2024年9月7日放送のTBSラジオ系の番組『ブレインスリープpresents川島明のねごと』(毎週日 19:00-20:00)にて、映画監督の大根仁が、『地面師たち』ハリソン山中のセリフの意外な元ネタを明かしていた。
川島明:この番組ではいつもですね、人生で印象深かった言葉、これを聞いてるんですけども。
大根仁:はい。
川島明:今回、『地面師たち』を選んでいただいた。
大根仁:そうですね。それと2つありますね。1つ目はそのまさに『地面師たち』の中に出てくる、最終話に豊川悦司さんが演じるハリソン山中という男が、綾野剛演じる拓海君に言うセリフで。
川島明:怖いなぁ。
大根仁:「目的まであと一歩という時に、足を引っ張るのは敵ではなく必ず味方です」っていう。
川島明:怖いですよ。これが地面師。
大根仁:ふふっ(笑)でも、実際そういうことありません?
川島明:そうですね。自分たちでも、まぁ規模は違えどそういうことはあったりもしますし。
大根仁:うん。
川島明:一番の側近が実は一番裏切りもんだったっていうパターンもあり。
大根仁:ふふっ(笑)そう。
川島明:あとはニュースなんか見てても、そういうことがありますから。
大根仁:うん。
川島明:政治の世界でもあるわけで。
大根仁:うん、大人になるとやっぱこういうこと、染みてきますよね。
川島明:変わるんですよね、味方が。
大根仁:ふふっ(笑)
川島明:このセリフが出てくるまでのこのやっぱストーリー。
大根仁:でもね、このセリフね実は僕が最初に脚本を出かけた『湯けむりスナイパー』っていう漫画の原作者である、狩撫麻礼さんが『ボーダー』という漫画で書いたセリフでもあるんですよ、これ。
川島明:あ、それを持ってきたんですか?
大根仁:尊敬する狩撫麻礼先生のオマージュというか。原作にはないセリフなんです。
川島明:原作にはないんですか?これ。
大根仁:うん。
川島明:ここで繋がるんだ。
大根仁:そうです(笑)