2023年6月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、石原慎太郎が厳戒態勢の中で行われた生放送中に言い放った問題発言に衝撃を受けた過去について語っていた。
太田光:「自殺するぞ」っていう脅迫は、本当に言って欲しくないなぁと思うし。
田中裕二:うん。
太田光:やっぱ俺はあれね、思い出したのは『教育白書』の時の…たけしさんと俺らでやってて。
田中裕二:うん。
太田光:で、最初何回目だったかな、特番でフジテレビでさ。『教育白書』やって。
田中裕二:生放送でね。
太田光:生放送でやって。それがイジメの自殺が多かったんだよね、あの時。で、そのことについてみんなで話し合いましょう、みたいなテーマでやるっていうの、前もって告知したら。
田中裕二:うん。
太田光:誰だか分かんないよ。だけど、フジテレビに生放送の前日かな。「もしこの放送をやったら自殺します」っていう、手紙がきたんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:で、これは誰だか結局わかんなかったんだけど。それも、マスコミに結構バレて…バレてっていうか、言ったのかな、あれは。
田中裕二:どうだったんだろうね。
太田光:うん。で、やるんだけど、当然ね。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、それは慎重にならざるを得ないし。まず冒頭で、凄いみんな色々話してさ、どうやってやればいいのかって、話したじゃない?あの時。
田中裕二:うん。
太田光:で、まぁ要するにいじめの自殺のことがテーマだったし、そういう事件もまぁ結構起きてたから。
田中裕二:うん。
太田光:凄いデリケートな問題だったし。あの時たしか冒頭で一言、「そういうものがありましたけども、今回放送しますけども、決してそういうことは…」みたいなことを言ったわけだよね。
田中裕二:うん。
太田光:「相談窓口もあります」って、アヤパンだったと思うけど。それがまず、フジテレビの意見として言って。で、窓口のことも出して。で、「とにかく今、この番組を見て、色々考えてる大人がいるってことを知って欲しい」ということも言いながらさ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、俺ら結構ドキドキだったじゃない?あの時。そしたら、石原慎太郎。
田中裕二:慎太郎さんね。
太田光:慎太郎さんが、俺らと討論する。その後、たけしさんと俺らと、慎太郎さんとで。久米さんもいたかな?あの時。
田中裕二:いたかもね、いっぱい色んな人がいてね。
太田光:で、要するに言ったらメインはそこで。学校のいじめについてみたいなテーマで。で、石原慎太郎さんが来たら、「なんか自殺予告来たんだって?」とかってさ、生放送でだよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、カメラ目線で、「死にたい奴は死ねばいいんだ」って。「死にたきゃ死ね、バカ野郎」って。「どうせウソだろ、こんなの。いたずらしやがって」とかって言ったんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:俺もカチンときて。
田中裕二:うん。
太田光:で、あの時お前が「いや、そういうこと言わないようにしてください」って。で、石原さんまた強気でさ。
田中裕二:うん。
太田光:で、あの人の考え方ってやっぱりちょっと俺とは会わなくて。「人間弱くなりすぎだ」と。でも、それは分かるけども、「でも、言うんだ?」って俺は思ったわけ。その驚きもあったし。同時に俺は、だからあの時に石原さんって「これもしね、聞いてて本当にそうなっちゃった場合、そういう覚悟もしてんだろうな」とは思ったんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:それでも、やっぱり「こんなもんはいたずら。こんなんでビビっててもダメなんだ」っていう。だから、ある意味ちょっと凄いなとは思いつつ。