2024年5月25日放送のTOKYO FMのラジオ番組『川島明 そもそもの話』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基が、M-1グランプリ2003で優勝したにも関わらず2006年に再挑戦をした理由について語っていた。
後藤輝基:テレビの出方、平場の出方がコンビでやっぱ違いすぎた。で、そうこう言って、なんか営業とかも行って…営業もええねんけど。
川島明:はい。
後藤輝基:営業もええねんけど。
川島明:はい。
後藤輝基:「もっときらびやかな感じを…」と思ってて。で、ブラックマヨネーズのM-1を見ることになんねんなぁ。
川島明:優勝した、あの伝説の。
後藤輝基:うん、そう。
川島明:本人も言ってますけど、あれはマジで伝説でした。
後藤輝基:はい。今やから言えますけど、凄かった。
川島明:とんでもなかったです、あの漫才は。
後藤輝基:うん。あれを見て、衝撃というか。
川島明:ホンマ、昔から見てるからですよね。
後藤輝基:うん。あんな面白くなかったもん。いや、先輩やから失礼な言い方かもしれんけど、正直あんなに面白くなかった。
川島明:ところが…
後藤輝基:ところが、俺らが見てないその数年間で、もう俺、びっくりして。
川島明:分かります。
後藤輝基:いや、笑われへんかってん。営業先で見てん、覚えてるわ。
川島明:ああ。
後藤輝基:営業先で見て、なんか営業終わって、「今日M-1や」言うて、ちょっと残って見ようみたいなんで見て。1本目見た時に、みんなうわぁ笑ってんねんけど、俺もう笑われんへんかってん。
川島明:凄すぎてでしょ?
後藤輝基:凄すぎて。
川島明:動けない。
後藤輝基:ほんで、2本目も見たかどうかちょっと定かじゃないねんけど。
川島明:だから、飛んでるんですよね。
後藤輝基:ほんで、みんなが「凄いわぁ」とか言って。「結果、どうなんねやろな」とか。もう、バス待たしてたんやったかな。「帰ろう」って言って。結果見んと、帰ったん覚えてる。
川島明:ああ。
後藤輝基:「もう、こんなんもう、優勝に決まってるやん」って言うて。
川島明:その段階でね。
後藤輝基:ほんで、ドカーンッて売れるやん。
川島明:ブラックマヨネーズさんね。
後藤輝基:俺らとは違う。
川島明:ああ、そうか。いきなり東京で爆発ですからね。
後藤輝基:そう!で、そこが悔しかったんやと思う。「そんなはずない」っていうことで、2006年挑戦する。
川島明:ああ、やり直したんですね?
後藤輝基:そう。
川島明:もう1回フットボールアワー、M-1をやり直す。
後藤輝基:そう。ほんなら、こてんぱんにやられんねん。
川島明:ここがもう1組いるんすよ。
後藤輝基:もう1組おったんや。
川島明:チュートリアル。
後藤輝基:はい。
川島明:これが優勝。まぁ、2位がフットボールアワーさんで、とんでもない。
後藤輝基:うん。
川島明:3位、麒麟なんですよ。頑張ったんですよ。
後藤輝基:そうか!
川島明:そう。
後藤輝基:あん時、そうやったか。
川島明:あの時、そう。2006年、チュートリアル、フットボールアワー、麒麟の順。
後藤輝基:一緒にやってたなぁ、そう言うたら。
川島明:いやだから、「フットさんがもう1回来るらしいで」みたいな。「もうええって」みたいな感じですよ、我々としたら。
後藤輝基:そうやろな。でも、ホンマに…
川島明:「一枠とられるやん」みたいなことやったんですけど。ここがもう1組、仕上げてたのがチュートリアルだったという。
後藤輝基:なぁ。
川島明:チュートリアルさんも多分、ブラマヨさん見て、もう1回ギラついて、というところになってくるんです。