが凄い面白かったんですよ(笑)