2024年4月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、ウエストランド・河本太がタクシー運転手との揉め事で営業を休んだことに対して教え諭していた。
太田光:我々やっぱね、俺らも散々さ、太田プロの時に営業行ってね。
田中裕二:はい、はい。
太田光:最初の営業だよね。
田中裕二:はい、鬼怒川温泉。
太田光:…入って、数ヶ月ですよ。行って、会社の宴会で。これ何度も話してますけど。
田中裕二:はい。
太田光:漫才なんかできないのに、「30分やってくれ」って言われて。
田中裕二:はい。
太田光:俺らその場でだから作ってな。
田中裕二:うん。
太田光:アドリブでやろうとして。お客さん、当然面白くないからさ、ブーブー、ブーブー言うわけ。
田中裕二:はい。
太田光:で、酔っ払ってるから。そしたらさ、俺がだんだんさ、頭来ちゃってさ。「お前ら、酒飲んでんじゃねぇよ」と。
井口浩之:ふふ(笑)そういう場なんでしょうけどね(笑)
太田光:宴会場だから。「バカ野郎、こっちは素人なんだ。人が働いてる時に酒飲むって何事だ」って言って、15分で降りちゃったんですよ。
井口浩之:はい、はい。
太田光:で、「俺ら素人なんだから」って言ったら、イベンターの人から太田プロの副社長に「こういうことがありました」と。
田中裕二:うん。
太田光:で、副社長に呼び出されて、「あなたたちね、素人って言ったらしいわね、自分のこと」って。で、お客さんに毒づいたことを怒られるのかと思ったら、まずそのことを怒られた。
河本太:うん。
太田光:要するに「プロっていうのは、決められた時間。たとえば30分なら30分、15分なら15分、絶対にその時間を、ウケなくても何でもいいから、埋めなきゃダメなんだ。それがプロなんだ」って。散々怒られたよね、あの時。
田中裕二:そう。
太田光:で、要するにそれは面白い、面白くないっていうのはどうとでも言える、と。
田中裕二:うん。
太田光:それは人の主観だから。だけど、時間をショートする、穴をあけるっていうのが、一番プロとしてやっちゃいけないことだ、と。
河本太:はい。
太田光:で、それはね、なんか俺、響いたんですよ、その副社長の言葉。で、俺らまだ素人芸だと思ってるけど、少なくともその決められた時間を、舞台上にいるっていうのは、太田プロダクションで教わったのはそこで。
河本太:はい。
太田光:いくら過労だなんだっつっても、「現場で倒れろ」っつうのが教えだからね。
河本太:はい。
太田光:だから、そういう意味で言うと、俺らからしてみると、「仕事に穴をあけた」っていうのは、我々の時代で言えば、これギャラ3倍返しって言われてたんですよ。
河本太:はい。
太田光:本来、そうなんだよ。本来そうなんだけど、そうやって早坂先生が許すってね。そういう風に寛大な措置をしてもらったのは、本来だったらありえないですから。
河本太:はい、ご迷惑おかけしました、本当に。