2025年6月3日放送の読売テレビの番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・ケンドーコバヤシが、ガラの悪い3人組と地方都市の居酒屋で居合わせてしまい恐怖で「震え上がった」理由について語っていた。
ケンドーコバヤシ:先日、俺としたことがですね、敵の戦力を見誤ってしまうという。
千原ジュニア:はぁ、はぁ。
ケンドーコバヤシ:見積もりが浅かったなぁという。
千原ジュニア:なるほど。
ケンドーコバヤシ:ある地方都市に泊まったんですよ、仕事の都合でね。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:僕は泊まって、他の出演者さんは帰るんですけど、僕だけ次の日、朝イチからまた撮影あるっていうので、泊まらせてもらいますっていう。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:結構、その街がですね、ここ1~2年よくニュースで見る街なんです。結構、治安の悪化みたいなのが結構報じられてる。
千原ジュニア:はい、はい。
ケンドーコバヤシ:撮影が結構遅くまで23時ぐらいまで、次の日も7時とかなんで「泊まらせてもらいます」って。で、終わったあと腹減ってるじゃないですか。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、ちょっと喋れるスタッフとかに「飯どうするんですか?」「あっ、行きます?」ってなったんですけど、「僕ら後片付けもやってから行くんで、ちょっと少なく見積もっても1時間以上かかるんですけど…」って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、俺、明日も早いし。ちょうど大浴場が何時までってついてたホテルなんで、一人でサッと飯食って風呂入って寝ときますって。
千原ジュニア:はい、はい。
ケンドーコバヤシ:一人で行ったんですね。で、焼き鳥屋さんにガラガラって行って。ほんなら、3人組の男の人と、カップルと、男の人1人で来てるのが2人。ちっちゃい店で。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:ほんなら、3人組の男の人がですね1人はちょっと悪そうなジャージ着て、メガネのレンズの角度があまりにも前倒れてる。
千原ジュニア:ああ。
ケンドーコバヤシ:危なそうな人やなと思ったんですが、その連れの2人がわりかし会社帰りみたいなスーツで。普通のスーツやな、と。後々よく思い浮かべたら、髪の毛刈り上げすぎてて、くくってるなというのが。
千原ジュニア:いや、一目瞭然やろ(笑)
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)でも、その3人組が僕が入った瞬間に、びっくりしたんでしょうね、そんなところにケンドーコバヤシが。しかも1人で「空いてますか?」って入ってきたので、ビックリしたんでしょうね。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:「おおっ!ケンコバ、おい!」って。「なんでケンコバいるんだ、ケンコバ!」って。で、3人が騒いだのを、カップル。そのカップルも全身タトゥーみたいな。
千原ジュニア:ああ。
ケンドーコバヤシ:で、その2人が「うるせえな」って顔したんですよ。で、その空気を感じて「他のお客さんいるんで、ちょっとお静かに」って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:ほんなら、「ああ」って。で、3人座って。僕が一番奥のちっちゃいテーブルに座らしてもらって、注文して飲んでて。
千原ジュニア:おもろそうなキャストやなぁ(笑)
ケンドーコバヤシ:一回、静まった3人が取り戻してきたんでしょうね。「おお、俺らに文句ある奴いるのか?この街に!」って。「ヤッバ…」思って。
千原ジュニア:もう奥まで入ってもうたから。
ケンドーコバヤシ:注文もしちゃってるんですよ、まとめて。「この街で俺らに文句ある奴…いるでしょ、横のタトゥーカップル」って。そしたら、タトゥーカップルが、「すみません、お会計」って、その文言を聞いた瞬間、サーッ出ていって。
千原ジュニア:ああ。
ケンドーコバヤシ:まぁ、でも平気な顔して飲んでて。で、なんか聞かせてるんですかね、某格闘技団体で今人気のチャンピオンの名前出して、「アイツ、◯◯さんの的屋の大将をまとめた人の息子だから。俺、知ってんだよ」って。「そら腕っぷし強いわな、あの人の息子だったら」って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:「◯◯の片目なくしたの、あのオヤジだろ」って。やっとビールきて、背中向けてスマホ見て。
千原ジュニア:ふふ(笑)
ケンドーコバヤシ:そのタイミングか分からんけど、カウンターの左端の男の人も帰って。残るは、このカウンターの一番手前にいる人と、3人組と、俺だけ。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:早めに帰りたいなぁと思ってたんですけど。物凄い過激な話が始まるんですよ。「ケンがパクられたろ」「あれ誰だ?警察チクッたの」「あれ、ケンがさらった場所あるだろ。さらった場所にみんなで行ったんだよ。防犯カメラだらけだよ。アイツがバカなだけ」で、ドカーンってウケてて。
千原ジュニア:ヤンチャあるある(笑)
ケンドーコバヤシ:怖い話。誰かさらったんやって。これはヤバイなって。そのカウンターの一番向こうの人が、「すみませんお会計」って、スッと出て行って。で、ここやって思って「すみません、俺もお会計…」って言うたら、「すみません、レバーがですね、ちょっと言っていただいてから仕込むんで。あと15分ぐらい焼き上がりお待ちください」って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:ほんなら、もうその3人と俺だけになって。もう他のお客さんが消えたら、完全にそのメガネのジャージの人、完全に俺の方向いて座ってもうて。
千原ジュニア:他のお客さんいないからな。
ケンドーコバヤシ:もうそっから、ここで言えない話をどんどん武勇伝が繰り広げられて。俺も正直、震えだして(笑)「レバー、早よ焼いてくれ…」って。
千原ジュニア:「レバーいいです」で帰れよ(笑)
ケンドーコバヤシ:で、「一杯だけいい?乾杯」って。俺も「もちろん、乾杯しましょう!」って、急に明るくなって。「乾杯!」って。「美味い!」って、味してないのに。
千原ジュニア:はっはっはっ(笑)

